11/12日アテルイの法要を終わって、
京都市立美術館に。
東京で若冲を見損なったので出かけました。
東京の時には3時間も待ったとの話を聞いていたので
むりかなあ・・・と思いつつ。
でも待つ人もなく、会場ではゆっくりと観賞出来ました。
市立美術館で購入、別に別冊宝島を購入。
実は、2,3ヶ月前、NHKの特集で若冲の特集をやっていて
是非、実際い見て見たいと思っていましたが東京で見ることができませんでした。
NHK 特集
youtubeで見ることができます。
伊藤若冲
https://www.youtube.com/watch?v=cR231D6SUwQ
NHKの番組を見ていて若冲は特別な人のように思いましたが、
京都のカタログで、狩野博幸さんの解説で少し見方がかわりました。
かの有名な京都の錦小路通りの青物問屋「桝源」で生まれて
青物問屋を23才で4代目を継いで、40才で弟に家督を譲り、
悠々自適の生活を始めています。
洛中に3軒の家を持ち、二軒をアトリエとしていました。
直接の師匠は持たなかったが、狩野氏の技を為すものに従ったと。
仏門にも入らずただの市井のひとで独身で1800年85才で亡くなくなりました。
狩野博幸さんは解説の中で次のように書いています。
「ほんの最近まで、若冲という画家がいて、彼は京都の八百屋の主人で生前は無名だったが
近年になって見直された、といった話がほとんど都市伝説のように信じられてきたが、
あらゆる人間が生まれた瞬間に一歳となり正月元旦に同時に一歳年をとる
旧暦の時代に、誕生日が判明している人物が「ただの市井の」八百屋だったはずがない。」と
京都市立美術館での若冲さんの作品は、墨絵が多かったが、作品から出ている
オ-ラには、びっくりするものがありました。
今まで、白隠禅師や仙厓さんの墨絵とは違って、その観察力の凄さには驚かされます。
鶏の足は、実に細かく観察して描いています。
NHKの番組で解説していましたが、下書きもなく描いていることに世界中の人が驚いています。
美術館前の平安神宮広場で平安楽市が開いていました。
毎月第二土曜日です。
ひとつひとつのお店に個性があります。
お店の人と話をするのが大好きです。
お志で似顔絵を描いています。
ありがとうございました。
東寺の弘法市と違って個人のお店が中心です。
なお、東寺お弘法市は、お大師さんの21日です。
今、気に入っている作務衣は、弘法市で購入しました。
裏地が素敵なので購入。