がん(骨肉腫)闘病記

抗がん剤治療、放射線治療、人工関節置換手術、MRSA感染、身体障害者となっての生活の記録を残します。

東電OL殺害、物証3点が第三者DNA型と一致

2011年10月26日 | Weblog
2011年10月26日 00時26分58秒

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111021-OYT1T01163.htm



「東京電力女性社員殺害事件で無期懲役が確定したネパール国籍のゴビンダ・プラサド・マイナリ受刑者(45)の再審請求審で、東京高検が追加で行っている15点の物証のDNA鑑定の結果、被害女性の右胸から検出された唾液など3点のDNA型が、女性の体内から採取されたマイナリ受刑者以外の第三者(X)の精液と一致したことが21日、わかった。



殺害現場の部屋に残された体毛のDNA型とも一致しており、女性が事件当日、この第三者と現場で性交した可能性がさらに高まったことになる。再審開始の判断に大きな影響を与えそうだ。

 高検から同日、追加鑑定の結果を伝えられた弁護団は記者会見で、「マイナリ受刑者以外の人物の犯行という弁護側の主張を裏付ける結果で、速やかに再審が行われるべきだ」と述べた。

(2011年10月21日21時54分 読売新聞)」

この15点の物証は当然検察が持ってたわけだよね?

検察官が「公益の代表者」なんてのは、この国では現実には存在しない御伽噺なんだね。


検察官手持ち証拠をなぜ全面開示させないのかね。


マスコミの連中も、小沢の金の出所を探る熱心さの100分の1ぐらいでいいから、検察官に手持ち証拠を開示するよう迫ってくれないかな。


もちろん、立法府が立法しちゃうのが手っ取り早いんだけど、全然やらねえんだよなあ。

THE-JOURNAL編集部 twitterでのつぶやきいくつか

2011年10月26日 | Weblog
2011年10月25日 15時27分12秒

http://twitter.com/#!/j_the_journal  



「【感情論には感情論で(西)】TPPを取材してると「農家も医者も既得権を守りたいだけ」という感情論がやっぱり根強い。ちゃんとした社会経験のある人なら誰でもわかるとおり、世の中そんな単純ではないよね。でも、相手が感情論でくると、こちらも感情論で返したくなる。



(続き)ツイッターでこういったことをやるのは生産性がないので基本はやらないことにしてるんだけど、今日はあえて批判を承知でつぶやいてみたいと思う(文責・西岡)



【感情論1】「農家は補助金漬け」と言う経済学者がいる、ではあなたどうなんだ。国公立大は多額の税金が投入され、私立大だって私学補助金を受け取ってる。その上、官僚の天下りまで受け入れて文科省にゴマすり、ようやく経営できているような大学の教授に「農家は補助金漬け」などと言われたくはない



【感情論2】「農業はグロバール化すべきだ」というお偉い人がいる。しかし、独自規格にこだわり、携帯電話ではSIMロックをかけて外資の参入を妨害し、ガラパゴス商品を作り続けたのはあなた達ではないか。そんな「失われた20年」を象徴するような人間に「グローバル化しろ」などと言われたくない



【感情論3】「規制緩和が必要だ」というマスコミがある。では、まずは新聞社が再販維持制度の廃止を訴えよう。ついでに電波の優先割当もNHKの公共料金制度も廃止。TPPの交渉項目に入れよう。てか、NHKは民放のモノマネ番組ばかりだから、そこは民営化すれば十分の一の予算で経営できるでしょ



あと、【感情論3】に追記。マスコミは記者クラブ制度も廃止しましょう。というよりも、TPP発効後にこの制度が残ってたら、ISD条項によってアメリカおよび外国の企業から損害賠償請求されて、どっかの国で勝手に審理されて、多額の賠償金を払わされるかもしれないです。気をつけましょう。



以上、【感情論】でした。ちなみに誤解してる人がいるようなので言っておきますが、僕は私学補助金や再販制度等をなくせと言ってるわけではありません。自分のことを棚に上げ、他人を悪し様に言う人があまりにも多いので皮肉を言ってみただけです。みなさん、TPPでは冷静な議論をしましょう!」



ほぼ同感。



読売はまず、新聞の再販制度をなくしてからTPPを語れ。(絶対やらないけどね。)



【鳥取】 骨肉腫の転移、抑える物質を発見 鳥取大

2011年10月26日 | Weblog
2011年10月23日 18時57分45秒

asahi.com配信記事( http://www.asahi.com/health/news/TKY201105230374.html  ) 2011年5月23日



「細胞の機能を抑える性質を持つ物質が、骨のがんの骨肉腫が肺へ転移するのを抑える作用を持つことを、鳥取大学大学院医学系研究科の尾崎充彦助教(腫瘍〈しゅよう〉生物学)が発見した。国立がん研究センター(東京都中央区)の落谷孝広博士との共同研究で突き止め、アメリカの科学誌で発表した。骨肉腫は10代に多い病気で、新たな治療法の開発につながることが期待されている。



 この物質は、遺伝子の働きにかかわるリボ核酸(RNA)の断片の一つとされる「マイクロRNA143」。細胞増殖や生理活性物質の分泌など、細胞の機能を制御する作用を持つという。



 尾崎助教らの研究グループは、約1千あるといわれるヒトのマイクロRNAのうち、肺に転移した骨肉腫細胞の中で少なかったマイクロRNA143に着目。ヒトの骨肉腫の細胞を投与したマウスを10匹ずつ二つのグループに分け、その一つのグループに3日おきにマイクロRNA143を50マイクログラム投与した。



