新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

コンビニの週刊誌立ち読み対策

2014-08-30 08:32:42 | コラム
セブンーイレブンというコンビニの立ち読み対策:

ここに言う「立ち読み」は週刊誌をコンビニの店頭でのことを指している。勿論、この種の立ち読みはある程度以上の規模の書店でも当然のように多くの「立ち読まー」が群れをなしてやっていることが多い。買う気で近寄った私には邪魔だし、さもしい行為に思えてならない。紙代も印刷代も上がったとは聞いていないにも拘わらず、400円超に値上がった以上、この種の余り上品とは言えない抵抗が出てくるのも仕方がないとは思うが、もう好い加減にしたらどうかと思って眺めている。

私はほぼ毎週のように週刊文春と新潮を買っている。理由は週刊誌の論調が何かにつけて大発行部数を誇る新聞やその配下にある週刊誌の報道と対極を為すというか、彼等が知っていても書けなかったか書かなかった実態を採り上げて報じているので、この両極端なすと思わせてくれる論調を読めばどうやらその中間辺りが事の真相に近いのだろうとの想像が可能になるからである。換言すれば、新聞には「何故か知っていても本当のことをかけない不自由さがあるのだ」ということも解ってくるのだ。

ところで、立ち読みである。3~4年前までは俗称「高田馬場駅前通」に小田急OXというコンビニがあって、ここでは週刊誌、特に文春と新潮に1冊ごとに四隅が斜めに襷が掛かるようなゴム(プラスティック?)のテープをかけて立ち読み出来ないようにしていた。このテープは裏表紙のところで纏めてあり、売り渡し時点で取り除くのだ。その工夫はある程度評価するとしても、当時では1冊が精々320円前後の週刊誌の立ち読みを試みる連中の心根が情けないなと思って見ていた。

ところがである。我が家の近所にあるセブンーイレブンでは更なる工夫というか、進歩した立ち読み対策を講じているのを発見した。当方は平常はより近い場所にある長年お世話になった某商社系のコンビニを利用することが多く、セブンーイレブンは滅多に入っていかない。だが、そこでの厳しい?対策を知った時には「ここまでやるのか」と感心し且つ呆れた。

調査済みの対策は目下3種類で常に変えてある。最も長期間続いていたのが、OXと同様の4墨に斜めにゴム紐をかけてしまう方式。第2はごく単純にプラズテイックの紐を使って手作業で十文字に縛っておく方式。これは販売時点でハサミで切っている。第3の方式はやや手が込んできて、2段階で進んできた。最初は表紙の中程から裏表紙までごく接着力が弱い透明なテープを貼って開けないようにさせておく方式だった。これを注意せずに雑誌を開くと表紙が破ける。

その次の段階はさらに激しくなってきて針金で閉じてある面を除く三面をテープで閉じてしまうというやり方だった。今週は外出の帰りに何気なくセブンーイレブンで購入してそのテープ剥がし策に一寸苦労させられた。あの店はあの対策を自社でやっているのだろうか、それとも取次店か。まさか版元に依頼している訳でないだろうなどと考えながら、自分の不器用さを嘆きながら何と剥がし終えた。もうあそこで買うまいと決めた心理はご理解願えると思うが、立ち読みをする連中にこんなところで迷惑させられるとは思っていなかった。


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