新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

「科学としての英語」では出てこないような表現を

2017-03-10 14:55:16 | コラム
Englishの表現はこうなる:

“Am I underdressed for the occasion?”
解説)「私はの服装この場に相応しくないような略装(略式)でしょうか」とで言えば良いだろう。カタカナ語を使えば「この場にはラフ過ぎるかな」とでもなるだろうか。「略装」が“underdressed”であれば「着飾りすぎ」は“overdressed”となる。例えば“You are overdressed for the party.”のようになる。なお、Oxfordには“overdressed”は否定的な言い方になると出ている。

“I know you are a good cook. But I don’t wish you to overdo the salt in this food.”
解説)「やり過ぎ」か「~を使い過ぎる」という意味。そこで、この例文は「貴方は料理が上手だと承知しているが、塩を入れ過ぎないで欲しい」となる。「誇張し過ぎ」という意味もあり、ジーニアス英和には“Several scenes in the film are overdone.”というのがあった。

“I have recently overeaten myself a little too much and so picked up a couple of pounds real quick.”
解説)「私はこのところ少し食べ過ぎだったので、アッと言う間に2~3ポンドも体重が増えてしまった」と言っているのだが、“real quick”とは文法的におかしいのではないかと指摘されれば上出来。だが、このような形容詞を副詞のように使っているのがアメリカの会話では普通のようになっている。だが、使うことはお勧めしない。“overeat”とは読んで字の如しだが、何故かその後に“myself”をつける。ジーニアス英和にある例文の“I overeat when I am stressed.”は面白いが、確かにストレスがかかると大食いすると言われているようだ。なお、1ポンドは453グラムである。

“I overheard the conversations of your party and learned that you were criticizing us.”
解説)「私は貴方たちの会話を聞くともなく聞いていて、我が社を批判しておられたと知りました」とでも言えば良いか。“overhear”は「漏れ聞こえる」でもあるし、「偶然に聞こえる」乃至は「盗み聞き」のことである。これは実際にそういう経験をしたことがあったので採り上げた。しかも、我が社を批判して人物は私と面識があったのだった。帝国ホテルのコーヒーショップでの隣接するテーブルでのことだった。直ぐに立ち上がって挨拶に行って震え上がって貰った。

“I did not know the word undertaker carries such a meaning in the United States. I imagined it meant somebody who will undertake a task.”
解説)「私は『アンダーテイカー』がアメリカではそういう意味に使われるとは知らなかった。誰か仕事を引き受ける人のことだと思っていた」と訳せるのだ、実はアメリカでは“undertaker”とは「葬儀屋さん」のことなのだ。確かに“undertake”には「~することを引き受ける」という意味がある。

“Our competitor’s strategy is to undercut our prices in order to take our shares away in the Pacific rim countries.”
解説)ここで、“over”を離れて“under”になった。「我が社の競争相手の戦略は我々よりも安値を出して、太平洋沿岸の諸国でのシェアーを奪い取ることだ」である。Oxfordには“to sell goods or services at a lower price than your competitions“とある。実は”undersell“も全く同じことが書いてある。何れにせよ、誰かよりも安売りすることを言うようだ。

“May I point out that you are underestimating our competitor’s low production cost. It appears they have succeeded in dramatic cost reduction.”
解説)「失礼ですが、競争相手のコスト削減を過小評価されていませんか。彼らは劇的な(驚くべき)原価引き下げをやってのけたようです」なのだ。カタカナ語では屡々「ドラステイック」が使われるが、私は“drastic”を使うのを聞いた記憶がない。“dramatic”はOxfordには“(of a change, an event, etc.)sudden, very great and often surprising”とある。



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