気ままに

大船での気ままな生活日誌

紅白梅図×風神雷神図”展(4)宗達、光悦、乾山、抱一 九州場所二日目

2024-11-12 08:11:52 | Weblog

おはようございます。

熱海のMOA美術館の”光琳/国宝「紅白梅図屏風」×重文「風神雷神図屏風」”展の”その4”となりまする。写真撮影が可能のおかげでたくさんの作品を紹介できてうれしい。では3室へご案内しましょう。◎:重要文化財 〇:重要美術品

まずは、光悦と宗達のコラボ、鹿下絵新古今集和歌巻から。これは、先日の山種美術館の”福田平八郎x琳派”展にも、一断簡が展示されていた。この和歌巻は、さまざまな姿態や動作を見せる鹿の群像を俵屋宗達が金銀泥で描いた料紙に、本阿弥光悦が新古今和歌集の和歌二十八首を選んで書いた豪華なものである。もとは約22メートルの一巻の和歌巻で、益田鈍翁が所蔵していたが、現在は切り取られ、断簡となり、前半部の多くはMOAに、他の断簡は山種美術館などの諸家、そして後半部はシアトル美術館が所蔵している。今回は和漢の前半部と軸装にした断簡が展示されていた。

鹿下絵新古今集和歌巻 本阿弥光悦 俵屋宗達下絵  桃山〜江戸時代 17世紀 (前半部)

鹿下絵新古今集和歌巻断簡 本阿弥光悦 俵屋宗達下絵 桃山〜江戸時代 17世紀 
秋くれば ときはの山の まつかぜも うつる斗(ばかり)に 身にぞしみける(和泉式部)

伊勢物語図 西の対図 伝・俵屋宗達 江戸時代 17世紀
”西の対”の段で在原業平が思いを寄せた貴婦人(二条后宮)の旧屋敷を訪ねる場面。

西行物語絵巻断簡 俵屋宗達 江戸時代 寛永7年(1630)
本図は海田采女佑相保(かいだうねのすけすけやす)が描いた明応九年(1500)の奥書をもつ祖本をもとに、宗達が絵を模写し、烏丸光広(1579~1638)が詞書を書写した作品の断簡である。

軍鶏図 俵屋宗達 江戸時代 17世紀
宗達水墨画の代表的作品のひとつ。

犬図 伝・俵屋宗達 江戸時代 17世紀



色絵吉野山図透鉢 尾形乾山 江戸時代 18世紀
各所に透かし穴を開け、桜山の風情を出そうとしている。ゆるやかな曲面に白絵の具によって櫻花が表現されている。

◎ 色絵十二ヶ月歌絵皿 尾形乾山 江戸時代 元禄15年(1702)
藤原定家の和歌に因んだもので、裏に花と鳥の歌を各々一首、書き、皿内面に歌題材を色絵で描いている。

ここからは、江戸琳派の代表、酒井抱一の作品です。

月に秋草図 酒井抱一 江戸時代 19世紀
抱一が琳派の形式を念頭においた最初期の草花絵。

伊勢物語図 宇津山 酒井抱一 江戸時代 19世紀
伊勢物語第9段に取材。業平の一行が宇津山峠(駿河)で出会った顔見知りの修行僧に都への手紙を託する場面。

蟻通図  酒井抱一 江戸時代 19世紀
謡曲・蟻通等で親しまれた故事に取材。紀貫之が玉津島参詣のため蟻通神社まで来ると、にわかに日暮れて大雨に遭う場面。

◯ 雪月花図 酒井抱一 江戸時代 文政3年(1820)

雪松は画面上部に、雲井の月は中央に、桜花は下部に描いて、三幅を通して対角線に構図をまとめている。60歳の作で、抱一代表作の一つである。

藤蓮楓図 酒井抱一 江戸時代 19世紀
抱一が、琳派に熱烈に傾倒していた五十歳代後期の作。

(つづく)

大相撲九州場所 二日目

大の里、王鵬を押し倒す。2連勝。

初日の不安定さはなく、本来の力を出し、連勝。

尊富士、時疾風にもろ差しに組まれ、完敗。まだ、本来の強さが出ていない。

琴櫻、今日は完勝。平戸海を寄せ付けず。

若隆景は大栄翔にうまさで制し、2連勝。霧島は宇良にうまくとられ連敗。豊昇龍、熱海富士、翔猿も2連勝。

昨夕(11/11)、十一夜の月。十日夜(とおかんや)の名月は曇り空で見ることができなかった。お月見三冠を逃す。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で。

