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気ままに

大船での気ままな生活日誌

横浜山手の桜 芸亭(うんてい)の桜

2009-04-09 07:08:15 | Weblog
横浜山手の桜、とくに山手公園の桜を観に行くのが、最近、楽しみになっています。以前にも紹介しましたが、ここは、日本最初の西洋式公園で、またテニス発祥の地でもあります。また、ヒマラヤスギ(スギといってもマツ科)がはじめて植えられたところで、巨木がいくつもあり、新宿御苑の大きなヒマラヤまスギもここの実生苗から育ったものです。

2003年に横浜市内初の国指定名勝に登録され、公園の片隅にその記念碑が建っています。現在、神奈川県下の国指定名勝は鎌倉の建長寺庭園、円覚寺庭園、瑞泉寺庭園、それに2006年に指定された横浜の三渓園の5件しかないそうですよ。たいしたもんですね。

そんな由緒ある公園なのですが、いつも静かで、桜が満開のときでも、近所の人が花見をしている程度なんです。込み合っている元町公園の桜より、こちらの方がよほどいいです。ワイフもすっかり気に入って、ここでお弁当を食べながらお花見をするのを、楽しみにしていたのです。

石川町駅で降りて、イタリヤ山からの”洋館通り”を下ると、ここもいつも楽しみにしている教会に出てきます。ここの枝垂れ桜がとてもきれいです。今年はソメイヨシノも枝垂れも満開でした。


マリアさまの桜も満開。


この教会のところを右折し、数分で、山手公園に着きます。山手68番館前の桜の巨木が見事に咲き揃っていました。去年は散りはじめの時期でしたが、それはそれで素晴らしく、ヒマラヤスギの濃い緑を背景に、無数の桜の花びらが舞い散る光景は、夢の中のようでした。数日後、また来てみようかな(汗)。


公園内の桜、さくら、サクラ。




この公園には猫もいっぱい住んでいます(笑)。ボクらが食べるお弁当をうらめしそうにみている猫ちゃん。

。。。

そこから、元町公園の桜をみて。


もうひとつのお目当て、神奈川県立文学館前の名木の桜に。ここも毎年、楽しみにしています。

満開でした。

”芸亭の桜”という名前がついています。芸亭(うんてい)というのは、奈良時代の日本最初の”図書館”の名前です。さらに、芸(うん)とは本をかじる虫を防ぐ香草の名前だそうです。この桜の前の建物は、近代文学館の図書館ですから、ぴたりの名前ですね。

この字は、以前、ここの館長をつとめられていた、中野孝次さんの自筆だそうです。ボクは彼のエッセイが好きで、よくを読んでいますが、ここで毎年、花見会もされたようです。余計なことですが、中野さんは、毎晩3合のお酒を飲み(ボクは缶ビールをワイフと分けて飲み、プラス日本酒を1合ちょっとです;汗)、8時頃には寝てしまい(ボクは11時です)、早朝4時頃(ボクは6時です)から起きだして、愛犬と散歩をするそうです(ボクはひとりで散歩)。で、夜の宴会などのおつきあいは、なるべく断っていたそうです。芸亭の桜の下の宴会だけは特別だったのでしょうね。



実はこれをみようと思っていたのですが、月曜休館。


花吹雪のころに、また訪れたいと思っています。
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