新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

10月10日 その2 温度・湿度の変動に苛まれて

2017-10-10 17:06:24 | コラム
またもや気象病にやられたか:

先週の前半から原因が解らない全身の筋肉痛と肩こりと腰痛に悩まされていた。現在の安定しつつある体調ではまさか4年前に散々苦しめられた気象病とは考えられずに、貼り薬や塗り薬で対応していたが、一向に好転しなかった。そこで、6日(金)に余りの状態に不安になって、29年間診て頂いているSクリニックのS先生に診断して頂いた。

結果は心臓系統には異常がないので、兎に角両肩にブロック注射をして頂き、痛み止めの頓服を頂いて帰ってきた。更に午後3時からはプラセンタエキス注射の予約が大久保通りのHクリニックにあったので、「これも効果があるはず」と希望に燃えて行ってきた。結果的には、この2度の注射で症状(現象?)は収まって、土・日は無事に過ごせていた。

ところがである、昨日からまた気温がグーっと上昇するや、その激変に体が付いていけなかった模様で、昨夜からまたもや筋肉痛と肩こりと腰痛が再発したのだった。と言うことは「何とかは元から絶たなきゃ駄目」ということらしいのだ。そこで、本日は先ずマッサージチェアと入浴がどれほど効果を発揮するかと、朝からジムに出掛けてみた。結果は予期した通りで、目に見えるような効果は出なかった。

目下のところは、先週の最悪時のように立ち居振る舞いに問題がある状態ではないが、楽ではないことは変わらないのだ。幸いなことに頭脳は何とか回転しているので、本稿を認めている次第だ。これでは明日は状態を見てもう一度ブロック注射をお願いに行くか、4年前に何とか治療して貰えた権威あるスポーツマッサージの治療院に行くかと思案中だ。何れにせよ、表に出た症状に対応している場合ではないようだ。明日もまた暑いとの予報なので、危機は去らないのかと危惧する次第だ。


英語の話

2017-10-10 13:36:11 | コラム
知っているようで知られていない英語の表現:

このところ、体調の不備を何とかブロック注射などで辛うじて乗り越えて、選挙関連と言うか小池希望の党代表の批判を続けてきた。だが、それにも一寸疲れたので、今回は暫く振りで言わばホームグラウンドの如き英語の話を採り上げてみようと思うに到った。掲題の通りに簡単な言葉の中には意外に知られていない表現が多いので、その中から幾つか思いつくままに語って見ようと思う。

停電:
解説)色々な言い方があるが“blackout”というのがある。14年ほど前のことだが、CNNで”The massive blackout struck the northeastern part of the US.“と言っていた。これは「大規模停電がアメリカ東北部一帯で発生」とでもなるだろうか。他に停電に当たる表現には、”power failure“や”power outage”などというのがある。「ノー・エレクトリック」とは言わないようだ。

貸し渋り:
解説)些か古い話題だが、常識的には”credit crunch“辺りかと思う。90年代に日銀の報告書の英語版には“cautious lending”とあったのを発見した。確かに慎重に構えて貸さないのだから、この方が実態に近いと思う。この頃に某大都市銀行の係員に聞いたところ「我々は営利事業。慎重に貸し出し先を選ぶのは当然」と堂々と教えて貰った。立場が変われば意味が変わってくるのだった。

電話が繋がる:
解説)日常的な会話の中では”get through“が使われている。即ち、”I tried to reach you yesterday but could not get through.“のように言う。また、”get the connection”でも十分に通じると思う。“Guess who is on the other end of the line.”などという表現がある。「誰からの電話か解るかい」と尋ねているのだ。

石頭:
解説)実は、これは“hardheaded”で良いのである。だが、“stonehead”とはならないところがミソだ。これは偶然に覚えた表現で、ある時とても聞き分けの悪いお客様に出会って、上司に“His stone-headedness always bothers us.”とぼやいた。すると、それを言うなら“hardheaded”であると教えられたのだった。なるほど「固い」方が筋が通っていると納得。

ゴマすり:
解説)これはもしかすると、遍く知れ渡っている表現かも知れない。英語では「胡麻」ではなく「リンゴを磨く」即ち“apple-polish”という。派生語に apple polishing や apple polisher がある。その由来にはジーニアス英和には「生徒がピカピカに磨いたリンゴを先生に贈って点数を稼ごうとしたことから発した」とある。話は本筋から離れるが、アメリカの会社の組織では、ゴマすりの激しさは我が国の会社の比ではない。それは組織の在り方が根本的に違い、事業本部長等に全部の権限が集中していることとで、彼(彼女?)は人事権を持っているからである。

一致協力:
解説)“concerted effort”で通じるようだ。何となく違和感もあるが、なるほど上手く言えているとも思わせてくれる。“concert”という言葉には勿論「音楽会」の意味があるが、“to plan or arrange together”(=「協定して計画する」)という意味があるのだ。念を押すまでもあるまいが、アメリカの組織では一致団結することは希で、各人がその能力を誇示して、自分でやり遂げるのが普通であろう。