★新年 明けまして おめでとう ございます
この年が 皆様にとりまして 良き年と なられることを
お祈り申し上げます
(賀状本文が 読みよくするため 賀状下に 本文を採録しました
ご覧下さい)
遠い昔の ことじゃった 山陰
因幡 海岸に
鵜鳥鷺鳥 群れ集い 喧嘩出入りの 大
戦
事の
発端 尋ぬれば
双方言い分 食い違う
寒い冬空 雪続き
餌を探せず 餓え頻り
やっと見つけた この
餌場 先の見付は こちらだと
互い譲らず 口論に
何れ譲らず 開戦に
寒風突いて
遣り合うが 力均衡 けり着かず
互い
嘴 突つき合い 白羽黒羽が 風に舞う
双方疲れ 日が暮れて 一時休戦 月上る
明くる
朝に 陽が射せば 浜は一面 白黒羽
惨状見たる
大国主に 白羽黒羽が 舞い掛かる
海の汚れは 許せぬと
一羽二羽と 拾い出す
全部の羽を 拾い終え 袋
満々 羽根袋
大国主帰り 土を練る 軽いこの羽根 固めたら
散って空舞う ことはない
炉窯で焼いて 磨きあげ
黒羽根混ぜた 黒い石 白羽根混ぜた
白い石
共に海辺に 播いたれば 浜は綺麗な
二色浜
これから先の 争いは あってならぬと
双方を
呼んで驚く その姿 羽根
毟られた 赤裸
蒲の
穂綿を 擦り込んで
鵜鳥鷺鳥 傷
癒し
今後争い せぬ誓い 此処で
為せよと
諭し説く
もしも争い 種出たら これで解決 せよと
言て
白黒石を 見せ並ぶ これ
囲碁戦 始まりで
またの名前を
鵜鷺戦 惨状戦は 盤上で
伝え伝えが
過ちて 生まれた話 有名な
因幡の国の 白兎 元は
鵜鷺じゃ これほんと
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今年も
・「万葉今昔」
・「みじかものがたり」
・「大阪弁万葉集」
を よろしく お願い致します
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