NHK教育TVで「日めくり万葉集」第2弾が始まりました。
平日の午前中ということで 勤めの方は 見る機会に恵まれません。
また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
そこで ここで取り上げて 訳し・「みじかものがたり」を 掲載したく思います。
ご覧下さい。
【十月二十五日】放映分
物皆は 新たしきよし ただしくも 人は古りにし よろしかるべし
《何事も 新し良えで そは云うが 人は古いが 良えのん違うか》
―作者未詳―(巻十・一八八五)
【万葉歌みじかものがたり】《人は古りにし》
年が明ければ 齢が増える
齢肴に 年寄り茶化す
しとしと雨が 春趣深め
恋のときめき 春こそなれば
冬過ぎて 春し来れば 年月は 新たなれども 人は古りゆく
《冬過ぎて 春になったら 新年や でも人だけは 古なってくで》
―作者未詳―(巻十・一八八四)
物皆は 新たしきよし ただしくも 人は古りにし よろしかるべし
《何事も 新し良えで そは云うが 人は古いが 良えのん違うか》
―作者未詳―(巻十・一八八五)
春の雨に ありけるものを 立ち隠り 妹が家道に この日暮らしつ
《言う程の こと無い春雨を 避けとって 訪ね行く道 日ィ暮れて仕舞た》
―作者未詳―(巻十・一八七七)
今行きて 聞くものにもが 明日香川 春雨降りて たぎつ瀬の音を
《すぐ行って 聞きたいもんや 春雨降って 流れ激しい 明日香川の瀬音》
―作者未詳―(巻十・一八七八)
住吉の 里行きしかば 春花の いやめづらしき 君に逢へるかも
《住吉の 里行ったとき 春花の様な あの人にうち 出逢うたのんや》
―作者未詳―(巻十・一八八六)
【旋頭歌】
春日なる 御笠の山に 月も出でぬかも
佐紀山に 咲ける桜の 花の見ゆべく
《春日ある 御笠の山に 月出て欲しな
佐紀山で咲く 桜の花を 見てみたいんで》
―作者未詳―(巻十・一八八七)
白雪の 常敷く冬は 過ぎにけらしも
春霞 たなびく野辺の 鴬鳴くも
《白雪が 積もり降る冬 去ったらしいな
春霞 棚引く野ぉで 鳴く鶯や》
―作者未詳―(巻十・一八八八)
【比喩歌】
我がやどの 毛桃の下に 月夜さし 下心よし うたてこのころ
《庭にある 毛桃木の下 月照らし なんや知らんが 楽し心や》
(家童女 やっと大人に なったんや 月の徴や 目出度いことに)
―作者未詳―(巻十・一八八九)
――――――――――――――――――――
【新しい試みです】
「歌心関西訳」の作成過程をご覧ください。
これなら あなたも 訳せますよ。
<訳してみよう万葉集>へ
【万葉歌みじか物語】はこちら
<万葉歌みじかものがたり>へ
■リンク先
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物皆は 新たしきよし ただしくも 人は古りにし よろしかるべし
《何事も 新し良えで そは云うが 人は古いが 良えのん違うか》
―作者未詳―(巻十・一八八五)
【万葉歌みじかものがたり】《人は古りにし》
年が明ければ 齢が増える
齢肴に 年寄り茶化す
しとしと雨が 春趣深め
恋のときめき 春こそなれば
冬過ぎて 春し来れば 年月は 新たなれども 人は古りゆく
《冬過ぎて 春になったら 新年や でも人だけは 古なってくで》
―作者未詳―(巻十・一八八四)
物皆は 新たしきよし ただしくも 人は古りにし よろしかるべし
《何事も 新し良えで そは云うが 人は古いが 良えのん違うか》
―作者未詳―(巻十・一八八五)
春の雨に ありけるものを 立ち隠り 妹が家道に この日暮らしつ
《言う程の こと無い春雨を 避けとって 訪ね行く道 日ィ暮れて仕舞た》
―作者未詳―(巻十・一八七七)
今行きて 聞くものにもが 明日香川 春雨降りて たぎつ瀬の音を
《すぐ行って 聞きたいもんや 春雨降って 流れ激しい 明日香川の瀬音》
―作者未詳―(巻十・一八七八)
住吉の 里行きしかば 春花の いやめづらしき 君に逢へるかも
《住吉の 里行ったとき 春花の様な あの人にうち 出逢うたのんや》
―作者未詳―(巻十・一八八六)
【旋頭歌】
春日なる 御笠の山に 月も出でぬかも
佐紀山に 咲ける桜の 花の見ゆべく
《春日ある 御笠の山に 月出て欲しな
佐紀山で咲く 桜の花を 見てみたいんで》
―作者未詳―(巻十・一八八七)
白雪の 常敷く冬は 過ぎにけらしも
春霞 たなびく野辺の 鴬鳴くも
《白雪が 積もり降る冬 去ったらしいな
春霞 棚引く野ぉで 鳴く鶯や》
―作者未詳―(巻十・一八八八)
【比喩歌】
我がやどの 毛桃の下に 月夜さし 下心よし うたてこのころ
《庭にある 毛桃木の下 月照らし なんや知らんが 楽し心や》
(家童女 やっと大人に なったんや 月の徴や 目出度いことに)
―作者未詳―(巻十・一八八九)
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