 20匹全部のひざ部分に骨肉腫が確認されたが、4週間後には、この物質を投与されなかったグループは10匹すべての肺にがんが転移していたのに対し、投与したグループで転移が確認されたのは4匹だけだった。



 この実験結果などから、マイクロRNA143には、骨肉腫のがん細胞が周囲の細胞組織を壊して広がるのを抑える働きがあると結論づけた。



 骨肉腫は発症患者の約6割を10代の若者が占める病気。手術や抗がん剤の投与で治療することができるが、術後5年以内に3~4割の確率で肺に転移する。転移したがんは、病状が進行しているので治療が困難なことが多く、転移をどう抑えるかが大きな課題になっている。



 尾崎助教は研究の成果について「骨肉腫の転移を予防する新しい治療法や薬の開発につながり、十分に解明されていない転移のメカニズムも明らかになる可能性もある」としている。(宋潤敏) 」」



重大事件:自白理由「取調官との信頼」7割--警察庁調査

2011年10月26日 | Weblog
2011年10月21日 20時14分02秒

http://mainichi.jp/select/jiken/archive/news/2011/10/20/20111020dde041040013000c.html



「警察庁は20日、容疑者の取り調べに関して都道府県警の捜査員に行った調査の結果を発表した。捜査本部を設置した重大事件の6割は、取り調べによって重要な証拠が発見されている、との傾向がみられた。

 昨年中に解決した殺人などの捜査本部事件の容疑者86人(56事件)と、八つの都府県警の今年2月に検察の処分が終了した一般事件(交通以外)の容疑者397人について、取り調べの実情を調査した。

 それによると、捜査本部事件のうち、取り調べで重要な証拠が発見できた事件は32事件で57・1%。複数回答で、発見された証拠などは遺体5件▽凶器などの犯行道具26件▽被害品10件▽共犯者解明の情報9件だった。取り調べ初日から自白した容疑者は48人、2日目以降の自白は9人、否認・黙秘を続けたのは29人だった。

 逮捕前も含めた取り調べ日数は、一般事件の平均が5・7日、捜査本部事件17・6日。取り調べ時間は一般事件15時間15分、捜査本部事件65時間31分。取り調べ回数は一般事件10・1回、捜査本部事件41・0回だった。

 自白の理由について、捜査本部事件で最も多かったのは「取調官と容疑者の信頼関係」の68・4%で、一般事件の32・1%を大きく上回った。担当者は「刑の重い事件ほど、自白を得るための信頼関係が必要となることを示している」と話している。【鮎川耕史】毎日新聞 2011年10月20日 東京夕刊」



是非被疑者側にも聞いてもらいたいね。捜査官を信頼していたのかどうか。



そんなに信頼されてるならいいじゃない、可視化すれば。密室でしか培えない信頼関係なんて、信頼関係とは言わないでしょ。


年金制度破綻の元凶 役人 特殊法人 特別会計

2011年10月26日 | Weblog
2011年10月21日 19時54分48秒

http://gendai.net/articles/view/syakai/133209



「<直近の運用実績もボロボロ>

「100年安心」どころか、制度維持さえグラグラになっている年金問題。支給開始年齢の引き上げや保険料アップと、聞こえてくるのは国民へのシワ寄せばかりだ。しかし、こうなった原因はどこにあるのか。
 少々古いが、日本医師会総合政策研究機構(日医総研)が02年、公的年金積立金の運用状況に関する調査結果をまとめている。当時の発表によれば、財務省から年金積立金の融資を受けた特殊法人や特別会計(特会)の状況を調べたところ、積立金総額(当時144兆円)の約6割、約88兆円が不良債権化の恐れがあると判断されていた。
 何のことはない。サラリーマンらがせっせと積み立てた年金原資は役人の天下り先の特殊法人や「官のサイフ」と呼ばれた特会に流れ、浪費され、枯渇しただけなのだ。これじゃあ、どんなに保険料を納めても、穴の開いたバケツで水をくんでいるのと同じ。役人の怠慢のツケをなぜ国民が負担するのか。特殊法人問題に詳しいジャーナリストの北沢栄氏が問題点をこう指摘する。
「公的年金は郵貯や簡保とともに財政投融資の主要な原資でした。しかし、そのカネは特殊法人などによって福祉施設が建てられたり、えたいの知れない事業に使われたりして、目減りしたのです。問題なのは国民に一切情報公開されず、今も実態が分からないことです」
 民主党は政権交代前、特会や特殊法人に「メスを入れる」と声高に叫んでいた。が、結局は掛け声倒れに終わってしまった。
 厚労省も許しがたい。年金支給開始時の年齢引き上げを打ち出したが、原資を減らした責任はどう取るのか。
 厚労省は09年、年金にかかる財政検証結果を発表。年金積立金の運用利回りを「名目4.1%」と設定していたが、昨年度の実績はマイナス0.3%と惨憺(さんたん)たるものだった。その責任も取らず、ツケをすべて国民に押し付けようとしているのだ。
 こんな厚労省の暴走に加担している野田政権は国民を不幸にするばかりだ。」



http://gendai.net/articles/view/syakai/133231



「年金は70歳から」という国家的詐欺 小泉元首相こそ国会招致しろ!



