気ままに

大船での気ままな生活日誌

ノーベル賞ウイークに日本科学未来館へ

2019-10-08 06:43:17 | Weblog

おはようございます。

いよいよ、ノーベル賞ウイークがはじまりました。残念ながら昨日の生理学・医学賞の日本人受賞者は出ませんでしたが、今日、明日の物理学賞、化学賞でも候補者はいっぱい。

さて、昨日はお台場の日本科学未来館に行ってきた。ゆりかもめ線に乗るのは久しぶりだし、日本未来館には初めてのような気がする。お目当ては、ここで開催されているマンモス展なのだが、もう一つ楽しみにしていたことがある。それは、未来館が毎年、発表している、ノーベル賞の受賞予想。すでに、ホームページには発表されているのだが、きっと、館内でも華々しくパネル展示されているのだろうと思っていた。

ところが、そういうコーナーは皆無だった(笑)。ただ、ノーベル賞関連の講演などのイベントは開かれていて、その日はノーベル化学賞の演題だった。時間の関係で聴講はしなかった。

では、未来館が発表した2019年のノーベル賞は?今年は、これまで受賞予想記事の中で名前の挙がった研究者・研究テーマをリスト化し、”今年ノーベル賞を受賞してほしい研究”を科学コミュニケーターの投票で選んだそうだ。では、発表します。

生理学・医学賞

第1位:ゲノム編集ツール「CRISPR-Cas9」の開発
・ジェニファー・ダウドナ(Jennifer Doudna、米国)/エマニュエル・シャルパンティエ(Emmanuelle Charpentier、仏)

第2位:エイズの発症を抑える抗HIV薬の開発
・満屋裕明(日)

第3位:DNAメチル化による遺伝子の発現調節機構の発見
・ハワード・シーダー(Howard Cedar、米国)

さて、2019年のノーベル医学生理学賞はどうだったか。「細胞の低酸素応答の仕組みの解明」、米ハーバード大のウィリアム・ケリン教授、英オックスフォード大のピーター・ラトクリフ教授、米ジョンズ・ホプキンズ大のグレッグ・セメンザ教授の3氏。まずは、はずれです。

物理学賞(10月8日午後6時45分~)

第1位:「光格子時計」の提唱と実現 
・香取秀俊(日本)

第2位:カーボンナノチューブの発見と応用
・飯島澄男(日本)/遠藤守信(日本)/フェードン・アヴォーリス(Phaedon Avouris、ギリシャ)/シース・デッカー(Cees Dekker、独)

第3位:量子テレポーテーションの研究
・チャールズ・ベネット(Charles H. Bennett、米国)/ジル・ブラッサー(Gilles Brassard、カナダ)/ウィリアム・ウーターズ(William K. Wootters、米国)/古澤明(日本)

化学賞(10月9日午後6時45分~)

第1位:リチウムイオン電池の開発 
・ジョン・グッドイナフ(John B. Goodenough、米国)/水島公一(日本)/吉野彰(日本)

第2位:酸化チタンの光触媒作用の開発
・藤嶋昭(日本)

第3位:「次世代シーケンサー」の開発
・ジョナサン・ロスバーグ(Jonathan M. Rothberg、米国)

三つの科学賞の内、ひとつは日本人がとりたい。今年は、化学賞あたりにきそう。応援!

。。。。。

未来館はゆりかもめ線テレコムセンター駅で下車。

歩いて5分。日本科学未来館。

たくさんのノーベル賞受賞者が来館している。一人ひとりが、科学少年少女に一言。

アンドロイド(オトナロイド)にノーベル賞の予想を聞く(笑)。

マンモス展。とても面白かった。のちほど詳細を。

では、みなさん、今日も一日、お元気で!

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4 コメント

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摩擦のナノテクノロジー (ディノベア)
2020-05-25 02:06:53
 今年はダイセルリサーチセンター久保田氏という方の、CCSCモデルという機械の摩擦の原理や本質を統一したものとなっているらしいですが、その中にでてくるアダマンタンという物質にものすごく興味を持ちました。
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ディノベアさま (marbo)
2020-05-25 09:14:01
コメントありがとうございます。
ナノテクノロジーは日本の得意分野ですね。
2020年も連続ノーベル賞といきたいものですね。
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マルテンサイト千年グローバルイノベーション (サムライ鉄の道)
2024-09-06 21:16:56
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
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サムライ鉄の道さま (marbo)
2024-09-06 21:39:33
コメントありがとうございました。
いろいろ勉強になりました。
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