中日新聞の読者投稿欄に「胸張り裂けそうな思い」というタイトルで51歳の女性が投稿されていました。
仕事から帰宅すると室内で飼っている愛猫の姿がなかった。
外に出てしまったかと不安になり家の周りを必死に捜し回った。
しばらくしてクローゼットの中にいた猫を夫が見つけた。
私がうっかり閉じ込めてしまったようだ。
いとおしい存在が一時とはいえ目の前から急にいなくなりその喪失感たるや想像以上だった。
ホッとして新聞を広げたら北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさんの誕生日が巡ってきたという記事があった。
私がつらい思いをしたのは数分。
比べること自体間違っているが、ご家族はずっと待ってきたことを思うと胸が張り裂けそうになってきた。
以上です。
投稿者さんが見られたという記事は、下記のような記事だったのかな?
横田めぐみさんは、10月5日で56歳の誕生日を迎えられました。
これを前に母親の早紀江さん(84)が報道陣の取材に応じ、めぐみさんと、ことし6月に亡くなった夫の滋さんの2人に「『必ず助けてあげるからね』と声をかけたい」と話しました。
「めぐみちゃんがいなくなるまでは、誕生日はケーキを買って、大きな鶏肉を焼いて、家族でにぎやかに過ごしました。『食卓を囲んだのがいちばんいい思い出だ』と息子たちとも話しています。
いなくなってからの誕生日は、いつも主人と一緒に小さなケーキとコーヒーをお供えしてささやかにお祝いしていましたが、ことしは夫がいないので寂しいです」と話しました。
そして「いつもこの日が来ると、北朝鮮のどこでどのように誕生日を迎えているのかと本当にかわいそうで、『どうして助けてあげられないんだろう』という思いでいっぱいになります。
そして「いつもこの日が来ると、北朝鮮のどこでどのように誕生日を迎えているのかと本当にかわいそうで、『どうして助けてあげられないんだろう』という思いでいっぱいになります。
闇の中を手探りで歩いているような毎日で、一度取り乱してしまったらもう起き上がれない気もしますが、総理大臣が代わったので、ことしの誕生日は少し期待をし、望みを持ちたい。
めぐみちゃんと主人の写真はいつも並べて置いているので、『必ず助けてあげるからね』と声をかけたいです」と話していました。
投稿者さんは「比べること自体間違っているが、ご家族はずっと待ってきたことを思うと胸が張り裂けそうになってきた。」と書かれていますが、私から言わせれば比べる相手が違うと思います。
無神経な投稿者さんに怒りを覚えました。
いくら家族同様な猫でも、横田めぐみさんのご家族の悲しみと例えるなんてあまりにも無神経極まりないです。
北朝鮮政府の犯罪に、何もなすすべがない拉致被害者ご家族をもう少し思いやったらと思いました。
瑠璃色の地球.中森明菜