「<なんと996万円の大損>

 突然、厚労省がブチ上げた「年金支給開始68~70歳への引き上げ」に国民の怒りが爆発だ。7年前、年金制度改革で「100年安心」と国民をダマしたのは誰だ。7割以上の国民が反対する中、強行採決までして保険料アップの関連法案を成立させたのは誰だ。年金制度の破綻が明らかとなった今、証人喚問が必要なのは小沢一郎ではない。当時の首相・小泉純一郎こそ、国会招致が必要だ。

「この制度でも50年、100年は持つんです!」――04年4月9日の衆院厚労委員会。当時は野党だった民主党の枝野幸男・現経産相が再三、年金制度の一元化を求めた。すると、小泉はイラ立った様子で冒頭のように豪語してみせたのだ。
 小泉は当時の年金制度改正について、「私は大きな改革になったと思っております」と国会の場で自画自賛したこともあった。しかし、「100年は持つ」と保証したはずの年金制度は経済状況の大甘見通しが災いし、たった7年で崩壊したのである。
 04年当時に厚労省の年金局数理課長だった坂本純一氏(現・野村総研主席研究員)は今になって、「当時はこれほどデフレが続くなんて予測できなかった」と週刊誌の取材に言い訳していたが、冗談じゃない。厚労省の思惑通りに、現在49歳以下の支給開始年齢を70歳まで引き上げられたら、多くのサラリーマンは莫大な額の老後資金を一気に失うことになってしまう。
 厚労省のモデルケース(加入40年、年収平均560万円)を基に試算すると、現在49歳の男性会社員は65歳から厚生年金を月々10万円、基礎年金は6.6万円と、計16.6万円を受け取れる。男性の平均寿命(79歳)までの受給総額は2789万円となる。
「ところが、厚労省の狙い通りに現在49歳以下の世代が70歳からの支給となれば、平均寿命までの受給総額は1793万円に激減します。現行制度と比べて、996万円も目減りしてしまうのです」(社会保険労務士)
 何より、これからのサラリーマンは定年後から、年金受給が始まるまでの空白の10年間をどう埋めていけばいいのか。「100年安心とダマした責任者は出てこい!」と、叫びたくなる。政治評論家の森田実氏もこう憤慨する。
「これは国家的詐欺ですよ。04年当時から、多くの専門家は少子高齢化や経済状況の見通しの甘さを指摘し、年金制度の破綻を見抜いていました。それを無視して『100年安心』などと甘言を弄し、国民をダマしたのが小泉内閣です。国会は、詐欺の首謀者である小泉純一郎を招
すべきです。小泉本人に国民をダマした経緯を洗いざらい語らせ、謝罪させなければいけません。ここで責任者にケジメをつけさせないと、国は同じデタラメをズルズルと繰り返す。マジメにコツコツと保険料を納めた正直者がバカをみるような世の中を許してはいけません」
 それでも、小泉が「この程度の約束を守らないのは大したことではない」と開き直るようなら、政治犯罪者として投獄するしかない。 」



NK細胞リンパ腫:薬剤投与法の工夫で生存率5倍に 名大大学院グループ臨床試験

2011年10月26日 | Weblog
2011年10月20日 22時26分30秒

http://mainichi.jp/chubu/shakai_sports/news/20111014ddq041040009000c.html



「◇東洋人に特有

 東洋人に患者が多いため欧米では研究があまり行われず、治療法の開発が遅れている血液がんの一種「NK細胞リンパ腫」について、名古屋大大学院のグループが効果の大きい抗がん剤治療法を見つけたと、米医学誌「ジャーナル・オブ・クリニカル・オンコロジー」電子版に発表した。臨床試験では、従来の治療法で10%程度だった2年生存率が55%に改善したという。【山田一晶】

 同院医学系研究科の鈴木律朗准教授(造血細胞移植情報管理学)によると、リンパ腫では四つの抗がん剤を組み合わせたCHOP療法が行われている。しかしNK細胞が備えている「P糖タンパク」には抗がん剤を細胞外に排出する働きがあるため、効果が出にくいという課題があった。

 鈴木准教授らは、P糖タンパクが排出しない五つの抗がん剤を選び、効き方に応じて順番に投与する方法を開発した。薬剤の頭文字をとって「SMILE療法」と名付けた。07~09年に行った臨床試験38例では、がんの症状がなくなる寛解率は79%と、従来の約30%から大きく改善した。

 NK細胞リンパ腫の患者は日本、中国、韓国など東アジア人に多い。鈴木准教授は「同様に抗がん剤が効きにくいT細胞リンパ腫にもSMILEの効果があるか、臨床試験を続ける。長期的な効果も検証したい」と話している。

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 ■ことば ◇NK細胞

 リンパ球の一種。NKはナチュラル・キラーの略で、血液中でがん細胞やウイルスなどを攻撃する免疫細胞。このNK細胞ががん化するのがNK細胞リンパ腫。悪性リンパ腫全体の年間発症率は日本人の場合、10万人あたり約10人で、このうち3%をNK細胞型が占める。欧米人は0・2~0・3%と相対的に少ない。毎日新聞 2011年10月14日 中部朝刊」



http://cancernavi.nikkeibp.co.jp/news/nktenklsmile.html



節外性NK/T細胞リンパ腫、鼻型(ENKL)に新規化学療法SMILE療法が有望



「新規化学療法のSMILE療法(ステロイドのデキサメタゾンとメトトレキサート、イホスファミド、L-アスパラギナーゼ、エトポシド)は、新たに診断されたステージIV、再発性または難治性の節外性NK/T細胞リンパ腫、鼻型(ENKL)に有効な治療と考えられることが、フェーズ2試験の結果から示された。6月4日から8日までシカゴで開催されている第46回米国臨床腫瘍学会(ASCO2010)で、三重大学医学部附属病院血液内科の山口素子氏が発表した。