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大の里、尊富士、白星スタート 九州場所はじまる

2024-11-11 10:44:57 | Weblog

おはようございます。

いよいよ、九州場所がはじまった。おどろいたことに、九州場所のチケットが千秋楽まで完売だそうだ。28年前の若貴時代以来とのこと。はっきり言ってお荷物だった九州場所がこんなに元気になったのは新大関、大の里のおかげ。大の里の相撲を見たくて足を運ばれるのだ。まるで、地方球場まで満席にさせる大リーグの大谷選手のよう。

大の里人気に加えて、怪我から復帰し再入幕してきた尊富士にも大きな期待が寄せらている。今年の3月場所に130年振りの新入幕優勝を果たし、このとき大の里を破っている。怪我で二場所休場で十両に落ちたが、復帰後、13勝2敗で優勝し、一気に再入幕を果たした。令和6年に出場した3場所はすべて優勝(十両2回)している逸材である。

早くも大の里・尊富士時代の到来か、と期待する声が大きい。ぼくらの子供時代の栃若時代からはじまって、柏鵬時代、若貴時代、輪湖時代などライバルの優勝争いには心躍らせる。さて、ちょっと気が早いが、大の里と尊富士のライバルはどう呼ぶか。大尊(おおそん)時代では大損をイメージするし、大尊(タイソン)ではボクサーと間違えられる、大尊(おおたける)は呼び名が長すぎる。逆にして尊大(そんだい)では尊大でいかん。思い切り、里と富士を組み合わせ、里富時代(さととみ、りふ)なんてどうだろうか。そのうち、二人の実績が積み重なれば、それなりの呼び名が定着するだろう。あるいは、突然、琴櫻や王鵬が割り込んできて、大王時代、大琴時代にならないとも限らない。

さて、大の里と尊富士の初日、どちらも、あぶない相撲だったが、そろって白星発進した。

大の里 突き落とし 平戸海 過去、変化をされているので、思い切りいけなかったのかも。でも、よく残して白星。先場所も初日に熱海富士に辛勝だったので、二日目からは勝ち続けるだろう。

新大関、初白星!

親方は弟子の勝ち方にしぶい顔。大の里、顔を合わせたくない。

尊富士 叩き込み 朝紅龍 再入幕初白星

琴桜、豊昇龍、霧島、王鵬、若隆景が両力士を追う展開になるか。

琴桜も辛勝。

若隆景、霧島を寄り切る。

大の里、新大関の場所はふつうの力士なら10勝でよし、だが、12勝はほしい。できれば連続優勝へ。なんとなれば、全勝優勝。できれば、千秋楽に尊富士と全勝対決。と夢は膨らむばかりだが、怪我だけは気を付けてほしい。

近所の桜紅葉が見頃になりました。御衣黄桜(緑の花を咲かせる)ですよ。ソメイヨシノはもう落葉で、今年の桜紅葉はなし。

白星発進をお祝いして、近所の白鳥(うそです、皇居のお濠で)を。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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晩秋の東御苑 丸の内駅舎の上弦の月

2024-11-09 22:55:59 | Weblog

こんばんわ。

今日は皇居三の丸尚蔵館の展覧会を見ながら、晩秋の東御苑を歩いてきました。

もう、ツワブキが見頃になっているのにはびっくり。鎌倉ではまだ見ていない。

果樹古品種苑の前に大きな群落。

もう見頃!

