湯の字にっき

日々の日記をつらつらと綴っております

雨ちゃん。

2013-08-09 | キャラメルボックス辺りのこと
キャラメルボックスの夏公演。
「雨と夢のあとに」

前方上手と下手と二階席正面と一階下手後方で見てみたり。
位置的には下手後方が好きかな。
二階は照明キレイだけど上から下がってる雨垂れのようなきらきらが
見える分量少ないのが、ちょっと惜しい。
ただ、ラストのみんなで空を見上げてるシーンの時は
まぶしそうにうれしそうに笑ってる、その笑顔が自分の方を向いて見えて嬉しいよ。
前方上手は角度によっては朝晴家のソファーがかぶってしまって見えない。
両親とのシーンが長く観られるのと
さびしい暁子さんが見られるのが好きで下手が今回は好きかな。

ダンスのシーンは雨役の里琴ちゃんに釘付けなんですが。
中でも、お父さん役の大内さんが後ろに立った時の
花が咲くように鮮やかに満開の笑顔を見せる、その瞬間が好きで好きで。
そこからお父さんの腕の輪をくぐり、空に向かってまっすぐに両手を伸ばし
お父さんに腰を掴まれて、ぽーんと上に跳ぶ。
ここの一連の流れとか動きとか。好きだわ。

そして、上下に父と別れて立ち、肘を横に突きだしつつのステップ。
ここの繰り返しが、「生きろ」「生きろ」「雨」と言うように見えて
泣けてしまう。
大変なことがあっても辛くても、頑張って生きていて欲しいと
願う父の気持ちに見えてしまう。
友達はここは大内さんばっかり見てるそうで終演後二人で情報交換してたり。

そして、8/7。もう一本の「ずっと二人で~」初日を挟んだので
日曜から2日休演日があったのですが。
なんだか雨ちゃんがすごくよくなってて。台詞の応酬がナチュラルというか。
ものすごく、雨ちゃんで。
大内パパも観覧車シーンで涙ぐんじゃったのか声が詰まったり
そこにいる雨ちゃんをとてもとてもいとおしく思う里琴ちゃんだった。
がんばれ雨。な気持ちになるのよ。

そしてほっくんなんですが。
まぁワタクシが初演のほっくんをひきづってるのもあるんだろうけど
ところどころ惜しいような気がするのですよ。
トップスのチョコレートケーキのとこなんか、面白いのに収拾の仕方が残念。
買ってきてくれます? の後。なんか間が。
ここ、初日二日目の方がいいタイミングだったように思う。

オープニングの雨と二人のシーンもなかなか客席から笑いが起きずもどかしい。
もうちょいせくしーとか。色気とかおばかとか。
いろいろ出してがんばってみてみて。
おばあちゃんに彼氏かい? と聞かれて
延々といやいやいやって手振ってるとこ好きです。

岡田達也さんの人たらしっぷりが出てるなぁと思うのは
病院の看護士(大森さん)を名前で呼びとめるとこ。
いつ、名前チェックした。と聞きたくなる。

ピクニックの釣りのとこの客席に怒るとこなくなってて
「ボウズか~」になったと思ったらすぐ復活してた
私が見たときは「魚ー! 釣られてやれー!」でした。
ピクニックシーンは楠見さんとシートを広げる
ハイジのシーツシーンと勝手に呼んでますが、あそこが好き。
ここは、里琴ちゃんがいろいろこまごま対処してて
釣り道具きちんとしまえてなかったの直したり
缶ジュース投げたり、揃えたり、ほっくんに食べちゃだめって叱ったり。
そして、お出かけ前に暁子さんとすれ違うとこ、
岡田さんには彼女が見えてなくて
キリコさんは反応してる気がするのが気になるポイント。
どうなんだろう。

あと、8/7は三浦さんが写真取りに戻るとこが見えてよかった。
雨ちゃんに「この人?」って確認の為出した写真を
机に放置したままなのが気になってたのでうれしいよ。
この日は岡内さんの暁子の暴れっぷりというか
三浦さんの転がりっぷりがすごくてよい迫力でした。

三浦さんは西川さんとセットで出てくるときの二人の
歩くペースの違いが好き。
この人はずっと上手に距離とってそこにいるのだろうな。

ラストの観覧車の雨ちゃん。その姿に感動に涙しつつも
どれだけ生命力吸われちゃってるのだろうとか
思わずにいられない。

雨ちゃんがすごくよくなってて。
雨ちゃんで。そこにいてくれるから。
なんかもう。雨ちゃんが大好きなのですよ。
次に見に行くときもきっと変化してるだろうな。
楽しみでござる。