気ままに

大船での気ままな生活日誌

SOMETIMES 三丁目の朝日

2007-12-20 18:12:44 | Weblog
昨日、"ALWAYS 続・三丁目の夕日"を観ての帰り道、ボクは、これだけ評判のいい映画は是非、第3作もつくるべきだ、と思いました。吉岡監督に陳情しようかと思っていますが、その際、第三作目のあらすじだけでも提案した方がより効果的だと思い、以下のような脚本をつくってみたのです。

まず、映画の題名ですが、”続・続 三丁目の夕日”とか、”ふたたびの三丁目の夕日”とか、考えてみたのですが、これでは団伊玖磨さんの「パイプのけむり」みたいで芸がないので、思い切り(とはいえ、結構、前題名をひきずっていますが)変えてみました。”SOMETIMES 三丁目の朝日”にしてみました。別にふざけてるわけでなくて(少しはふざけてますが)、結構、あらすじに即しているのですよ。

これまでの2作は、貧乏作家の吉岡秀隆を中心にした物語でしたが、今回は、薬師丸ひろこと上川隆也のふたりが中心となります。前作を観た方はピンとくると思います。そうです、あの橋のたもとで、薬師丸ひろこが出会った元恋人の上川隆也とが、また、近くの丘の上の公園で偶然再会し、ついに焼けぼっくりに火がついてしまうとゆう物語なのです。

鈴木オート社長、堤真一のかいがいしい妻、薬師丸ひろこが、インフルエンザにかかり、ダメフル(30年当時の薬)で治療したのですが、薬の副作用で、セーラー服を着て機関銃の銃口を堤真一に向けるという、異常行動をとってしまいました。それ以来、急速に夫婦仲が冷え込んでしまったのです。ちょうどその頃です、薬師丸が、丘の上公園で呆然とさまよっているときに、わんことの散歩中の上川隆也に出会います。目にいっぱい涙を溜め、およよと泣き崩れる薬師丸。抱き留める上川。前半のクライマックスシーンです。

その日以来、薬師丸は、早朝散歩とゆう名目で、彼と朝日のみえる丘の上公園でときどき密会します。題名はここからきているのです。”SOMETIMES 三丁目の朝日”をみながら、逢瀬を重ねます。

でも悪いことはできません。ある日のこと、締め切り原稿を出版社に届けるために通りかかった貧乏作家、吉岡秀隆に見つかってしまいます。いや、もう彼は貧乏作家ではありませんでした。芥川賞の落選以来、純文学をあきらめ、東北小藩の下級武士の赤貧洗うがごとき生活を人情味あふれるタッチで描く、時代小説を書くようになりました。自分の貧乏生活の経験が生きて、筆も進み、次々と作品を発表するようになります。そして、とうとう”ぶす(なまりです)の一分”で直木賞を受賞したのでした。しょぼくれ男から一躍、有名作家です。この境遇の変化をどう演じるか、吉岡秀隆の演技力が試されるところです。

さて、吉岡の奥さんになった小雪も、もとの踊り子さんに戻りますが、今度は、場末の小劇場ではなく、日劇ミュージックホールが舞台です。大柄の美人で、ダンスもじょうずとゆうことで、一躍、人気スターになります。実演ショーも、”ちょっとだけよ”ですが、映画の中に入れることになりますので、評判になると思いますよ。ボクも撮影現場を是非みさせてもらうつもりです(汗)。そうそう、淳之助くんはもちろん一緒に住んでいますよ。相変わらず、模範的な、いい少年ですよ。

堀北真希と浅利陽介の関係は、って?そうですね、教えてあげましょうね。浅利はコックさんとしてまじめに勤め、腕を上げて、将来は堀北真希と町の洋食屋さんを開こうねと約束します。脚本では、もちろん、途中で一波乱入れるつもりです。堀北真希に言い寄る、わるい男を誰にしようかと思案しているところです。

薬師丸ひろこと上川隆也のふたりがどうなるか、早く教えろって?それを教えちゃ、だれも観にこないでしょう。教えません。ただ、ラストシーンだけを教えましょうね。

丘の上公園に、堤真一、薬師丸ひろこ夫妻、そして子供の一平が、昇ってくる朝日をながめている。今日の朝日は特別、うつくしいわ、と涙ぐむ薬師丸。こうして3人で一緒にみてるからだと僕思う、と目を真っ赤にした一平。お日様の光が3人をやさしくつつむ。

ラストシーンの撮影も、ボクの散歩道の、この丘の上公園でする予定です。今朝もおだやかな、あたたかい朝日が昇ってきました。封切り前に、みなさんだけにおみせしましょうね。















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