2011年03月06日 01時01分52秒
asahi.com配信記事(URL http://www.asahi.com/travel/rail/news/TKY201102080199.html )
「駅のホームからの転落を防ぐホームドア(可動式ホーム柵)について、全国14の鉄道事業者が2011年度以降に285駅で設置を計画していることが8日、国土交通省のまとめで分かった。大畠章宏国交相が閣議後の記者会見で明らかにした。すべて設置されれば既設駅(今年度末時点)と合わせて783駅となり、バリアフリー新法が設置を求める約2800駅の3割弱で整備が進むことになる。
大畠国交相は「今後、設置基準を検討し、整備が前倒しで進むよう期待したい」と話している。
JR山手線・目白駅(東京都豊島区)で1月、ホームから転落した全盲の男性が電車にはねられ死亡した事故などを受け、大畠国交相が調査を指示していた。ただ、「検討中」として具体的な設置時期を明らかにしていない鉄道会社も多く、実際に整備が進むかは不透明な部分が残る。
ホームドアは、高齢者や視覚障害者らの安全を確保するバリアフリー新法で、1日の乗降客が5千人以上の駅への設置が求められている。
今回の調査で、全国の転落事故の7割を占める首都圏で、1日の乗降客が100万人近い京王線の新宿駅や約50万人の小田急線の新宿駅で12~13年度に設置が予定されていることが分かった。また、予定通りに整備が進めば全国の地下鉄駅の7割でホームドアが設置されることになる。
ホームドアは原則として新設駅への設置が義務づけられているが、既存の駅では努力義務にとどまっている。ホームの構造から設置に多額の費用がかかることや、扉の位置が異なる多様な編成の列車が乗り入れている路線では設置が難しいことから、多くの大手私鉄は「設置予定がない」と回答している。
国交省は鉄道事業者とともに検討会議を設け、9日に第1回の会合を開く。同省は「混雑駅で整備を進めるか、視覚障害者の施設が近くにある駅でまず設置をめざすのかなど議論を深めていきたい」としている。(永田工、宮嶋加菜子) 」
一刻も早く全駅でホームドアが設置されることを願うばかり。
asahi.com配信記事(URL http://www.asahi.com/travel/rail/news/TKY201102080199.html )
「駅のホームからの転落を防ぐホームドア(可動式ホーム柵)について、全国14の鉄道事業者が2011年度以降に285駅で設置を計画していることが8日、国土交通省のまとめで分かった。大畠章宏国交相が閣議後の記者会見で明らかにした。すべて設置されれば既設駅(今年度末時点)と合わせて783駅となり、バリアフリー新法が設置を求める約2800駅の3割弱で整備が進むことになる。
大畠国交相は「今後、設置基準を検討し、整備が前倒しで進むよう期待したい」と話している。
JR山手線・目白駅(東京都豊島区)で1月、ホームから転落した全盲の男性が電車にはねられ死亡した事故などを受け、大畠国交相が調査を指示していた。ただ、「検討中」として具体的な設置時期を明らかにしていない鉄道会社も多く、実際に整備が進むかは不透明な部分が残る。
ホームドアは、高齢者や視覚障害者らの安全を確保するバリアフリー新法で、1日の乗降客が5千人以上の駅への設置が求められている。
今回の調査で、全国の転落事故の7割を占める首都圏で、1日の乗降客が100万人近い京王線の新宿駅や約50万人の小田急線の新宿駅で12~13年度に設置が予定されていることが分かった。また、予定通りに整備が進めば全国の地下鉄駅の7割でホームドアが設置されることになる。
ホームドアは原則として新設駅への設置が義務づけられているが、既存の駅では努力義務にとどまっている。ホームの構造から設置に多額の費用がかかることや、扉の位置が異なる多様な編成の列車が乗り入れている路線では設置が難しいことから、多くの大手私鉄は「設置予定がない」と回答している。
国交省は鉄道事業者とともに検討会議を設け、9日に第1回の会合を開く。同省は「混雑駅で整備を進めるか、視覚障害者の施設が近くにある駅でまず設置をめざすのかなど議論を深めていきたい」としている。(永田工、宮嶋加菜子) 」
一刻も早く全駅でホームドアが設置されることを願うばかり。