NHK教育TVで「日めくり万葉集」第2弾が始まりました。
平日の午前中ということで 勤めの方は 見る機会に恵まれません。
また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
そこで ここで取り上げて 訳し・「みじかものがたり」を 掲載したく思います。
ご覧下さい。
【八月二日】放映分
★夏麻引く 海上潟の 沖つ洲に
鳥はすだけど 君は音もせず
【万葉歌みじかものがたり】《箱根飛び越え》
近江若狭は 畿内に近い
気楽気持が 漂い見える
東山道東 さすがに異郷
見聞きのすべて 珍し見える
【東山道 近江】
近江の海 港は八十ち 何処にか 君が舟泊て 草結びけむ
《近江海 港多数ある その何処に あんた船泊め 宿してんやろ》
―古集―(巻七・一一六九)
楽浪の 連庫山に 雲居れば 雨ぞ降るちふ 帰り来我が背
《連庫の 山雲出たら 雨や云う 帰っといでや なぁお前さん》
―古集―(巻七・一一七〇)
大御船 泊ててさもらふ 高島の 三尾の勝野の 渚し思ほゆ
《見えてるん 大君船の 風待ちの 三尾の勝野の あの渚やで》
―古集―(巻七・一一七一)
(大君が行幸時に雲の具合で船待ちをした三尾)
何処にか 舟乗りしけむ 高島の 香取の浦ゆ 漕ぎ出来る舟
《あの船は 何処の港を 出て来たか 香取の浦を 通り漕ぐんは》
―古集―(巻七・一一七二)
高島の 安曇白波は 騒けども 我れは家思ふ 廬り悲しみ
《安曇川の 白波騒がしが 耳漫ろ わし家恋し 旅寂しいて》
―古集―(巻七・一二三八)
【北陸道 若狭】
若狭なる 三方の海の 浜清み い行き帰らひ 見れど飽かぬかも
《若狭国 三方の海は 浜清い 行きつ戻りつ 見飽きん景色》
―古集―(巻七・一一七七)
【東山道 飛騨】
飛騨人の 真木流すといふ 丹生の川 言は通へど 舟ぞ通はぬ
《飛騨人が 木流す丹生川は 瀬ぇ激し 声届くけど 船通わんで》
―古集―(巻七・一一七三)
【東海道(東) 常陸・下総・相模】
霰降り 鹿島の崎を 波高み 過ぎてや行かむ 恋しきものを
《鹿島崎 波高いから 素通りや 寄って行きたい 思とったのに》
―古集―(巻七・一一七四)
夏麻引く 海上潟の 沖つ洲に 鳥はすだけど 君は音もせず
《海上潟の 沖の砂州には 鳥集い 群れ五月蝿いが あんた音無し》
―古集―(巻七・一一七六)
足柄の 箱根飛び越え 行く鶴の 羨しき見れば 大和し思ほゆ
《足柄の 箱根を越えて 鶴行くで 大和向こてる わし羨まし》
―古集―(巻七・一一七五)
――――――――――――――――――――
【新しい試みです】
「歌心関西訳」の作成過程をご覧ください。
これなら あなたも 訳せますよ。
<訳してみよう万葉集>へ
【万葉歌みじか物語】はこちら
<万葉歌みじかものがたり>へ
■リンク先
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【八月二日】放映分
★夏麻引く 海上潟の 沖つ洲に
鳥はすだけど 君は音もせず
【万葉歌みじかものがたり】《箱根飛び越え》
近江若狭は 畿内に近い
気楽気持が 漂い見える
東山道東 さすがに異郷
見聞きのすべて 珍し見える
【東山道 近江】
近江の海 港は八十ち 何処にか 君が舟泊て 草結びけむ
《近江海 港多数ある その何処に あんた船泊め 宿してんやろ》
―古集―(巻七・一一六九)
楽浪の 連庫山に 雲居れば 雨ぞ降るちふ 帰り来我が背
《連庫の 山雲出たら 雨や云う 帰っといでや なぁお前さん》
―古集―(巻七・一一七〇)
大御船 泊ててさもらふ 高島の 三尾の勝野の 渚し思ほゆ
《見えてるん 大君船の 風待ちの 三尾の勝野の あの渚やで》
―古集―(巻七・一一七一)
(大君が行幸時に雲の具合で船待ちをした三尾)
何処にか 舟乗りしけむ 高島の 香取の浦ゆ 漕ぎ出来る舟
《あの船は 何処の港を 出て来たか 香取の浦を 通り漕ぐんは》
―古集―(巻七・一一七二)
高島の 安曇白波は 騒けども 我れは家思ふ 廬り悲しみ
《安曇川の 白波騒がしが 耳漫ろ わし家恋し 旅寂しいて》
―古集―(巻七・一二三八)
【北陸道 若狭】
若狭なる 三方の海の 浜清み い行き帰らひ 見れど飽かぬかも
《若狭国 三方の海は 浜清い 行きつ戻りつ 見飽きん景色》
―古集―(巻七・一一七七)
【東山道 飛騨】
飛騨人の 真木流すといふ 丹生の川 言は通へど 舟ぞ通はぬ
《飛騨人が 木流す丹生川は 瀬ぇ激し 声届くけど 船通わんで》
―古集―(巻七・一一七三)
【東海道(東) 常陸・下総・相模】
霰降り 鹿島の崎を 波高み 過ぎてや行かむ 恋しきものを
《鹿島崎 波高いから 素通りや 寄って行きたい 思とったのに》
―古集―(巻七・一一七四)
夏麻引く 海上潟の 沖つ洲に 鳥はすだけど 君は音もせず
《海上潟の 沖の砂州には 鳥集い 群れ五月蝿いが あんた音無し》
―古集―(巻七・一一七六)
足柄の 箱根飛び越え 行く鶴の 羨しき見れば 大和し思ほゆ
《足柄の 箱根を越えて 鶴行くで 大和向こてる わし羨まし》
―古集―(巻七・一一七五)
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