NHK教育TVで「日めくり万葉集」第2弾が始まりました。
平日の午前中ということで 勤めの方は 見る機会に恵まれません。
また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
そこで ここで取り上げて 訳し・「みじかものがたり」を 掲載したく思います。
ご覧下さい。
【三月十二日】放映分
天地の いづれの神を 祈らばか 愛し母に また言問はむ
《天地の どの神さんを 拝んだら 愛しい母に また逢えるんか》
―大伴部麻与佐―(巻二十・四三九二)
【万葉歌みじかものがたり】《母とふ花の》
子供皆々 乳離れできぬ
まして別れた 旅寝の空は
思い途切れず 母親思う
恋し恋しい 恋しでお母ぁ
畳薦 牟良自が磯の 離磯の 母を離れて 行くが悲しさ
《牟良自磯 岸を離れた 沖の磯 お母ぁ離れて 行くのん辛い》
―生部道麻呂―(巻二十・四三三八)
たらちねの 母を別れて まこと我れ 旅の仮廬に 安く寝むかも
《なぁお母 お母と別れて わし一人 旅空宿り まんじり出来ん》
―日下部三中―(巻二十・四三四八)
母刀自も 玉にもがもや 戴きて 角髪の中に あへ巻かまくも
《おっ母さん 玉やったらな 捧げ持ち 角髪の中に 巻き込めるのに》
―津守小黒栖―(巻二十・四三七七)
時々の 花は咲けども 何すれぞ 母とふ花の 咲き出来ずけむ
《時期時期に 花咲くのんに なんでまた お母ぁいう名の 花咲かんのや》
―丈部真麻呂―(巻二十・四三二三)
我が母の 袖もち撫でて 我が故に 泣きし心を 忘らえぬかも
《おっ母ぁが 袖で頭を 撫でてくれ 泣いてくれたん 忘れられんわ》
―物部乎刀良―(巻二十・四三五六)
我が門の 五本柳 何時も何時も 母が恋すす 業ましつしも
《この今も わし気に懸けて おっ母ぁが 畑で仕事 しとるんやろか》
―矢作部真長―(巻二十・四三八六)
真木柱 ほめて造れる 殿のごと いませ母刀自 面変りせず
《立派柱 設え建てた 屋敷みたい 母よ達者で 窶れなさんと》
―坂田部首麻呂―(巻二十・四三四二)
天地の いづれの神を 祈らばか 愛し母に また言問はむ
《天地の どの神さんを 拝んだら 愛しい母に また逢えるんか》
―大伴部麻与佐―(巻二十・四三九二)
母の無い子は 父親思う
まして老いたる 父親ならば
橘の 美袁利の里に 父を置きて 道の長道は 行きかてぬかも
《橘の 美袁利の里に 父置いて 行くん辛いで 道長々と》
―丈部足麻呂―(巻二十・四三四一)
――――――――――――――――――――
【古事記ものがたり】への誘い
古事記編纂1300年を期し 一大叙事詩を作ってみました
こちらを ご覧下さい。
【古事記ものがたり】へ
【万葉歌みじか物語】はこちら
<万葉歌みじかものがたり>へ
■リンク先
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また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
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【三月十二日】放映分
天地の いづれの神を 祈らばか 愛し母に また言問はむ
《天地の どの神さんを 拝んだら 愛しい母に また逢えるんか》
―大伴部麻与佐―(巻二十・四三九二)
【万葉歌みじかものがたり】《母とふ花の》
子供皆々 乳離れできぬ
まして別れた 旅寝の空は
思い途切れず 母親思う
恋し恋しい 恋しでお母ぁ
畳薦 牟良自が磯の 離磯の 母を離れて 行くが悲しさ
《牟良自磯 岸を離れた 沖の磯 お母ぁ離れて 行くのん辛い》
―生部道麻呂―(巻二十・四三三八)
たらちねの 母を別れて まこと我れ 旅の仮廬に 安く寝むかも
《なぁお母 お母と別れて わし一人 旅空宿り まんじり出来ん》
―日下部三中―(巻二十・四三四八)
母刀自も 玉にもがもや 戴きて 角髪の中に あへ巻かまくも
《おっ母さん 玉やったらな 捧げ持ち 角髪の中に 巻き込めるのに》
―津守小黒栖―(巻二十・四三七七)
時々の 花は咲けども 何すれぞ 母とふ花の 咲き出来ずけむ
《時期時期に 花咲くのんに なんでまた お母ぁいう名の 花咲かんのや》
―丈部真麻呂―(巻二十・四三二三)
我が母の 袖もち撫でて 我が故に 泣きし心を 忘らえぬかも
《おっ母ぁが 袖で頭を 撫でてくれ 泣いてくれたん 忘れられんわ》
―物部乎刀良―(巻二十・四三五六)
我が門の 五本柳 何時も何時も 母が恋すす 業ましつしも
《この今も わし気に懸けて おっ母ぁが 畑で仕事 しとるんやろか》
―矢作部真長―(巻二十・四三八六)
真木柱 ほめて造れる 殿のごと いませ母刀自 面変りせず
《立派柱 設え建てた 屋敷みたい 母よ達者で 窶れなさんと》
―坂田部首麻呂―(巻二十・四三四二)
天地の いづれの神を 祈らばか 愛し母に また言問はむ
《天地の どの神さんを 拝んだら 愛しい母に また逢えるんか》
―大伴部麻与佐―(巻二十・四三九二)
母の無い子は 父親思う
まして老いたる 父親ならば
橘の 美袁利の里に 父を置きて 道の長道は 行きかてぬかも
《橘の 美袁利の里に 父置いて 行くん辛いで 道長々と》
―丈部足麻呂―(巻二十・四三四一)
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古事記編纂1300年を期し 一大叙事詩を作ってみました
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