新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

中国の意図は那辺にありや

2014-04-22 07:00:10 | コラム
商船三井(MO)の船を差し押さえの真の狙いは?:

私はこの中国の日中共同声明に反する行為の報道に接して憤慨するよりも何よりも、今後更なる中国の攻勢が続く危険性があることに不安を感じました。もとより、今回の中国やり方は乱暴だとは思います。だが、彼等の真意というか目的は別のもっと深いところにあるのではと危惧しております。

私は彼等は究極的には尖閣どころか沖縄を乗っ取って来るという見方どころか、我が国そのものを支配下に置こうとすら企図しているのではないかと深読みしたくなります。それは私独特の裏を(あるいは表の、かも知れません)勘ぐれば、このMOのケースのように今後戦時賠償訴訟を次々に起こして、結果的に我が国を窮地に追い込み、チベットや新疆ウイグル自治区に対して採った方式と同様に、多数の漢民族を我が国にも送り込んでくるところまでを考えているかも知れないのではと疑っています。

現に先頃何処かの報道機関が言っていた「日本に若者を送り込んで日本語を習得させているのは、彼等が帰国した後に反日と抗日の戦力として活用するため」を本気で受け止めれば、既に新宿区には多数の中国語を話す若者が至る所で我が物顔で闊歩しているのが、その先駆けではと思いたくなります。

これまでに私が中国を間接的に企業活動の面で見てきた限りでは「彼等は国際的な法律や慣習を遵守するよりも無視する傾向があり、一方的に自国の利益と都合とを優先させてその場その場で適当な法規制をでっち上げて進出してきた企業を痛めつけて退却に追い込んで、結果的に乗っ取っていく戦略があるのでは」とすら読めました。そこにあるのは露骨な「自国の利益と目的のためには手段を選ばず」というやり方でした。

今回のMOの船の差し押さえなどは、究極の対日戦略のほんの入り口ではないかと真剣に疑っています。即ち、これから先に戦時中は言うに及ばす戦前の事例まで持ち出して我が国の民間企業に対する民事訴訟を数限りなく起こし、有罪判決を下していけば、我が国は対抗手段があるまいと読んでいるのかなと危惧します。国際裁判所などに持ち込んでも彼等は怯まないかと怖れます。

かの国には13億を超える人口がありますが、中国の行動はその人口全体の意思などではなく、人民大会堂に集う数千人の、いやそれ以下の人数の上層部が決めればそれば国家の意思の表れになってしまう態勢の国かと疑っています。それを我が国の良識で計ってはいられる場合ではないと思うのですが。

以上は私の考え過ぎであって欲しいと思いつつ、MOの件の報道を聞いて憂いていました。


コメントを投稿