新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

10月8日 その2 ジャイアンツの原辰徳監督が退任した

2023-10-08 10:36:59 | コラム
原辰徳監督の退任についてジャイアンツ嫌いの見方:

簡単に言えば、あの監督の顔を見ないで済むようになるのは歓迎だ。彼の退任の挨拶を聞いて不思議だと感じたことがあった。それは「阿部慎之助に後事を託すると決めた」と言ったこと。如何に彼が全権を勝ち取った実質的にGMであったにせよ、次期監督まで決める権限を獲得していたのかという疑いである。傲慢に過ぎるのではないのかな。決めたのはオウナー職の山口氏ではないのだろうか。

次に取り上げるのが阿部慎之助新監督。「常勝巨人軍」とされていると言っていたが、それは傲慢とまでは言わないが、思い上がりだろう。原辰徳が2年かけてバラバラにしてしまった「ジャイアンツを全力で再建して、あるべき姿に戻します」辺りが挨拶としては適切だったと思う。原監督は新旧交代を目指していたのか、FAの古手を買ってきてその連中の熟練度に頼るのか、指揮する方針が混乱していたから、勝てなかったのではないか。例えば、松田宣浩まで買ってきたのには驚く前に呆れた。

阿部慎之助は二軍監督になったかと思えば、旧世代の(時代遅れの)指導方針である「千本ノック」式な鍛え方をするとか、失敗をした者たちに罰走を課したとか報じられていた。この程度の考え方で監督になったら、どうなってしまうかは考えるまでもないこと。指導者になると、自分が育った方式に拘泥する傾向があるものだ。今や時代が違うのだ。MLBに行ってあれほど大成長を遂げた大谷翔平に「近代的トレーニングとは」と聞いてくれば良いのではないか。

パシフィック・リーグを見れば、バッファローズでもホークスでも150kmの速球を投げる投手が何名も育っている。ジャイアンツに150km投手が何名いるかを考えているのだろうか。あのホークスに日本シリーズで2年続けて4連敗した結果から何も学んでいなかったように思えるが。

敢えて言うが、当方は阿部慎之助という捕手のリードは、とても一級品とは評価できないと思って見ていた。後継者だったはずの大城卓三を重用した原監督は、2年連続でCSを逃している。この二人の捕手は見事なホームランを打ってみせるように打力は優れていたが、それは捕手の本分ではあるまい。阿部新監督がその打力通りの力量を指導者として発揮できるか否かに、焦点が絞られるのではないか。


「ジャニーズ事務所」が無くなるそうでホッとしている

2023-10-08 07:21:45 | コラム
実は「ジャニーズ」がJohnnyの所有格とは知らなかった:

お恥ずかしながら、ジャニーズの「ジャニー」と表記されているのがJohnの愛称(ニックネーム)であるとは、つい最近まで知らなかった。それはJohnの発音は「ジョン」で、「ジャン」だとは夢にも考えていなかったからだ。そんな具合だから、journey即ち「旅行のことかな」くらいにしか考えていなかった。であるから、その昔に流行っていた「ジャニーギター」も「旅のギター」の歌かなと思っていた。

私は英語の発音については、アメリカ式に”o“は「オ」よりも「ア」とする一派に属していたのだが、Johnが「ジョン」よりも「ジャン」に近いとは考えたこともなかった。慌ててジーニアス英和で確認したが、矢張り「ジャニー」だったし、OxfordにはJohnそのものが載っていなかった。また、Webster’sにはJohnnyは「ジャニー」とハッキリ表示されていた。

思い起こせば、20年以上もアメリカ人の中で過ごしていても、不思議なほど周囲にJohnがいなかったので、「ジャン」と発音されている人に接する機会は非常に少なかった。また、我が社の9代目のCEO、John Creighton氏の愛称はJackだった。

この度の故ジャニー喜多川の性加害問題のお陰というか、為というか知らないが、Johnnyの発音が「ジャニー」だと確認したので、自らの不明を恥じることになってしまった。日頃から英語の問題を論じてきた者としては、ニュースなどでジャニーズやジャニーズ事務所が取り上げられているのを見聞きする度に「知らなかったこと」を恥じ入っているのだ。あの社名の掲示が取り払われて「良かった」と、妙なところでホッとしている次第だ。

悪あがきのように揚げ足を取ってみれば、世間には有名なウイスキーのJohnny Walkerがあるが、これは長い間「ジョニーウオーカー」と表示されてきていたし、Johnny guitarは「ジャニーギター」とされていた。同じJohnnyが二通りの表記だったのだ。故ジャニー喜多川のお陰で英語の発音というのは厄介なものだと、あらためて認識させられて勉強になった。