犬養万葉今昔―犬養孝先生著「万葉の旅」を訪ねて

犬養孝先生名著「万葉の旅」記載の万葉故地309箇所を訪ね、先生が撮られれたのと同じ場所に立った写真撮影を目指す紀行。

■今昔385手結が浦

2009年09月30日 | 今昔(12)北陸(一)(二) 万葉の終焉
★干し網竿はないが・・・

敦賀 北陸道の喉元 大陸との交通の要津
敦賀から北国への道筋は 田結たい・松が崎・五幡いつはた杉津すいづと 北へ進む
手結たゆいが浦は 田結の浜である


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■今昔386越路の雪

2009年09月29日 | 今昔(12)北陸(一)(二) 万葉の終焉
★雪の季節に 今一度

近江湖北 塩津峠を越えると 北に山塊が立ちはだかる
越して 敦賀へ出れば 敦賀・今庄の間には 南条山系の難関が待っている
雪の多いところだ
正に「雪の越路」


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■今昔387かへる

2009年09月28日 | 今昔(12)北陸(一)(二) 万葉の終焉
★舗装道だが 雰囲気はそのまま

忘れられたような 閑村
ここから 南条山系の山また山を越え 敦賀湾岸の五幡いつはたへ出る
「かへる」の音韻に 「帰る」が重なる


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■今昔388あぢま野

2009年09月27日 | 今昔(12)北陸(一)(二) 万葉の終焉
★悲恋ものがたり 青田は知らぬげ

<みじかものがたり:あぢま野悲恋>へ



アラカルト<あぢま野ー引き裂かれた恋ゆえに>へ


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■今昔389羽咋の海

2009年09月26日 | 今昔(12)北陸(一)(二) 万葉の終焉
★干拓の人知 情緒を駆逐

天平二十年(748)
春の出挙すいこ(官稲を民間に貸し付けて利子稲をとること)のための 越中諸国巡行
志雄しお街道を越えてくると 広がる羽咋の海(邑知潟おおちがた


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■今昔390にぎし川

2009年09月25日 | 今昔(12)北陸(一)(二) 万葉の終焉
★清き瀬ごと 永久に

門前町剣地つるぎじ
金沢からバスで延々
訪ねたのは 震災の後 あちこちに 青いビニールシートの屋根があった




アラカルト<にぎし川ー清き瀬、いまも>へ


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■今昔391珠洲の海

2009年09月24日 | 今昔(12)北陸(一)(二) 万葉の終焉
★苫屋風景 5年・10年後は はたして

「万葉の旅」掲載故地309ヶ所完全踏破 最終ポイント
「先生 やりました!」


アラカルト<珠洲の海>へ


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■今昔392熊木のやら

2009年09月23日 | 今昔(12)北陸(一)(二) 万葉の終焉
★舟も いい位置にありました

西湾埋め立てで 元の地は 陸と化したが
岸辺に 新たな「せりだし」が あった


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■今昔393机の島①

2009年09月22日 | 今昔(12)北陸(一)(二) 万葉の終焉
★柔和な島影 すこし くずれて

「しただみ」貝は 水辺にあり 触るとポロリと落ちる
まさしく 拾うのだ
昔は 漁や農作業のとき 子供を この机の島に置いておいたそうだ
子供らは 「しただみ」拾いを したという

時代は下がり 机の島は 生徒らの海水浴場となっていたらしいが
今は 人が渡らず 桟橋も朽ちている


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■今昔394机の島②

2009年09月21日 | 今昔(12)北陸(一)(二) 万葉の終焉
★しただみ は 今も健在

観光ブームで 一時にぎわった 「机の島」
今は 誰一人 訪れる人とてない
わずかに 犬養先生を 慕う人たちが 期に応じ おとなうのみか・・・

先生の揮毫歌碑が 墓標のように 見えてくる
「しただみ」貝だけは 何も知らぬげに・・・



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■今昔395富山・新潟

2009年09月20日 | 今昔(12)北陸(一)(二) 万葉の終焉
★いよいよ 富山の登場です
 富山 越中は 大伴家持赴任の地
 天平十八年(746)から天平勝宝三年(751)までの まる五年
 家持作歌の45%を占める 約220首が ここで生まれた
 花開いた「越中歌壇」に ご期待ください




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■今昔396越中国庁址(一)

2009年09月19日 | 今昔(12)北陸(一)(二) 万葉の終焉
★三十歳前後の五年間 都を離れ 国守として過ごした ここ越中
 帰京の喜びとともに 心に帰来する 越中の日々

 閉ざされた雪の中での 望郷
 異郷の風物に 好奇の心を開き 詠み来った 歌の数々
 
 今 任を解かれ 別れに際し 憶良の詠歌がよみがえる
 ”天ざかる ひな五年いつとせ 住ひつつ 都の風俗てぶり 忘らえにけり”
                            (巻五―八八〇)



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■今昔397越中国庁址(一)

2009年09月18日 | 今昔(12)北陸(一)(二) 万葉の終焉
★越中の国庁は いまの高岡市伏木町の勝興寺一帯
 この 高台は 射水川が廻る二上山東麓の河岸段丘上にあり
 富山湾奈呉の海を見下ろし 立山連峰を見晴かす 景勝の地であった
 
 家持は ここを起点に 政務をこなしつつ 数々の歌を生んでいく



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■今昔398越中国庁址(二)

2009年09月17日 | 今昔(12)北陸(一)(二) 万葉の終焉
★天平勝宝二年(750)
 越中で迎える 四度目の春
 奈良に置いてきた妻との距離
 それが なくなって迎えた 春
 
 愛妻を 側において迎えた 春
 「出で立つをとめ」は 愛妻 大嬢おおいらつめの姿か



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■今昔399射水川

2009年09月16日 | 今昔(12)北陸(一)(二) 万葉の終焉
★天平勝宝二年(750)
 3月1日から3月3日に掛けて連作の最終歌
 春の朝の 物憂さとすがすがしさ
 何を思っての 寝もやらずの連作であったか・・・



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