群れるのが嫌いなのも見事に咲いていた。

これだけでも、ここへ来た甲斐があるというもの。

果樹園の柿の実もいっぱい。

柿の葉の紅葉

これをみて、ふと、せんだって山種美術館で見た福田平八郎の柿の葉の紅葉を描いた”彩秋”を思い出した。

ついでに、”竹”を思い出したが、これほどの鮮やかな色の竹は見い出せなかった。

せいぜいこれくらいか。

竹の下に台湾ホトトギスがいっぱい花を咲かせていた。

白い山茶花も見事だった。

二ノ丸雑木林にはシロヨメナの群落が。

諏訪の茶屋の前には懸崖がいくつも。見頃へあと一歩。新宿御苑はそろそろいいかな。

三の丸尚蔵館の展覧会(皇室の美術振興展)でも、晩秋の風景画がいくかあったが、その一つ。太田喜ニ郎の並木道(大正3年)。

丸の内駅舎の上弦の月

帰りに、東京駅に入る前にふと空を見上げると上弦の月。

丸の内駅舎の南口側の塔の近くに。

明日は十日夜(とおかんや)の名月。ただ天気が心配。

楽しい一日でした。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

東銀座の岩手県アンテナショップに大谷、世界一の号外が!もらいたかったがもうないらしい。

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紅白梅図×風神雷神図展(3)光琳作品オンパレード 夕富士・夕月・夕星

2024-11-08 21:53:06 | Weblog

こんばんわ。

熱海のMOA美術館で開催されている”光琳/国宝「紅白梅図屏風」×重文「風神雷神図屏風」”展。今日はその3となりまする。2室に入ると、光琳の作品がずらりと並ぶ。本展の主役の二つの屏風も光琳だし、前回、紹介した1室の作品も光琳が主体。これほど光琳作品を所蔵しているところは少ないのでは。前回、紹介した山種美術館の”福田平八郎x琳派”では光琳作品はゼロだった。

では、光琳作品オンパレード。◯:重要美術品

草紙洗小町図 尾形光琳 江戸時代 18世紀 歌合わせで万葉集に不正な加筆をした大伴黒主のたくらみを、小野小町が機転をきかせて、冊子を洗い、加筆部分を流し、暴く場面。

秋好中宮図 尾形光琳 江戸時代 18世紀 源氏物語の”少女”に取材。秋好中宮が箱の蓋に色とりどりの紅葉をのせ、紫の上に届けさせたエピソードを描く。

 ◯ 紫式部図(一部) 尾形光琳 江戸時代 18世紀 紫式部が石山寺で月をみて源氏物語の構想を得たという伝承を描く。

佐野渡図 尾形光琳 江戸時代 18世紀 新古今集の藤原定家の歌意に依ったもの。雪の降りしきる佐野の渡し場で行く手をはばまれた貴人と従者。

唐子に犬図(宗達写)尾形光琳 江戸時代 18世紀 宗達の水墨画を模したと云われる

寒山拾得図 尾形光琳 江戸時代 18世紀 巻物を掲げ、読む寒山と箒を携え聴く拾得を描く。宗達の寒山図と拾得図を合わせたようだ。

波に白鷺図  尾形光琳 江戸時代 18世紀 宗達の雲竜図屏風に近い波濤に空を舞う鷺。

琴高仙人図 尾形光琳 江戸時代 18世紀 琴高仙人が鯉に乗って水中より現れた。

では、3室へ。(つづく)

今日の夕富士・夕月・夕星

初冠雪、雪化粧の富士山、今日こそ、見られると思ったが、早朝から午後まで雲隠れ。ようやく日が暮れてから顔を出してくれた。雪化粧の有無はわからないが、うつくしいシルエット。

夕月と夕星(金星)

八日月。明日が上弦の月、明後日が十日夜(とうかんや)の名月。お月さまもお忙しい。

では、おやすみなさい。

いい夢を。


熱海の海を見る王と王妃(ムーア)と世界の美女たち。

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立冬の”雪月花” 初冠雪、浄智寺の秋明菊群落、夕月と金星

2024-11-07 21:55:11 | Weblog

こんばんわ。今日は立冬。雪月花を楽しみました(笑)。

今朝5時半に起きた。ベランダに出て夜明けの空を見る。立冬らしい寒々としたドジャーブルー(笑)。

東から西まで雲一つない快晴。これなら富士山も見えるはず。昨日、初冠雪があったと聞いたが、こちらからは雲に覆われ、確認できなかった。まだ見えない富士山の真上には木星がらんらんと輝いていた。

夜が明け、西方の富士山を観察。なんと、期待していた雪化粧は肉眼では見られなかった。さらに拡大写真にしても、降雪の痕跡は認定できなかった。

なお、甲府地方気象台は今朝、職員の目視で山頂付近に積雪を確認し、今季の”初冠雪”と発表した。平年より36日、去年より33日遅く、これまで最も遅かった10月26日を大幅に更新したようだ。昨日の発表は富士山麓の富士吉田市からの「富士山初雪化粧宣言」で、約40キロ離れた甲府地方気象台からは雲に覆われ確認できなかったようだ。ということで、正式には、今日、立冬が初冠雪の日となった。しかし、鎌倉からは確認できず、ぼくの”初冠雪”はいつになることやら(笑)。

