おはようございます。
いよいよ、ノーベル賞ウイークがはじまりました。残念ながら昨日の生理学・医学賞の日本人受賞者は出ませんでしたが、今日、明日の物理学賞、化学賞でも候補者はいっぱい。
さて、昨日はお台場の日本科学未来館に行ってきた。ゆりかもめ線に乗るのは久しぶりだし、日本未来館には初めてのような気がする。お目当ては、ここで開催されているマンモス展なのだが、もう一つ楽しみにしていたことがある。それは、未来館が毎年、発表している、ノーベル賞の受賞予想。すでに、ホームページには発表されているのだが、きっと、館内でも華々しくパネル展示されているのだろうと思っていた。
ところが、そういうコーナーは皆無だった(笑)。ただ、ノーベル賞関連の講演などのイベントは開かれていて、その日はノーベル化学賞の演題だった。時間の関係で聴講はしなかった。
では、未来館が発表した2019年のノーベル賞は?今年は、これまで受賞予想記事の中で名前の挙がった研究者・研究テーマをリスト化し、”今年ノーベル賞を受賞してほしい研究”を科学コミュニケーターの投票で選んだそうだ。では、発表します。
生理学・医学賞
第1位:ゲノム編集ツール「CRISPR-Cas9」の開発
・ジェニファー・ダウドナ(Jennifer Doudna、米国)/エマニュエル・シャルパンティエ(Emmanuelle Charpentier、仏)
第2位:エイズの発症を抑える抗HIV薬の開発
・満屋裕明(日)
第3位:DNAメチル化による遺伝子の発現調節機構の発見
・ハワード・シーダー(Howard Cedar、米国)
さて、2019年のノーベル医学生理学賞はどうだったか。「細胞の低酸素応答の仕組みの解明」、米ハーバード大のウィリアム・ケリン教授、英オックスフォード大のピーター・ラトクリフ教授、米ジョンズ・ホプキンズ大のグレッグ・セメンザ教授の3氏。まずは、はずれです。
物理学賞(10月8日午後6時45分~)
第1位:「光格子時計」の提唱と実現
・香取秀俊(日本)
第2位:カーボンナノチューブの発見と応用
・飯島澄男(日本)/遠藤守信(日本)/フェードン・アヴォーリス(Phaedon Avouris、ギリシャ)/シース・デッカー(Cees Dekker、独)
第3位:量子テレポーテーションの研究
・チャールズ・ベネット(Charles H. Bennett、米国)/ジル・ブラッサー(Gilles Brassard、カナダ)/ウィリアム・ウーターズ(William K. Wootters、米国)/古澤明(日本)
化学賞(10月9日午後6時45分~)
第1位:リチウムイオン電池の開発
・ジョン・グッドイナフ(John B. Goodenough、米国)/水島公一(日本)/吉野彰(日本)
第2位:酸化チタンの光触媒作用の開発
・藤嶋昭(日本)
第3位:「次世代シーケンサー」の開発
・ジョナサン・ロスバーグ(Jonathan M. Rothberg、米国)
三つの科学賞の内、ひとつは日本人がとりたい。今年は、化学賞あたりにきそう。応援!
。。。。。
未来館はゆりかもめ線テレコムセンター駅で下車。
歩いて5分。日本科学未来館。
たくさんのノーベル賞受賞者が来館している。一人ひとりが、科学少年少女に一言。
アンドロイド(オトナロイド)にノーベル賞の予想を聞く(笑)。
マンモス展。とても面白かった。のちほど詳細を。
では、みなさん、今日も一日、お元気で!
ナノテクノロジーは日本の得意分野ですね。
2020年も連続ノーベル賞といきたいものですね。
いろいろ勉強になりました。