中日新聞の「くらしの作文」に「母ちゃん ごめん」というタイトルで、65歳の男性が投稿されていました。
母が七十九歳の時、高熱で入院して三週間後、病院の先生から、認知症があり、さらに歩けなくなったことを知らされました。
先生からは「施設に」と言われ、迷った挙げ句、自宅で母の面倒を見ることにしました。
それから毎日、車いすで近所を散歩したり、食事を助けたりしました。
夜は「体が痛い」と言い、何度も体の向きを変え、トイレに連れていきました。
歩けるようにならないかなあと、足湯にも時々連れて行きました。
そのうち認知症が軽くなり、ディサービスに行ったり、週一回のお泊まりに行ったりしました。
ケアマネジャーにも助けてもらい、十二年間、懸命に面倒を見てきたつもりでした。
でも、母は自分の思うようにいかないと「介護の仕方が下手だ」と言い、私は思わず「じゃあ施設に入ってよ」と言い返してしまいました。
母は急に黙り込み、悲しそうな顔をしました。
私は、これは言ってはいけない言葉なんだと気をつけていました。
しかし、けんかになるとつい言ってしまい、後悔していました。
母は昨年、九十一歳で死去しました。
どこかで母に会うことができるのなら、きちんと謝りたい。
母ちゃん、ごめんね。
そして六十四年間、一緒にいてくれてありがとう。
以上です。
>先生からは「施設に」と言われ、迷った挙げ句、自宅で母の面倒を見ることにしました。
先生からの折角のアドバイスを選択されなかったのが、間違いだったと思います。
そのアドバイスに従って「施設に」預けられたら、『でも、母は自分の思うようにいかないと「介護の仕方が下手だ」と言い、私は思わず「じゃあ施設に入ってよ」と言い返してしまいました。』こんな事も言わなくても済んだと思うのですが。
それにしてもお母様は投稿者さんに世話をしていただき、幸せな老後だったと思いますが、私はこれからの投稿者さんが心配になります。
文面から想像すると、独身でお母様の介護の為に仕事も辞められてしまったのでは・・・。
これからの生活費にも困られるような気がして仕方がないです。
男が仕事を辞めてまで親の介護をするのは、一番悪いパターンなのではとおもってしまいます。
何度も言いますが、先生からの折角のアドバイスを選択されなかったのが、間違いだったと思います。
若葉のころ / ビージーズ 歌詞