犬養万葉今昔―犬養孝先生著「万葉の旅」を訪ねて

犬養孝先生名著「万葉の旅」記載の万葉故地309箇所を訪ね、先生が撮られれたのと同じ場所に立った写真撮影を目指す紀行。

■今昔280安蘇の河原

2009年03月17日 | 今昔(8)東国(二)
安蘇川の 河原の石を踏まず 空を飛んで会いにきた
本当に空を飛ぶ訳はない
<足も地に着かず うわの空で>
万葉人のこころ 今に同じ
その上で
<お前は どうじゃ!>と 畳みかける直情



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5 コメント

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空 行(ゆ)時ぬよ (石踏まず 土踏まず)
2014-05-12 17:32:32
『ゆと』が何故、飛んでと解釈されてるのか疑問です。
『ゆと』は飛んで ではなく
この時代も『飛ぶ』は飛ぶ だったはずです。
万葉集にも、鳥が、ゆと来ぬ と詠んだ歌は無いようなので
空ゆと来ぬよ は、飛んで来たの ではなく、
空 行(ゆ)時ぬよ と詠まれているようです。

下都毛野 安蘇の河原よ 石踏まず 空 行(ゆ)時ぬよ 汝が心のれ

石ふまぬ 安蘇の川原に 行き暮れて みかほの崎に けふやとまらむ

崩岸辺(あずへ)から 駒の行(ゆ)ごのす 危(あや)はとも
人妻児ろを目(ま)ゆかせらふも
(万葉集 東歌 14-3541)
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「空ゆと」の「ゆ」の参考書解説 (八島 守)
2020-03-04 06:35:06
私の見た参考書では、この「ゆ」は「~を通って」・「~を経由して」の意味なので、「空ゆと」を意訳すると「空を飛んで」となると解説していました。

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Unknown (関東の行(ゆ)万葉歌)
2020-05-10 22:11:29
逢はずして行かば惜しけむ麻久良我の許我漕ぐ船に君も逢はぬかも

上つ毛野伊香保の嶺ろに降ろ雪の行き過ぎかてぬ妹が家のあたり

足の音せず行かむ駒もが葛飾の真間の継橋やまず通はむ

ま愛しみさ寝に我は行く鎌倉の水無瀬川に潮満つなむか

武蔵嶺の小峰見隠し忘れ行く君が名懸けて我を音し泣くる

難波道を行きて来までと我妹子が付けし紐が緒絶えにけるかも

我が家ろに行かも人もが草枕旅は苦しと告げ遣らまくも

鳥総立て足柄山に船木伐り木に伐り行きつあたら船木を

我が行きの息づくしかば足柄の峰延ほ雲を見とと偲はね

足柄の箱根飛び越え行く鶴の羨しき見れば大和し思ほゆ

常陸指し行かむ雁もが我が恋を記して付けて妹に知らせむ

旅行きに行くと知らずて母父に言申さずて今ぞ悔しけ
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Unknown (空行(ゆ)く万葉歌)
2020-05-10 22:20:43
0710: み空行く月の光にただ一目相見し人の夢にし見ゆる

1372: み空行く月読壮士夕さらず目には見れども寄るよしもなし

2879: み空行く名の惜しけくも我れはなし逢はぬ日まねく年の経ぬれば

3510: み空行く雲にもがもな今日行きて妹に言どひ明日帰り来む

4410: み空行く雲も使と人は言へど家づと遣らむたづき知らずも
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Unknown (扁平足)
2020-05-20 23:24:17
この歌、土踏まずの起源ぽいけど
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