犬養万葉今昔―犬養孝先生著「万葉の旅」を訪ねて

犬養孝先生名著「万葉の旅」記載の万葉故地309箇所を訪ね、先生が撮られれたのと同じ場所に立った写真撮影を目指す紀行。

■歌碑(130)帰り来て

2011年01月29日 | 揮毫歌碑
遣新羅使人 最終出航の地 神集島かしわじま
犬養先生揮毫の歌碑が 七基ある
船着き場にある この歌碑が 歓迎の面持ちを湛え 立っている

無事ぶじ帰り 見よう思てた 庭に咲く 萩やすすきは 散ったんやろな
  


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■歌碑(129)松浦県

2011年01月26日 | 揮毫歌碑
領巾振り山 山頂 鏡山神社 鳥居脇
タクシーの運転手に 「領巾振り山へ」と言ったが 通じない
「あぁ 鏡山ですか」と来た
少し 情けなかった

佐用姫が 領布ひれ振ったう 山の名を 聞かすだけかい 独り残して
  


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■歌碑(128)木綿山雪の

2011年01月22日 | 揮毫歌碑
由布高原荘入り口に 建立された歌碑
現在は 高速道路 湯布院インターチェンジ近くの公園に

思いし してもせんて 由布山ゆうやまの 雪やないけど 身ィ消える
  


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■歌碑(127)春されば

2011年01月19日 | 揮毫歌碑
天平二年 正月
大宰府 筑紫歌壇 面々集い
梅花の宴
一昨年 妻を亡くした 旅人の心境を 込めたか?

春来たら 最初さいしょ咲く花 梅の花 独り見るには 惜しい春やな
  


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■歌碑(126)憶良らは

2011年01月15日 | 揮毫歌碑
嘉麻市 鴨生公園
憶良ゆかりの 筑前守館があった ここ嘉麻は 憶良関連の歌碑が ふんだんにある

憶良めは もう帰らして もらいます 子供も女房よめも 待ってますんで
  


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■歌碑(125)あをによし

2011年01月12日 | 揮毫歌碑
大宰のそち 大伴旅人を中心とする 筑紫歌壇
一角を有する 小野老おののおゆの 望京歌
歌碑文は 犬養先生創作の 万葉百人一首の 直筆取り札から 取ったもの

賑やかな 平城ならみやこは 色えて 花咲くみたい 今真っ盛り
  


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■歌碑(124)秋の野に

2011年01月08日 | 揮毫歌碑
秋の野に 咲いてる花を 数えたら 秋ずる花 種類は七つ

はぎの花 尾花をばな 葛花くずばな 瞿麦なでしこの花
   女郎花をみなへし また藤袴ふぢばかま 朝貌あさがほの花

《萩の花 すすき葛花 撫子なでしこの花
    女郎花おみなえし ふじばかまばな 桔梗ききょうばななり》
  


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■歌碑(123)長門の島の

2011年01月05日 | 揮毫歌碑
倉橋島 桂浜に添う道路脇 人寄らぬ公園
堂々たる 歌碑 浜の静けさに 昔思うか

この命  長門の島の 松みたい
             神宿るまで 生きられんかな 

  


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新年ご挨拶

2011年01月01日 | メッセージ
新年 明けまして おめでとう ございます
この年が  皆様にとりまして 良き年と なられることを お祈り申し上げます 
(賀状本文が  読みよくするため 賀状下に 本文を採録しました ご覧下さい)  
 

遠い昔の ことじゃった 山陰因幡いなば 海岸に
鵜鳥うどり鷺鳥さぎどり 群れ集い 喧嘩出入りの 大いくさ
事の発端ほったん 尋ぬれば 双方そうほ言い分 食い違う
寒い冬空 雪続き えさを探せず 餓え頻り 
やっと見つけた この餌場えさば 先の見付は こちらだと
互い譲らず 口論に いずれ譲らず 開戦に
寒風突いて り合うが 力均衡 けり着かず
互いくちばし 突つき合い 白羽黒羽が 風に舞う
双方疲れ  日が暮れて 一時休戦 月上る
明くるあしたに 陽が射せば 浜は一面 白黒羽
惨状見たる 大国主だいこくに 白羽黒羽が 舞い掛かる
海の汚れは 許せぬと 一羽二羽ひとはふたはと 拾い出す
全部の羽を 拾い終え 袋満々いっぱい 羽根袋
大国主だいこく帰り 土を練る 軽いこの羽根 固めたら
散って空舞う ことはない 炉窯ろがまで焼いて 磨きあげ
黒羽根混ぜた 黒い石 白羽根混ぜた 白い石  
共に海辺に 播いたれば 浜は綺麗な 二色浜 
これから先の 争いは あってならぬと 双方を 
呼んで驚く その姿 羽根むしられた 赤裸
がま穂綿ほわたを 擦り込んで 鵜鳥うどり鷺鳥さぎどり 傷いや
今後争い せぬ誓い 此処でせよと さとしし説く
もしも争い 種出たら これで解決 せよと
白黒石を 見せ並ぶ これ囲碁戦いごいくさ 始まりで
またの名前を 鵜鷺戦うろいくさ 惨状戦は 盤上で
伝え伝えが あやまちて 生まれた話 有名な
因幡の国の 白兎 元は鵜鷺うさぎじゃ これほんと

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今年も 
 ・「万葉今昔」
 ・「みじかものがたり」
 ・「大阪弁万葉集」
を よろしく お願い致します

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