テレビのニュースショーで話題にされてしまった:
フットボールに関心をお持ちでない方には「何のこと?」と思われただろう話題だが、去る6日(日)に調布のアミノバイタル・スタジアムで行われた歴史ある対関西学院ライターズとの定期戦で発生した問題のことだ。私はこの試合を見に行っておらず、何日か後の朝日新聞デジタルだったかで採り上げられたので知り、動画まで見てしまったのだった。その動画を見ても明らかで、日大のデイフェンス・ライン(DL)の選手か犯した関学のQBに仕掛けた反則は確かにあってはならない悪質なものだった。
それが1週間以上も経った今になって、今朝は(私は見る機会がなかったが)TBSが採り上げたそうだし、午後になってからは日テレの「ミヤネ屋」ではかなり時間をかけて立命館大学OBの解説まで入れて報道してしまった。日大フェニックスにとっては誠に以て不名誉なことだったと遺憾に思っている。
私が戦後間もなくからのフットボールファンとして、フェニックスのフットボールを見るようになってからは、早くも40年近くになっていると思う。その私が認識しているフェニックスのフットボールは非常に反則が少ないのが特色であり、その強さとフェアープレー徹した試合振りには好感を持っていた。そのフェニックスが事もあろうに長年の宿敵であり対戦すれば常にフットボール愛好者を沸かしてきた相手の関西学院大学ファイターズを相手にしてあれほどの反則をするとは想像もできなかった。
特に日テレでは繰り返し見せたビデオでの最初の反則は将にあってはならない、フェニックスともあろうテイームが犯すような反則ではなかった。あれは将に悪質であると非難され批判されても弁解のしようもないものだったと、フットボール経験者でもない私にも解る程度だ。しかも、あのプレーヤーはそれにも似た悪質な俗に言うlate hit を2度もやるとは信じがたいものだった。
ミヤネ屋ではフェニックスの内田監督が「(相手の)QBを殺してこい」と命じたとチャート(「フリップ」は誤ったカタカナ語である)が出た。事ここに及んで揚げ足を取っても仕方がないが「怪我をさせてこい」とは本気になって言うとは思えないが、例えば「そこまでの覚悟で厳しく当たってこい」とは例え話で言うことはあるとは思う、だが、その時に出す指示は「壊す気でやって来い」だと思うのだ。
私の昭和20年からのサッカーの経験でも「壊しても構わぬ」辺りが限界だった。まさか、フェニックスの監督がその気になって出す指示とは思えないのだ。
何れにせよ、あのDLの選手がやったことは弁解の余地もなかったことで、退場の処置は当然だっただろうとは思う。だが、私は宮根がと言うか、読売テレビがフットボールの関係者でもない法科大学院の教授に「犯罪的だ」とまで言わせたのは行き過ぎだと思って聞いていた。ここであの選手がもし言い訳ができるとしたら、犯罪までも犯そうとして、あの「アンスポーツマンライクコンダクト」を犯そうとしたのではないと思う。限界までの興奮状態で試合をしているのがフットボールなのだ。
彼は監督の指示を受けて一所懸命にやったことが、あの結果になったのではなかろうか。だからと言って、私はあの選手を擁護しようとは考えていない。番組では鈴木大地スポーツ庁長官にまでコメントをお願いしていたが、あの場で長官が「あのくらいは仕方がないとしても、フェアープレーに徹すべきだった」という程度のことを言われる訳がないので、聞いている側には日本大学フェニックスの徹底的糾明の場となってしまったと思わせられた。
関西学院大学ファイターズの鳥内監督は日大の謝罪を求めておられると報じられている。そう言われるのは解る気がする。私はこの場を収める為には、我が国の文化である「謝罪」が日本大学フェニックスに求められると思っている。さもないと、二つのキー局が採り上げて大事にしてしまった現在では、フットボール協会も現状のままで放置しておけないことになって、日本大学フェニックスに何らかの処罰を科す事態すら考えられる気がするのだ。
そこまでの事態に立ち至る前に、日大側が適切な処置を講じて欲しいと願っている。