 ENKLは全悪性リンパ腫の中でも稀なタイプで、標準療法は確立されていない。ENKLに対するCHOP療法(ビンクリスチン+ドキソルビシン+シクロホスファミド+プレドニゾロン)の有効性は限られ、全奏効率は新たに診断されたステージIVのENKLで36%、再発性または難治性のENKLでは10%に過ぎない。

 山口氏らは以前に、SMILE療法のフェーズ1試験で有望な結果が得られたことを報告している。新たに診断されたステージIV、再発性または難治性のENKLに対するより有効な化学療法を開発するため、今回山口氏らはSMILE療法のフェーズ2試験を実施した。

 対象は、2007年7月から2009年10月までに登録された39人(男性21人、年齢中央値47歳)。目標登録数は38人であった。新たに診断されたステージIVの患者は21人、初回再発の患者は14人、原発性で難治性の患者は4人だった。

 SMILE療法では、メトトレキサート2g/m2をday1、デキサメタゾン40mg/日をday2~4、イホスファミド1500mg/m2をday2~4、L-アスパラギナーゼ6000U/m2をday8から1日おきにday20まで、エトポシド100mg/m2をday2~4に投与し、ロイコボリンとメスナ(イホスファミドによる膀胱障害を抑制)もday2~4に投与した。28日を1サイクルとした。さらに骨髄毒性緩和のため、フェーズ1試験の結果に基づき、夥粒球コロニー刺激因子(G-CSF)をday6から白血球数が5000/mm2を超えるまで投与した。

 試験の主要評価項目はSMILE療法2サイクル施行後の全奏効率、副次的評価項目は完全寛解(CR)の割合、1年全生存率(OS)、毒性、サブグループの奏効率とした。

 グレード5の感染症で患者が2人死亡したため、感染症の規定に関するプロトコールの改訂を行い、「リンパ球数500mm2以上」を適格基準に加えた。その後、治療関連死亡は認められなかった。

 全奏効率は74%(90%CI:60~85%)だった。CRは15人(38%)、部分寛解(PR)は14人、奏効なし4人、進行3人、早期死亡3人だった。

 サブグループで奏効率をみると、CRは初回再発の患者で10人と最も多く、PRは新たに診断されたステージIVの患者で11人と最も多かった。

 多かった有害事象として、血液毒性では、グレード4の好中球減少症が36人(92%)に発現した。非血液毒性では、グレード3と4の感染症が16人(41%)と5人(13%)に発現した。SMILE療法中は骨髄抑制と感染症を慎重に管理する必要がある。

 1年全生存率の解析は今年10月に行われる予定である。

(森下紀代美=医学ライター)



2010年6月 7日」


東日本大震災:福島第1原発事故 東電、7000億円支援申請へ 賠償金、政府に求め

2011年10月26日 | Weblog
2011年10月18日 23時53分56秒

http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20111018dde001040025000c.html



「東京電力は福島第1原発事故の賠償金支払いのため、政府の原子力損害賠償支援機構に7000億円前後の資金援助を申請する方向で調整に入ったことが分かった。賠償が東電の経営を圧迫するのは確実だが、政府支援が得られれば資金繰りのめどが立ち、債務超過を回避できることになる。

 東電と機構は11月上旬までに財政支援の前提となる緊急特別事業計画を策定し、当面の資産売却やコスト削減などのリストラ策とともに申請額を盛り込むことになる。

 枝野幸男経済産業相の認可が得られれば、機構は政府からの交付国債を現金化して支援する。東電は将来、特別負担金の形で機構に返済する仕組みになっている。

 東電の資産査定などを行った経営・財務調査委員会は賠償額を2年間で4・5兆円と試算した。しかし、現時点で賠償額がどの程度になるかは定まっておらず、現時点で見込める避難による精神的損害や中小企業の営業損害などの賠償額を見積もった。東電と機構で詰めの作業を急いでいるが、政府内には東電の経営効率化を求める声も強く、7000億円から切りつめを要求される可能性もある。

 東電は11年4~6月期の単独決算で約4000億円の賠償費用を見積もり、特別損失に計上。純資産は6月末時点で7100億円あるが、11月に発表する4~9月期決算で賠償費用を追加する見通し。

 一方、福島第1原発1~4号機の廃炉費用などについては今後の検討が必要なため、緊急特別事業計画には盛り込まず、来年春に策定する総合特別事業計画に盛り込む。

毎日新聞 2011年10月18日 東京夕刊」



やっぱり先に法的整理が必要なんじゃないのかねえ。別に法的整理した所で事業体が丸ごと消えてなくなるわけじゃないし。



野田首相視察:「除染しきれっかな」…詰め寄る仮設住民

2011年10月26日 | Weblog
2011年10月18日 23時51分09秒

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111019k0000m040085000c.html



「東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から7カ月余の18日に福島県内を視察した野田佳彦首相に対し、同県大玉村の仮設住宅に避難している高齢女性が「(故郷に)帰れないんでしょ」と詰め寄った。原発事故で全住民避難を余儀なくされた富岡町の無職、佐藤伸子さん(75)。「原発さえなければ稲を刈ってわら干ししてるころ。そんな暮らしが子々孫々続いたはず」。今まで「当たり前」だった生活を突然失った戸惑いが、首相への問いかけにつながった。

