■今昔１６１近畿

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■今昔１６２大阪

★大阪は　難波が中心
　難波には　応神朝の大隈宮　仁徳朝の高津宮　孝徳朝の難波長柄豊碕宮　聖武朝の難波宮　が置かれた
　大和朝廷の外港であり　半島・大陸の先進文化の入り口であった



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■今昔１６３草香の直越

★大和から難波へ抜けるルートは　生駒越えか竜田越え
　生駒越えは　直線ルート（直超え）で近道ではあるが　険路であった



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■今昔１６４河内の大橋

★高橋虫麻呂　万葉第三期歌人　歌人の個性が輝きを見せる時代に生きる
　伝説歌人とされ　処女児・旅・社交・自然を多く呼んでいる
　犬養先生が多分に関心を寄せられた歌人の一人だ



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■今昔１６５河内の大橋

★河内の朱塗りの大橋を行く乙女
　現実とも空想ともつかぬ　歌物語の展開　虫麻呂ロマンチシズム



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■今昔１６６河内の飛鳥川

★古市の飛鳥は　竹内峠を経て　大和飛鳥・藤原京と通じている
　この街道沿いには　聖徳太子墓・用明陵・推古陵・孝徳陵・小野妹子墓・蘇我倉山田石川麻呂墓などがあり　古代文明の一大中心であった



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■今昔１６７住吉の大神

★住吉（すみのえ）の神は　海上支配の神として　あがめられ　古代より航海の安全祈願の神であった



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■今昔１６８浅沢小野

★住吉大社の東南　浅沢神社があり
　狭い湿地状の池に　杜若が植えられ　石碑がある



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■今昔１６９あられ松原

★住之江区安立二丁目の商店街沿い　霰松原公園に　整備されて　碑がある



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■今昔１７０高師の浜

★犬養先生の当時　すでに高師浜はなく　やむなく　浜寺海岸で撮影
　そして　今　松はあるものの　すぐ向こうに臨海工場群



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■今昔１７１取石の池

★池は消滅寸前
　すぐ近くの旧信太村は
　菟原処女（うないおとめ）伝説＜後掲「兵庫」参照＞の
　小竹田壮士（しのだをとこ）の地



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■今昔１７２吹飯の浜

★うらさびれた深日（ふけ）の漁村　と　大工場群



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■今昔１７３和歌山

★紀伊国　大和の隣国
　故地は　紀ノ川筋と沿岸地
　＜行幸＞
　　・斉明朝４年（658）紀の湯
　　・持統朝４年（690）紀の湯
　　・文武朝大宝元年（701）紀の湯
　　・聖武朝神亀元年（724）玉津島



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■今昔１７４まつちの山川

★紀和国境の地
　別離・望郷・妻恋の抒情がかもし出される場所だ
　「まつち」の歌８首



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■今昔１７５妹と背の山

★紀ノ川の　右岸にせまる「背」の山　左岸にせまる「妹」の山
　中州の船岡山を挟んで　仲良く接近　「羨（とも）しくも」を実感
　



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