新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

メダルラッシュなどと歓喜していると

2024-08-06 06:57:54 | コラム
世界は絶え間なく動いていた:

メダルとやらを沢山取った選手たちを讃えるのに吝かではないが、世界は幾らでも動いているのだ。イランが本気でイスラエルに報復すると言い出して中近東の不運急を告げてきたし、アメリカで株価が下落の方向にあって景気が下降し始めたというし、中国の経済の成長も停滞してしまったと報じられているし、金正恩は盟友のはずのプーチンさんからの水害の援助を断ったりした。

何日前だったか、New York Timesでは「アメリカが金利を下げだした時に日本では金利を引き上げる方向」という見出しで皮肉っていた感があった。(記事の内容を読んでいなかった言い訳は、ジムには近用のメガネは持ち込んでいないから)そこに、果たせるかなというか何というか、昨日の東証での日経平均4,451円安という事態が発生した。為替も一時¥142まで円高が進んだ。大変な事態であるとマスコミが大騒ぎだ。

株式投資に全く無縁の当方でさえ「重大な事態」である事は認識できている。彼等は日経平均株価の下落だけを騒ぎ立てるが、TOPIXも316ポイントも下がっていたが、こちらを取り上げて論じはしない。以前にある経済評論家が「日経平均では日経が恣意的に銘柄を入れ替えているのは・・・」と疑問視されていた。そこで、三井住友銀行による、解りやすいと思った「日経平均」の解説を見れば、

「日経平均株価(にっけいへいきんかぶか)とは、日本経済新聞社が、東京証券取引所プライム市場上場銘柄から選定した225銘柄から構成される平均株価のこと。」

とあった。

熱心に株式投資をしている方々以外には、日経平均株価に無知な者もいるのだから、これくらいの解説をしてくれても良いように思うのは誤認識か。なお、無知な筆者なりに下落幅を計算してみると、日経平均株価でもTOPIXでも14%辺りだった。そうだったのならば、こちらの数字も併記してくれても良さそうな気がする。だが、それでは「センセーショナル」にならなくて、人目を引かないとでも考えたのかな。如何にもマスコミらしい手法だ。


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