 佐藤さんの自宅は原発から約8キロ南。米作りの傍らタバコを育てたり牛を飼い、息子夫婦と孫に囲まれ穏やかに暮らしてきた。震災翌日に避難指示が出た際は息子夫婦を先に逃がし、自分は牛の世話のためにとどまった。だが、防護服を着た男性に促され町を出た。大玉村の仮設住宅は6カ所目の避難先だ。

 畑仕事もできない無為の日々。風呂では足も伸ばせない。仮設住宅暮らしへの不満は尽きないが、それより生まれ育った土地へ戻れるのか。野田首相を前に思わず言葉が口をついた。「除染しきれっかな。本当にもう、不安でしょうがない」「10キロ圏内には帰れないんでしょ」。首相は「いや、それはまだ確定しておりません」と応じるほかなかった。

 帰宅を望む一方、「コメ作ってもベコ(牛)飼っても、誰も買ってくれねえ」。今は補償さえまとまれば、戻れなくても仕方がないと思い始めている。先の見えない暮らしに、帰郷への思いは揺らぐ。【川崎桂吾】

毎日新聞 2011年10月18日 20時42分(最終更新 10月18日 21時41分)」


シンポジウム:「原発は仏の教えに背く」 永平寺「ふげん」など命名懺悔--来月2日

2011年10月26日 | Weblog
2011年10月18日 14時53分49秒

http://mainichi.jp/kansai/news/20111014ddn041040009000c.html



「曹洞宗大本山永平寺(福井県永平寺町)は11月2日、原発の是非を問うシンポジウム「いのちを慈しむ~原発を選ばないという生き方」を開催する。同県敦賀市の新型転換炉「ふげん」(廃炉作業中)などの命名にも関わったとされている寺が、初めて企画した。福島第1原発事故を踏まえて、事故が起きれば子孫にまで影響が及ぶ原発は仏教の教えに相反するとし、これまでの認識不足への反省を込めている。【山衛守剛】

 永平寺は、横浜市の総持寺とともに、国内に約1万5000の寺と約800万人の信徒を抱える曹洞宗の大本山。

 永平寺の布教部長で、今回の催しを運営する「禅を学ぶ会」事務局長の西田正法(しょうぼう)さん(56)は、「使用済み核燃料を残し、DNAに作用する放射線という危険をはらむ原発は、子孫への負の遺産となる。命を長い時間の視座に置く仏教の教えと相反する」と説き、「今の生活を見直すきっかけにしてほしい」と呼び掛ける。

 西田布教部長によると、いずれも菩薩(ぼさつ)の名前に由来する新型転換炉「ふげん」、高速増殖原型炉「もんじゅ」(敦賀市)の命名に、寺が関わったという。西田布教部長は「原発に対する認識が足りなかった私たちの責任は重く、間違いだった。懺悔(さんげ)することから始めたい」と戒めている。

 シンポジウムには、反原発運動に携わってきた同県小浜市の明通寺住職、中島哲演さんや、各地で震災体験を語っている福島県飯舘村の酪農家、長谷川健一さん、作家の朴慶南(パクキョンナム)さんらが参加する。

 同町の「四季の森文化館」で午後1時開始。定員400人。入場料500円。問い合わせは同会事務局(0776・63・3456)。」



厚労省は国家詐欺師集団だ

2011年10月26日 | Weblog
2011年10月18日 01時24分04秒

http://gendai.net/articles/view/syakai/133096



「今度 年金支給年齢引き上げ

<役人が勝手をやって原資を食いつぶした穴埋めを国民に押しつける悪党顔負けの手口ややり口、対象世代を中心に怒りのデモを組織せよ>

 国民はどこまで虐げられるのか。厚労省が年金支給開始年齢を68歳に引き上げるという暴挙を画策している。民主党政権が6月に「社会保障と税の一体改革」で示した「68~70歳への引き上げ」に沿ったものだ。
 年金財政の改善が狙いだというが、ちょっと待て! 2004年に年金制度を改正したとき、政府は「100年安心」を喧伝(けんでん)していたではないか。たった7年で、支給開始年齢引き上げだなんて、国家が公然と国民をだましたことになる。経済ジャーナリストの荻原博子氏が言う。
「年金制度改革は小泉内閣時代に行われました。現役世代の保険料を引き上げ、年金支給額を従来の現役世代の収入の6割から5割に引き下げることが柱でした。その代わり、年金制度の破綻は避けられ、100年安心の年金がつくれるという触れ込みでした。それなのに、過去10年の経済指標をベースにした2年前(09年)の試算で、2031年度に積立金が枯渇するとした。そして今回の支給年齢引き上げの動きです。まさに国家的詐欺ですよ」
 年金行政を一手に引き受けている厚労省は、さしずめ国家詐欺師集団といったところだ。
 厚労省はすべてを少子高齢化のせいにしているが、問題はそんな単純なものではない。原資である年金積立金は05年度末には150兆円あった。ところが、役人どもの甘い見積もりとデタラメ運用で、10年度末には116兆円に目減りしているのだ。
 結局は役人の無責任体質のせいだ。ジャーナリストの北沢栄氏が、その呆れた実態をこう指摘する。
「年金積立金は国民の資産です。本来なら、すべて給付に回されるべきものです。ところが、かつては郵貯、簡保などと共に、主要な原資として財政投融資に投入され、特殊法人への融資で大きな焦げ付きが生じ、目減りの原因となったのです。その後も社会保険庁のマッサージチェア問題が発覚するなど、どこにどう使われているのか分からず、国民は疑心暗鬼になっている。いま最も必要なのは徹底した情報公開です。そこに手をつけず、原資を食いつぶしてきた責任も取らないで、消費税増税とセットの支給年齢引き上げをもくろんでいるのだから話になりませんよ」
 自分たちの失敗のツケを「少子高齢化」でごまかし、すべてを国民に押し付けようとする悪党顔負けの集団をこれ以上のさばらせていたら国民の犠牲者は増えるばかりだ。この国家的謀略の対象世代にあたる40代、50代前半のサラリーマンを中心に怒りのデモを組織しないと、この国はいつまでたっても変わらない。 」