立冬のお花見は浄智寺、書院庭園の秋明菊の群落。野趣に富む庭で四季折々、群生する花々を楽しんでいる。1週間ほど前、下見をしているので(笑)、そろそろいいかなとセーターを着こんで、出掛けた。ばっちりでしたよ。

紅八重の秋明菊が群れ成して咲いている。明月院のお行儀のいい秋明菊とは違い、野性的なうつくしさ。

高野槙の大樹に寄りそう子安観音さまもお花見。

観音さまの見ている風景。

今年もすばらしい秋明菊の群生を魅せていただいた。ありがとう!

書院の表に廻ると、ここには白色の秋明菊が。これは少し、盛りを過ぎていた。

ここのホトトギスの花の数が尋常でない。

帰り際、東慶寺にも寄ったが山門前のホトトギスと竜胆が魅せてくれた。

夕方はお月さまと宵の明星。四日月はばっちりだったが、その後五,六日月は曇り空、三日ぶりの七日月。金星とは離れてしまった。金星は右側中程にあるが、この写真では分かりにくい。

金星(中央上)

七日月。九月の中秋の名月、十月の十三夜の名月、そして十一月は十日夜(とおかんや)の名月。今年も是非、お月見三冠王を!あと三日!九州場所初日でもある。

以上で、立冬の雪月花といたしまする。でも、富士山の雪化粧は見られなかったし、これでは物足らないという方のために、先日、MOA美術館で見てきた酒井抱一の”雪月花”をどうぞ。

では、おやすみなさい。

いい夢を。


風神さま(光琳)。今日は木枯らし1号も。

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紅白梅図屏風・風神雷神図屏風展(2)琳派作品

2024-11-06 22:14:35 | Weblog

こんばんわ。

熱海のMOA美術館で開催されている”光琳/国宝「紅白梅図屏風」×重文「風神雷神図屏風」”展。その一番の見どころは昨日、記事にしたように光琳の二大名品が一部屋に展示され、同時に一目で見られること。これだけでけではない。琳派の先駆者、宗達、光悦、そしてあとを継ぐ尾形光琳と乾山、さらに江戸琳派の酒井抱一らの琳派の作品群も見逃せない。ここは、いつも写真撮影が可能で、たくさん撮ってきた。以下、なるべくたくさんの琳派作品をここに記録しておきたい。●:国宝◎:重要文化財

まず、第1室から。

絖地秋草模様描絵小袖 伝・尾形光琳 江戸時代 18世紀
東博の”冬木小袖”に近似する。無文の絹に菊、桔梗、萩、ススキなど秋草を描く。

秋草図屏風 伝・尾形光琳 江戸時代 18世紀
華やかでリズミカルな光琳風画面。

◎ 扇面貼交手箱 尾形光琳 江戸時代 18世紀 大和文華館
金箔を貼った木地に扇面絵8枚、団扇絵4枚を貼った豪華な手箱。

白梅図香包 尾形光琳

山水・寿老人図団扇

杜若・百合図団扇 伝 尾形光琳
杜若は何処?(笑)

源氏物語 紅梅図 伝 俵屋宗達 江戸時代 17世紀
源氏物語43段紅梅に取材。源氏物語図屏風の断簡。

◎ 竹梅図屏風 尾形光琳 江戸時代 17世紀 東京国立博物館蔵
金地に墨絵の珍しい形式。光琳、晩年の作。

花卉摺絵新古今集和歌巻 本阿弥光悦 桃山〜江戸時代 17世紀
金銀泥を用いて梅・藤・竹・勺薬・蔦の下絵を反復して摺り上げた版画下絵の料紙に、新古今和歌集の恋歌二十一首を選んで散らし書きした一巻。全長九メートルにおよぶ。写真を撮り忘れたので、以前のを使用。

龍虎図 俵屋宗達 江戸時代 17世紀
たらし込みの黒雲からぬっと顔を出す龍。目をむいて爪をかむ虎の顔はほほえましい。

虎図屏風 尾形光琳 江戸時代 18世紀
画面一杯に迫力のある構図だが、愛嬌のある顔にほっこり。この頃は本物の虎は来日していないので想像で描いている。

1室と2室のつなぎの間に常設展示の国宝がある。

色絵藤花文茶壺 野々村仁清 江戸時代 17世紀 

では、2室へ。(つづく)

