新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

COVID-19用ワクチンの4回目の接種

2022-03-17 08:52:13 | コラム
今頃になって言い出すとは:

昨16日の夜には岸田総理の記者会見を出だしだけ聞いていた。確か、その中で4回目の接種を実施すべくファイザーとマダーナ(Modernaのことで、モデルナは大間違いの表記だ)の両社からの供給を確保したとあった。結構なことではあるが今頃言い出されるのは、敢えて言えば「先手の打ち損ない」だと思う。3回目であれほどもたついているし、第6波が高止まりしている状態であるのだから、もっと早く乗り出しておかれるべきだったと思うのだ。

私などは既に「今後はインフルエンザのワクチンの接種などと同様に、年中行事化しておくべきことになるだろう」と予想してあったことだ。今日までに繰り返してきた感染者拡大の状況を見れば、第7波どころか8波が来ても不思議ではないだろう。そこまで読み通してあれば、第8波から先の事態に備えて上記の2社から確約を取っておくのが政治の役目ではないのだろうか。

話は違うが、岸田総理も松野官房長官も何故何時でも下俯いて原稿を読むのだろう。昨夜11時半過ぎの東北地方の地震の直後の会見でも、「十分に注意して身の安全を期して欲しい」などという決まり切ったことを言われるのでさえ、原稿を読んでおられるのではなく、ご自分の言葉で言って欲しかった。あれでは迫力不足だし、総理大臣としての威厳が感じられない。

何時だったか、Prime Newsに出演された日本大学危機管理学部の先崎教授が、原稿無しで語られた菅前総理を評して「この方にどれほど迫力があるか。総理の本当の姿を窺い知れて大変結構だった」と指摘された。菅前総理も常に安全を期されているのだろうが、少なくとも私には訴えてくるものが感じられないのだ。

4回目の接種に話を戻せば、高齢者である当方が3回目を受けたのが2月4日だったのだから、5ヶ月後とすれば7月になる。私にはその前に第7波が襲ってきている気がしてならない。また新たな変異株も出現しているのかも知れない。先手を打っておいて頂きたいのだ。第7波を云々するのは考えすぎかも知れないが、「予防に優る治療なし」と言うではないか。「先手必勝」などとも言われている。



コメントを投稿