「年金積立金は05年度末には150兆円あった。ところが、役人どもの甘い見積もりとデタラメ運用で、10年度末には116兆円に目減りしている」


年平均で7兆。毎年のキャッシュアウトはこんなになかったはず。どこに流れてんだよ、無くなった金は。年金積立金なんてもうやめちゃえばいいんだよな。(全額国債の償還の充てちゃえばいいんだよな。まあ、絶対にやらないんだけどね、今の政府じゃ。)

東電が試算発表「炉心再損傷は5千年に1度」

2011年10月26日 | Weblog
2011年10月17日 21時31分08秒

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111017/dst11101718120024-n1.htm



「炉心溶融事故があった東京電力福島第1原発1-3号機で、炉心が1基でも再び損傷する確率は、5000年に1回程度との試算結果を東電が17日、発表した。大津波が襲ったり、炉心への仮設の注水ラインが機能しなくなることが要因になるという。

 東電は、この試算結果のほか、原子炉への複数の注水方法や再臨界を防ぐホウ酸水の注水設備、電源設備を確保しているとの施設運営計画をまとめ、経済産業省原子力安全・保安院に報告。保安院の要求通り、3年程度の中期的な安全確保ができるとの見解を示した。

 東電は、炉心の温度が1200度以上に達して再損傷する要因を分析。弱点と判明した大津波対策と注水ラインの機能喪失に関し、追加の対応を取るとしている。」



原子力発電始めて100年もしないうちに大事故起こしておいて、5000年に1回とか言われても、まるで説得力ないよね。馬鹿みたいだよね、こんな数字出すなんて。



こんな数字出されてる俺達が馬鹿にされてんのか。


肉腫治療へ ゲノム創薬 世界初東大が研究、仏で実験

2011年10月26日 | Weblog
2011年10月17日 14時57分35秒

http://sankei.jp.msn.com/science/news/111017/scn11101701300000-n1.htm



「これまで治療薬がなかったがんの一種、肉腫に対する新しい抗体薬を東大医科学研究所の中村祐輔教授の研究室が作り出し、承認に向けてフランスでヒトへの臨床試験(治験)を開始することが16日、分かった。この薬はゲノム(全遺伝情報)解析から標的を見つけたのがきっかけ。中村教授によると、全ゲノム情報を出発点に創薬(抗体薬)が実現すれば、肉腫治療薬の分野で世界初の成果になる。

 今回の抗体薬は腕や足などにできる「滑膜肉腫」と呼ばれる肉腫に対するもの。ゲノム研究の第一人者である中村教授が平成14年、ゲノム情報を応用する形で研究に着手。研究室でマウス実験などを繰り返した結果、肉腫治療に応用できる抗体を突き止めた。

 仏保健当局から正式承認が下り、臨床試験が仏リヨンの病院、レオンベラールセンターで12月にも始まる。仏以外の欧州連合(EU)各国にも試験を拡大する計画もある。

 滑膜肉腫を含めた肉腫は主に10代から20代に発症する命にかかわる難病だが、治療薬の開発はほとんど進んでいない。このため、治療に道筋を示した論文内容を知った欧米の患者から問い合わせが相次ぎ、患者家族が研究室を訪れたこともある。

 一方で、日本の対応は冷ややかだ。研究室では日本で臨床試験を行うため、科学技術振興機構の創薬イノベーションプログラムの補助金申請に応募したが、「開発計画の妥当性・実用化の可能性」がないとの理由で却下された。

日本での対応とは対照的に仏の専門医からは、「非常に大きな研究成果だ。ぜひうちで臨床試験をやらせてほしい」と申し出があったという。仏からは補助金も得られることになった。

 臨床試験の準備を進めてきた創薬ベンチャーのオンコセラピー・サイエンス(川崎市)の角田卓也社長は「肉腫の治療薬は市場が小さく大手が参入しなかった。臨床試験が成功すれば、世界の患者に治療の道が開ける」と創薬実現に期待を込める。

 ただ、中村教授は内閣官房医療イノベーション推進室長を兼ね、本来なら日本発の医薬品開発を推す立場にもある。

 中村教授は「私の研究だけでなく、角膜再生医療も日本発のシーズ(技術・情報の種)なのに臨床試験は欧州となった。その理由は創薬や先端的医療は霞が関行政の谷間にあるからだ」と、日本での体制づくりが急務と指摘している。







 ゲノム創薬 ヒトゲノム(全遺伝情報)を解析し、疾患や体質の原因となる遺伝子を突き止め、その情報を元に新しい医薬品やより効果的で副作用の少ない薬の研究、開発をする手法。ヒトゲノムのDNAの塩基配列が2003(平成15)年に日米英などの国際チームによって解明されたことで、創薬の動きが加速した。病気の原因に直接作用するため、薬の効果が高まることや、患者の遺伝子情報に基づいた個別の創薬も可能になることが期待されている。」