では、おやすみなさい。

いい夢を。

光琳屋敷の庭先に咲いていた竜胆。

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光琳の国宝・紅白梅図屏風と重文・風神雷神図屏風を同時に観られる幸せ

2024-11-05 22:45:06 | Weblog

こんばんわ。

熱海のMOA美術館にある光琳の国宝・紅白梅図屏風はいつも熱海の梅の咲く頃に公開されるが、今年は、11月に展示されている。それも東博所蔵の重文・風神雷神図屏風と一緒にという。めったにない機会というか、ぼくは初めて。早速、出掛けた。

MOA美術館に到着すると、いきなり美女軍団がお出迎え下さる。

ミスインターナショナルコンテストに出場する三十数か国の代表だそうだ。日本文化を知ってもらうためにここを訪れたという。世界の美女と一緒に光琳の作品を見られる幸せ(笑)。

日本文化といえば、MOA美術館には能舞台(熱海座)もあり、近々、玉三郎の舞踊公演も予定されている。

玉三郎の舞踊公演

能・狂言も。辰巳万次郎と野村万之丞。

お馴染み秀吉の黄金茶室(精密復元)も美女軍団を喜ばせるだろう。

外に出れば、江戸時代の屋敷を見学できる。光琳屋敷(復元)。この屋敷の二階で国宝・紅白梅図屏風を描いたそうだ。

そして、美女軍団が一番、喜んだのは、やはり光琳の国宝・紅白梅図屏風と重文・風神雷神図屏風だろう。

光琳の風神雷神図屏風は俵屋宗達の国宝・風神雷神図屏風(建仁寺)の模写。模写でも重文。

この風神・雷神のニ神を紅白の梅に置き換え、さらに、中央の空間に水流を描くことで自らの特性をいかして紅白梅図屏風を完成させた。国宝・燕子花図屏風(根津美術館)と共に光琳の代表作である。

左下に署名(法橋光琳)がある。

ぼくは、何度も見ているニ作品だが、こうして、同時に一目で観られる幸せをしみじみと感じた。

本展には光琳のほかの作品や江戸琳派の酒井抱一らの作品も多数あり、おいおい紹介してゆきたい。

帰りも美女軍団と一緒になった。

楽しい一日だった。

では、おやすみなさい。

いい夢を。


熱海駅ビルの休憩所の熱海富士。そろそろ九州場所ですね。

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”福田平八郎X琳派”展 琳派編

2024-11-04 21:49:30 | Weblog

こんばんわ。

山種美術館で開催中の”福田平八郎X琳派”展。平八郎と彼が私淑し、影響を受けていた琳派の作品が、3章構成で展示されている。第1章・福田平八郎についてはレポしたが、今回は2章にわたる琳派編となりまする。

第二章 琳派の世界

まずは琳派の創始者、宗達と光悦の作品。そのトップにはぼくも大好きな鹿下絵新古今集和歌巻断簡。絵が宗達で、書が光悦、そして和歌が西行の”心なき 身にもあはれは しられけり 鴫立沢の 秋の夕暮れ”。光悦がこの画巻をつくるとき、これを最初の和歌に選出した。まさに”MVPトリオ”の合作といってよい。この断簡を手に入れた山種さん、多分、抽選だと思うので、運が良かったですね。

[絵]俵屋 宗達・[書] 本阿弥 光悦 鹿下絵新古今集和歌巻断簡 17 世紀(江戸時代)

そして、宗達の大作、小品が並ぶ。個人蔵も数点。

俵屋 宗達 蓮池水禽図 (個人蔵)17 世紀(江戸時代)

俵屋 宗達 狗子図 17 世紀 (江戸時代) 個人蔵

伝 俵屋 宗達 槙楓図 紙本金地・彩色 17 世紀(江戸時代)

尾形光琳の作品がないのが残念。たぶん、福田平八郎は光琳を一番私淑していたと思う。しかし、江戸琳派の作品は多数、所蔵しているようだ。酒井抱一、鈴木其一 ら。

酒井 抱一  秋草鶉図 【重要美術品】 19 世紀(江戸時代) 

