新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

緊急事態宣言が発効する前日に

2021-04-25 10:47:38 | コラム
池袋の人の出は凄かった:

昨24日はここ新宿区百人町から池袋駅東口前を経由して、巣鴨の染井霊園に墓参に出掛けた。これは当日に愚息の時間が取れたので、彼の車で家内と共に2週間遅れで亡母の祥月命日のお墓参りという次第だった。当方は時節柄安全第一を旨としているので、5 kmを超えそうな公共交通機関を利用する外出は避けているので、愚息の都合に合わせるようにしている。また、偶々24日は亡父の月命日にも当たっていた。

高田馬場辺りから都電に沿って走っている間は穏やかだったが、池袋に近付くと様相は一転した。マスコミが報じているような緊急事態が発動される前日の買い物客も多いのだろうが、思わず「これほど大多数の者が出歩いているのでは、急激な感染拡大を防止するどころではあるまいに」と口走ってしまった。それを聞いた愚息に「そう言っている自分が外出しているではないか」と混ぜっ返されてしまった。そこで「でも、こっちは車の中での評論家の気分だ」と言うに止めた。それにしても、西武デパートに出入りする人の流れを見れば恐ろしくなったという印象。

墓参を終えてから、どうしても買いたい衣料品があるので、商店街が「四の日」の縁日で混雑しているだろう事を承知で、地蔵通りの洋品店「マルジ」を目指して突入した。そこも矢張り近年の傾向となってしまったことで、押し寄せている人たちは必ずしも高齢者ばかりではなく、若者も増えているので、予想通りの大混雑だった。目指すマルジでの買い物を無事に終えた後は、地蔵通りの人混みを避けて直ちに17号線に出てから帰宅した。

私は超後期高齢者として、ただひたすら感染を怖れている。だが、人々はマスコミが如何にも脅かすかのように医療崩壊を報道をしているのは怖くないのかと奇異にさえ感じている。彼らは万一の場合に自分たちを収容して貰えるような病床が無くなってしまうことを危惧しないのかと、正直な所私はその度胸の良さに感服している。昨日の東京の感染者は876人だった。愚息が指摘したことはと言えば「それはPCR検査の陽性者の数であって、発症者ではない。報道は数の多さを過剰に騒いでいると言いたいのだ」だった。

何れにせよ、この度の緊急事態宣言の発出によって所謂人流を抑制し、各種の事業者に協力を要請する効果が、17日間で出てくることを切に願っている。その一方で、私は「東京都にも緊急事態にあることを弁えずに深夜まで路上飲酒をする不届きな輩を取り締まる権限を与えることも必要になるのではないか」と思っている。橋下徹氏は言っていたが、「ミヤンマーだったら、あのような連中は即刻拘束されるだろう」と。全く同感だった。




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