頂いたコメントについて

2011年10月26日 | Weblog
2011年10月13日 23時26分45秒

頂いたコメントに返答します。頂いたコメントは以下の通りです。(私がどうして石原慎太郎を嫌いなのか、どれだけ嫌いなのかを確認するための記事で(笑)、コメントをくださったねむさんを批判する意図はありません。返答が長くなりそうだったので記事にしたまでです。また、一部だけを切り取るのはよくないと考えたため、最初のコメントからのやり取りを掲載しています。)



ねむさんからのコメント1

「なぜ、「推定無罪」という原則が有るのか、勉強して欲しいですね。

たぶん、海外の授業のように「立場を数分ごとに変えながら互いに真逆の主張をする」といった、「ディベート」の授業を受けていないから中立的な物の見方ができないのだと思います。古い人だから……。

よくも悪くも信念のある人だから、無難ばかり求める「顔の無い」総理や官僚より、個人的には好きなんですけどね。

村上春樹さんの爪の垢を煎じて飲ませたいですね。」



私の返答コメント

「「良くも悪くも」と言っていいのか、難しいですね。石原の信念だったら無い方がいいと個人的には思います。

価値相対主義が民主主義の原則ではありますが、彼の考えは許容できる範囲を越えていると思います。

石原の言論を許容することは、欧米でナチスドイツを擁護する言論を許容するようなもので、欧米ではあり得ない言論が、日本ではまかり通っている、という風に私の目には映ります。

消費税率より何より、許容される言論の基準を欧米並みにと願うばかりです。」



ねむさんからのコメント2

「石原氏の、「新・堕落論~我欲と天罰」というのが震災後(7/20)に出ていますが、なかなか興味深い著書ですよ。
うわ~~~極端な右だ~~~と、苦笑しながら読んでいますが(小出助教の本と一緒に置いているから、夜中に喧嘩していそうですw)。

でも、
---以下引用(133頁)
日本人のDNAとしての自己主張の欠落は、今日では民族的な美徳どころか、己を損なう体質でしかありはしない。同じ日本人同士だから、以心伝心とか阿吽の呼吸などですむなどということは虚妄でしかない。まして相手が外国、あるいは外国人なら執拗なくらい自己主張をしないと蹴落とされるだけです。(中略)ヨットレースの判定でもレースの後の審判会議で、声高に相手を非難しこちらの行為の正当性を主張しないと馬鹿を見る。侃々諤々言い合った後判定が下れば、互いに握手してウィスキーをトスして、「じゃあ明日また海の上でな」と別れる。それが常道です。
世の中を乱す治安も悪しき風俗の問題もすべて人間の欲望の露呈したものでしかありはしません。そしてその背景には人間の価値観を正しも歪めもする教育の問題や、さらにそれを規制する政治の在り方もあります。それらは複合的、重層的にからみあって現実の社会現象となって現れてきますが、もしそれらの現実に不安不満を感じるなら、まずその現実を直視することから始めないと何を改修することも出来はしません。
---

こんな、鋭い考察も混じる本です。
うなずく部分はうなずき、首を振るべき部分は否定し、彼の主張と向き合ってみて欲しいと思います(^_^)
主張の見えない野田総理のほうが不気味です。
なあなあの再稼働、ほとぼりが醒めるまでの脱原発依存。
そして公務員制度改革なき増税。
脱原発・改革して欲しいです。

携帯からで、手がつってきました……(^_^;)
長いコメントすみません(>_<)」



以下が、彼の文面を読んでの私の感想です。



彼は物書きで、年齢を重ねていますので、それなりのことを書こうと思えば書けるのでしょう。しかし、私は、書面(紙面)にしたものよりも、話した時の方に彼の本音を見て取ります。



彼は、2000年11月30日、衆院憲法調査委員会に参考人として出席し、押し付けられた憲法は即刻改憲すべきであり、そのためには、衆参両議院それぞれにおいて、過半数をもって憲法廃止の決議をすればよく、憲法96条に定める手続を踏む必要はないと述べました。



ここで見られる彼の精神性は、自分の認めないものは要らない、どんな手段を使っても排除するという幼稚な暴力性です。



著書では「侃々諤々言い合った後判定が下れば、互いに握手してウィスキーをトスして、「じゃあ明日また海の上でな」と別れる。それが常道です」などと、爽やかなスポーツマンを気取っていますが、実際の言動は全く違います。



憲法という最高法規ですら自分の意に沿わないものであれば、ルールを無視してでも変えてしまおうという「テロリスト」です。クーデターを企図する青年将校風情と言っても良いでしょう。



また、彼は、2010年12月3日、都健全育成条例制定に関連しこう述べています。「テレビなんかにも同性愛者が平気で出てるでしょ。日本は野放図になり過ぎている。」



ここには、彼の危険な思想の一端が表れています。彼はどうやら同性愛者が好きではないらしく、自分が嫌いだという理由で公的に・法的に同性愛者を排除しようとしています。自分の好き嫌いで誰かを公的に・法的に排除して良いとする考え方は立憲民主主義国家では到底認められるものではありません。ここに彼の差別的な精神性が見て取れます。



さらに、1998年9月18日、府中療育センター(重度知的・身体障害者療育施設)を視察した後に、彼はこう述べています。

「ああいう人ってのは人格あるのかね。ショックを受けた。ぼくは結論を出していない。みなさんどう思うかなと思って。
絶対よくならない、自分がだれだか分からない、人間として生まれてきたけれどああいう障害で、ああいう状態になって……。しかし、こういうことやってやっているのは日本だけでしょうな。
人から見たらすばらしいという人もいるし、おそらく西洋人なんか切り捨てちゃうんじゃないかと思う。そこは宗教観の違いだと思う。 ああいう問題って安楽死につながるんじゃないかという気がする。」



