修一のよもやまばなし

高槻ライオンズクラブの元会長で元335B6R1ZCP(2009ー2010)中川修一が毎日のできごとと思いを綴るブログ

津之江公園

2010-08-03 15:52:37 | Weblog
この写真は、津の江公園の北側から南をむいて撮った写真です。川の真ん中に、真新しい中洲が出来ています。

芥川は

かって何度も決壊しているのをご存知でしょうか。昭和30年代に二十のところで右岸芝生側が決壊しています。このときは自衛隊まで出て防戦したそうです。当時、淀川堤防の修復のために今の南平台フキンから土砂を積んでトロッコ列車で淀川まで運んでいたそうです。ところがそのトロッコ列車の軌道に堤防を使っていたのですが、その軌道が少し対岸より低かったために決壊したという話です。ですのでその後はトロッコを使わずトラックで運んだそうです。次は昭和42年の秋(昭和41年かもしれませんが)の如是小学校の校門前の北側の如是川が決壊しています。このときに当時の若手職員であった山田さん(元市民体育課長)が災害復旧にジープで出かけて土砂に突っ込んで横転した話を聞いたことがあります。津の江の三角公園はそんな経緯で三角公園を囲んでいた堤防をはずし、遊水地になったのです。昨今のゲリラ豪雨に対しても大変有効な手段になっています。現在自然公園化=立入禁止措置がとられています。本来ビオトープの考え方の背景には、自然放置=人為的な手を加えない=崇高な自然 というかんがえかたが背景があると思います。今日は老人会のパットゴルフ大会が開催されていました。しかし、いわゆる池にちかずく人影はありませんでした。

そして、今回、本流内の中洲という現象を起こし始めています。きっと次の台風等の集中豪雨で、今回中洲にたまっている土砂と同じような土砂が池を埋めていくことになります。もちろん、本流の中洲は数倍の大きさになって芥川の流れはいったん池に入って出て行くことになります。数年以内に必ずなります。そのときに池は蛇行跡の三月形の池になって本線とは孤立しているはずです。このことは「人と魚にやさしい芥川作り」とは何の関係もないことです。今回の中洲の出現はそれだけの意味を持っているのです。高槻市内にたくさんの池がありますが、そのすべてはかんがい用の池です。もしくは突然の出水対策のための池です。ビオトープのための池なんてひとつもありません。つまり、津の江公園の池はまったく無意味な池ということです。

読んでいただき感謝申し上げます。

コメント
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