酒井 抱一 宇津の山図 19 世紀(江戸時代) 

 

酒井抱一 菊小禽図  19 世紀(江戸時代)

酒井抱一 飛雪白鷺図 19 世紀(江戸時代)

鈴木 其一 四季花鳥図 紙本金地・彩色  19 世紀(江戸時代)

鈴木基一 牡丹図 19 世紀(江戸時代) 

鈴木基一 伊勢物語図 高安の女 19 世紀(江戸時代) 

第三章 近代・現代日本画にみる琳派的色彩

さらに、琳派の影響を受けたと思われる近代・現代の日本画も展示される。

(琳派に私淑)

小林古径 秌采 1934(昭和 9)年

安田 靫彦 朝顔 1932-37(昭和 7-12)年頃

速水御舟 秋茄子 (昭和9年)

奥村土牛 南瓜 1948(昭和 23)年

橋本明治 双鶴 1972(昭和 47)年 

(自然をデザインする)

山口 蓬春 新宮殿杉戸楓 4 分の 1 下絵 1967(昭和 42)年 

(斬新な構図を求めて)

山口 蓬春 錦秋 1963(昭和 38)年 

吉岡 堅二  春至  1970-73(昭和 45-48)年頃 吉岡は「伝統日本画の亡霊と闘う画家」と評されたそうだ。福田平八郎に類似した作品もある。

吉岡 堅二 浮遊 1976(昭和 51)年 

とてもすばらしい美術展でした。2025年の山種美術館カレンダーも買ってきました。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

昨日、逗子海岸で見られなかった三日月。今日は金星(雲の上)と一緒に。明日はもっと接近。

”三日月”(四日月)

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逗子海岸の夕景

2024-11-03 22:56:12 | Weblog

こんばんわ。

今日は久しぶりの秋晴れ。

そして、久しぶりの逗子海岸。ちょうど夕陽が沈むころ海岸に到着。

ああ夕日が沈む。

右手の方に夕富士と江の島。

富士山は頭を雲の上に出し。手前が江の島。

ちょうど舟が。

暗くなるのを待とう。今日は三日月が見えるはず。

しばらくして、南西の空に一番星が輝き始めた。宵の明星、金星だ。

ちょっとぼかすと写真でも金星の位置がはっきりする。

しかし、三日月がなかなか現れない。念のため、国立天文台の”今日の星空”をチェックしてみると、三日月はこの時刻にはもう沈んでいた。ということは、今日は関東地方はどこでも見えない。残念なり。三日月と金星と夕富士を一緒に撮りたかったのに。でも、夕富士は雲が少し晴れてきて、雄大な姿になってきた。

帰り際の夕富士。江の島の灯りも。

久し振りに逗子海岸の夕景を堪能した。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

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港の見える丘公園の秋 秋明菊、秋薔薇、アメジストセージ  大谷、凱旋

2024-11-02 18:22:50 | Weblog

こんばんわ。

かまくらの秋明菊が見頃になってきたので、港の見える丘公園のイギリス館裏庭の秋明菊の群生が見たくなり出掛けた。思った通りの見頃で大満足。

紅八重系秋明菊の向こうに白色の秋明菊の群落。

これほどの群生はかまくらでは見られない。

イギリス館を背景に。

手前に薔薇、その向こうに紅白の秋明菊。

イギリス館の表庭の薔薇苑にも秋明菊の小群落がある。

今年も素晴らしい秋明菊の群落を見られて最高!

イギリス館の秋薔薇は少し物足らないが、一つひとつの花は見事です。

ローズヨコハマ

ブリンセス モナコ

桃香

アオスジアゲハがとまる花は?薔薇ではなさそう。

百日草かな。

アメジストセージもこの時期、見頃に。

山手洋館111前

 

イギリス館前

帰りにアメリカ公園でアメリカハナミズキの紅葉を見る。横浜マリンタワーを入れて。

大谷凱旋

ドジャーズがロスに凱旋した。優勝パレードに25万人が出迎えた。近くならぼくも行った(笑)。奥さんとデコピンも同乗。ショウヘイ!MVP!デコピン!の大声援。

ドジャースタジアムでは英語であいさつ。おめでとう。

では、おやすみなさい。

いい夢を。


紅白秋明菊、秋薔薇、アメジストセージが一望。

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