この発言から私は、彼が「誰それには生きている価値があり、誰それには生きている価値はない」と決めることが出来ると考えている驕慢な人格態度を見て取ります。

人間に「「誰それには生きている価値があり、誰それには生きている価値はない」と決めることは出来ません。決めてはいけません。彼は神にでもなったつもりでしょうか。



まだまだいくつも彼の問題ある発言はありますが、彼の人間性は上記の発言だけでも十分に把握出来ます。



著書の中では「人間の価値観を正しも歪めもする教育の問題」についても書いているようですが、彼に教育の問題を語る資格がないことは(少なくとも私にとっては)自明です。



以上の通り、私は石原から、隠そうにも隠せない差別臭を感じ吐き気がするので、著作は遠慮させてもらいたいと思います。



底をつく埋蔵金、基礎年金の国負担どう捻り出す?

2011年10月26日 | Weblog
2011年10月10日 22時43分26秒

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20111010-OYT1T00493.htm?from=top



「政府が2012年度予算案の編成で、基礎年金の国庫負担の一部を「つなぎ国債」でまかなう方向で調整するのは、これまで活用してきた特別会計の剰余金などの「埋蔵金」が底をつき、借金に頼らざるを得なくなっているためだ。



基礎年金の国負担割合は、04年に成立した年金改革関連法で、09年度までに2分の1に引き上げることが決まった。現役世代の負担が重くなり過ぎないようにしながら、年金給付額の減少を避ける狙いだった。

 当時、政府が財源として想定したのが消費税だ。安定した財源の確保には、すべての国民が負担する消費税が適しているとの判断だ。しかし、消費税の引き上げは実現せず、毎年の予算編成で巨額の財源不足が課題となっている。

 09~11年度は、現行の消費税収などによる国の負担は36・5%にとどまり、残りは埋蔵金と呼ばれる財政投融資特別会計の準備金や剰余金などで穴埋めしてきた。しかし、埋蔵金も東日本大震災の復興財源に優先的に充てることになり、12年度予算では当てに出来なくなった。過去には年金の積立金から国が負担金を借りた例もあるが、運用が難しくなるなど問題が多い。

 政府は中期財政フレームで、12年度の新規国債発行額を44兆円以下に抑える方針を掲げており、年金財源として国債を2・6兆円発行すれば、12年度の新規発行額が目標を超過してしまう恐れがある。また、「つなぎ国債」の発行には、反発が強い消費税の引き上げ論議の決着が前提になる。

 政府の新年度の予算案は例年、12月下旬に閣議決定される。政府・与党が予算編成までに消費税の引き上げ時期や増税幅を決定できなければ「つなぎ国債」の発行は12年度予算案に盛り込めない。国の負担をどう捻出するか、正念場を迎える。(経済部 有光裕)(2011年10月10日20時57分 読売新聞)」


埋蔵金の定義によるよね。米国債も埋蔵金っちゃあ埋蔵金だし、毎度言ってる年金積立金も、本来積み立てるべきものじゃないしね。

「過去には年金の積立金から国が負担金を借りた例もあるが、運用が難しくなるなど問題が多い」」


運用してることがおかしい。そもそも積み立ててるのがおかしいし、さらに、それを運用してるのがおかしい。




カネの権力 カネで滅ぶ 東京・石原慎太郎知事

2011年10月26日 | Weblog
2011年10月09日 16時26分46秒

http://sankei.jp.msn.com/region/news/111009/tky11100908010000-n1.htm



「「田中角(栄)さんにしろ、金丸(信)にしろ、小沢君にしろ、カネで作った権力っていうのは、必ずカネで滅びるんだよ。世の中はそういうものだ」

 石原慎太郎知事は7日、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告の初公判について、こう語った。小沢被告は6日の公判で、起訴内容を全面否認し、無罪主張を展開した。

 「当然無罪を主張するでしょう、被告だから。人を5人殺した殺人犯だって、無罪を主張する」と石原知事。

 その上で、権力者の犯罪について、「権力を持った人間の贈収賄などは、現場の写真でも出てくるとか、両方が認めないと成り立たない。片方がカネを出したと言っても、片方が取ってないと言えば、それっきり。状況証拠とか推定ってことにならざるを得ない」と“解説”してみせた。」



「当然無罪を主張するでしょう、被告だから。人を5人殺した殺人犯だって、無罪を主張する」



この発言だけで十分リコールに値すると思うけど、こういうのを知事に選んでる東京都民は何とも思わないんだろうな。



じゃあ、本当に無実の人はどう主張すればいい?「やりました」って言えばやってないことになんの?



「やってない」って言えば、「やった奴は皆そう言うんだよ」と言われ、「やった」と言えば「ほらやっぱり」と言われる。こういう奴等の集合体が冤罪を生み出していくんだなと痛感する。



石原は「憲法を破棄しろ」と言うぐらいだから、今更この発言に驚きはないけど、石原に投票した東京都民は、自分や家族が冤罪で処刑されても文句言わないようにね。



石原は、憲法や刑事訴訟法を超えて君臨しているつもりなんだろうね。そしてそのメンタリティは警察も検察も裁判官も一緒で、だから冤罪も、取り調べでの暴行陵虐もなくならない。



怖いのが権力握ってるよ。