NHK教育TVで「日めくり万葉集」第2弾が始まりました。
平日の午前中ということで 勤めの方は 見る機会に恵まれません。
また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
そこで ここで取り上げて 訳し・「みじかものがたり」を 掲載したく思います。
ご覧下さい。
【三月十二日】放映分
うらさぶる 心さまねし ひさかたの 天の時雨の 流らふ見れば
《空覆い 時雨続いて 流れ降る 見たら侘びしさ 胸広がるで》
―長田王―(巻一・八二)
【万葉歌みじかものがたり】《御井を見がてり》
恋に現を 抜かしていたり
花に雪にと 浮かれていても
役目果たさで 仕えは出来ぬ
命が下れば 身は西東
任を賜り 行く旅空は
苦労難儀の 道連れ覚悟
如何な艱難 あったや知れず
そこは宮人 憂いは見せぬ
【和銅五年(712)長田王伊勢斎宮派遣】
山辺の 御井を見がてり 神風の 伊勢娘子ども 相見つるかも
《念願の 聖水を見に来て その上に 伊勢の聖女に 逢えもしたがな》
―長田王―(巻一・八一)
うらさぶる 心さまねし ひさかたの 天の時雨の 流らふ見れば
《空覆い 時雨続いて 流れ降る 見たら侘びしさ 胸広がるで》
―長田王―(巻一・八二)
海の底 沖つ白波 竜田山 何時か越えなむ 妹があたり見む
《山向こう あの児居る里 竜田山 越えて逢い行く その内きっと》
―長田王―(巻一・八三)
(海の底沖つ白波→立つ→竜田山)
【筑紫肥後水島・長田王官命にて下る】
聞きし如 まこと貴く 奇しくも 神さび居るか これの水島
《聞いたまま ほんま貴て 神秘やで 神さん居るで この水島は》
―長田王―(巻三・二四五)
葦北の 野坂の浦ゆ 船出して 水島に行かむ 波立つなゆめ
《野坂浦 船漕ぎ出して 水島に 行こ思うんや 波立たんとき》
―長田王―(巻三・二四六)
沖つ波 辺波立つとも 我が背子が 御船の泊り 波立ためやも
《沖や岸 波立ったかて 長田王さん 船泊めはるに 波立つもんか》
―石川大夫―(巻三・二四七)
隼人の 薩摩の瀬戸を 雲居なす 遠くも我れは 今日見つるかも
《薩摩瀬戸 今日わし見たで 遥々と 雲の彼方の ここ辿り来て》
―長田王―(巻三・二四八)
【天武皇子長皇子の子長田王とは別人らしい】
景行天皇 巡行砌
葦北小島 泊まりし折りに
供御賜るに 飲み水所望
聞いた小左 探すが有らず
天神仰ぎ 地祇祈らせば
不思議や崖に 湧き水出ずる
依ってこの島 「水島」名付く
(日本書紀 景行天皇十八年の条)
――――――――――――――――――――
【古事記ものがたり】への誘い
古事記編纂1300年を期し 一大叙事詩を作ってみました
こちらを ご覧下さい。
【古事記ものがたり】へ
【万葉歌みじか物語】はこちら
<万葉歌みじかものがたり>へ
■リンク先
平日の午前中ということで 勤めの方は 見る機会に恵まれません。
また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
そこで ここで取り上げて 訳し・「みじかものがたり」を 掲載したく思います。
ご覧下さい。
【三月十二日】放映分
うらさぶる 心さまねし ひさかたの 天の時雨の 流らふ見れば
《空覆い 時雨続いて 流れ降る 見たら侘びしさ 胸広がるで》
―長田王―(巻一・八二)
【万葉歌みじかものがたり】《御井を見がてり》
恋に現を 抜かしていたり
花に雪にと 浮かれていても
役目果たさで 仕えは出来ぬ
命が下れば 身は西東
任を賜り 行く旅空は
苦労難儀の 道連れ覚悟
如何な艱難 あったや知れず
そこは宮人 憂いは見せぬ
【和銅五年(712)長田王伊勢斎宮派遣】
山辺の 御井を見がてり 神風の 伊勢娘子ども 相見つるかも
《念願の 聖水を見に来て その上に 伊勢の聖女に 逢えもしたがな》
―長田王―(巻一・八一)
うらさぶる 心さまねし ひさかたの 天の時雨の 流らふ見れば
《空覆い 時雨続いて 流れ降る 見たら侘びしさ 胸広がるで》
―長田王―(巻一・八二)
海の底 沖つ白波 竜田山 何時か越えなむ 妹があたり見む
《山向こう あの児居る里 竜田山 越えて逢い行く その内きっと》
―長田王―(巻一・八三)
(海の底沖つ白波→立つ→竜田山)
【筑紫肥後水島・長田王官命にて下る】
聞きし如 まこと貴く 奇しくも 神さび居るか これの水島
《聞いたまま ほんま貴て 神秘やで 神さん居るで この水島は》
―長田王―(巻三・二四五)
葦北の 野坂の浦ゆ 船出して 水島に行かむ 波立つなゆめ
《野坂浦 船漕ぎ出して 水島に 行こ思うんや 波立たんとき》
―長田王―(巻三・二四六)
沖つ波 辺波立つとも 我が背子が 御船の泊り 波立ためやも
《沖や岸 波立ったかて 長田王さん 船泊めはるに 波立つもんか》
―石川大夫―(巻三・二四七)
隼人の 薩摩の瀬戸を 雲居なす 遠くも我れは 今日見つるかも
《薩摩瀬戸 今日わし見たで 遥々と 雲の彼方の ここ辿り来て》
―長田王―(巻三・二四八)
【天武皇子長皇子の子長田王とは別人らしい】
景行天皇 巡行砌
葦北小島 泊まりし折りに
供御賜るに 飲み水所望
聞いた小左 探すが有らず
天神仰ぎ 地祇祈らせば
不思議や崖に 湧き水出ずる
依ってこの島 「水島」名付く
(日本書紀 景行天皇十八年の条)
――――――――――――――――――――
【古事記ものがたり】への誘い
古事記編纂1300年を期し 一大叙事詩を作ってみました
こちらを ご覧下さい。
【古事記ものがたり】へ
【万葉歌みじか物語】はこちら
<万葉歌みじかものがたり>へ
■リンク先
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます