銅メダルを誇りに思う:
パリオリンピックで新型コロナウイルスが流行していて、既に40名ものCOVIDに罹った者が出ているという事は取り上げてあった。
昨日行われた男子の200m競争で優勝が期待されていたアメリカのノア・ライルズ(Noah Lyles)は3着に終わった後でグラウンドに倒れ込み、医師も駆けつけ車椅子で退場していった。「何か故障があったのかな」程度に見ていた。
ところが、たった今吹き上がってきたGoogle Chromeのニュースでは「ライルズはCOVIDに罹患しており、それでも強行して出場した」そうだった。それ故にレースが終わった途端にトラックに倒れ込んで、医師の助けを求めたということだった。ライルズはその儘訳せば「COVIDと共に銅メダルを獲得できたことを誇りに思う」と語った。
何と言って論評したら良いのか、戸惑わせてくれた発言だった。主宰者側の管理態勢の不行き届きか、選手としての不注意の結果なのか、ライルズに同情すべきか、俄に判断できない。だが、アメリカ/ヨーロッパではマスクを着用している人が極めて希のようだから、罹患者がウイルスを無意識に撒き散らしていたことがあったのかも知れない。
選手だけでも1万数千名が各国から集うのであれば、COVID感染の危険があったことが証明されていたのだった。
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