フットボールに関心をお持ちでない方には「何のこと?」と思われただろう話題だが、去る6日(日)に調布のアミノバイタル・スタジアムで行われた歴史ある対関西学院ライターズとの定期戦で発生した問題のことだ。私はこの試合を見に行っておらず、何日か後の朝日新聞デジタルだったかで採り上げられたので知り、動画まで見てしまったのだった。その動画を見ても明らかで、日大のデイフェンス・ライン(DL)の選手か犯した関学のQBに仕掛けた反則は確かにあってはならない悪質なものだった。
それが1週間以上も経った今になって、今朝は(私は見る機会がなかったが)TBSが採り上げたそうだし、午後になってからは日テレの「ミヤネ屋」ではかなり時間をかけて立命館大学OBの解説まで入れて報道してしまった。日大フェニックスにとっては誠に以て不名誉なことだったと遺憾に思っている。
私が戦後間もなくからのフットボールファンとして、フェニックスのフットボールを見るようになってからは、早くも40年近くになっていると思う。その私が認識しているフェニックスのフットボールは非常に反則が少ないのが特色であり、その強さとフェアープレー徹した試合振りには好感を持っていた。そのフェニックスが事もあろうに長年の宿敵であり対戦すれば常にフットボール愛好者を沸かしてきた相手の関西学院大学ファイターズを相手にしてあれほどの反則をするとは想像もできなかった。
特に日テレでは繰り返し見せたビデオでの最初の反則は将にあってはならない、フェニックスともあろうテイームが犯すような反則ではなかった。あれは将に悪質であると非難され批判されても弁解のしようもないものだったと、フットボール経験者でもない私にも解る程度だ。しかも、あのプレーヤーはそれにも似た悪質な俗に言うlate hit を2度もやるとは信じがたいものだった。
ミヤネ屋ではフェニックスの内田監督が「(相手の)QBを殺してこい」と命じたとチャート(「フリップ」は誤ったカタカナ語である)が出た。事ここに及んで揚げ足を取っても仕方がないが「怪我をさせてこい」とは本気になって言うとは思えないが、例えば「そこまでの覚悟で厳しく当たってこい」とは例え話で言うことはあるとは思う、だが、その時に出す指示は「壊す気でやって来い」だと思うのだ。
私の昭和20年からのサッカーの経験でも「壊しても構わぬ」辺りが限界だった。まさか、フェニックスの監督がその気になって出す指示とは思えないのだ。
何れにせよ、あのDLの選手がやったことは弁解の余地もなかったことで、退場の処置は当然だっただろうとは思う。だが、私は宮根がと言うか、読売テレビがフットボールの関係者でもない法科大学院の教授に「犯罪的だ」とまで言わせたのは行き過ぎだと思って聞いていた。ここであの選手がもし言い訳ができるとしたら、犯罪までも犯そうとして、あの「アンスポーツマンライクコンダクト」を犯そうとしたのではないと思う。限界までの興奮状態で試合をしているのがフットボールなのだ。
彼は監督の指示を受けて一所懸命にやったことが、あの結果になったのではなかろうか。だからと言って、私はあの選手を擁護しようとは考えていない。番組では鈴木大地スポーツ庁長官にまでコメントをお願いしていたが、あの場で長官が「あのくらいは仕方がないとしても、フェアープレーに徹すべきだった」という程度のことを言われる訳がないので、聞いている側には日本大学フェニックスの徹底的糾明の場となってしまったと思わせられた。
関西学院大学ファイターズの鳥内監督は日大の謝罪を求めておられると報じられている。そう言われるのは解る気がする。私はこの場を収める為には、我が国の文化である「謝罪」が日本大学フェニックスに求められると思っている。さもないと、二つのキー局が採り上げて大事にしてしまった現在では、フットボール協会も現状のままで放置しておけないことになって、日本大学フェニックスに何らかの処罰を科す事態すら考えられる気がするのだ。
そこまでの事態に立ち至る前に、日大側が適切な処置を講じて欲しいと願っている。