NHK教育TVで「日めくり万葉集」第2弾が始まりました。
平日の午前中ということで 勤めの方は 見る機会に恵まれません。
また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
そこで ここで取り上げて 訳し・「みじかものがたり」を 掲載したく思います。
ご覧下さい。
【十一月十四日】放映分
高麗錦 紐解き放けて 寝るが上に 何ど為ろとかも あやに愛しき
《綺麗え帯 解いて共寝といて その上に どない為言んや この可愛い児は》
―東 歌―(巻十四・三四六五)
【万葉歌みじかものがたり】《八尺の堰塞に》
激しい恋は 火花散る 抱きに抱いても 尽きはせん
東男に 東の女
恋の炎に 火がつきゃ激し
共寝しとうて あの児の許へ
共寝するため あんたを待つよ
空も飛んでく 拐せ言い
春から秋まで 共寝たいと言うよ
挙句の果てに まだ共寝足らんと
負けてなるかよ 恋敵めが
下つ毛野 安蘇の川原よ 石踏まず 空ゆと来ぬよ 汝が心告れ
《逢いとうて 安蘇の川原の 空の上 わし飛んで来た お前どやねん》
―東 歌―(巻十四・三四二五)
足柄の 我を可鶏山の 殻の木の 我を誘さねも 門さかずとも
《可鶏山の カズの木違うが うちのこと 拐してや 門閉めてても》
―東 歌―(巻十四・三四三二)
奥山の 真木の板戸を とどとして 我が開かむに 入り来て寝さね
《奥山の 丈夫な木の戸 ごとごとと うち開けるから 入り早よ共寝よ》
―東 歌―(巻十四・三四六七)
伊香保ろの 八尺の堰塞に 立つ虹の 顕ろまでも さ寝をさ寝てば
《伊香保ある 堰に立つ虹 くっきりや 表立つほど 寝続けたいで》
―東 歌―(巻十四・三四一四)
子持山 若鶏冠木の 黄葉まで 寝もと我は思ふ 汝は何か思ふ
《楓の葉 若葉黄葉 するまでも ずっと共寝てたい どないやお前》
―東 歌―(巻十四・三四九四)
上つ毛野 安蘇の真麻群 かき抱き 寝れど飽かぬを 何か我がせむ
《麻束を 抱える様に お前抱き 寝たけど足らん どしたら良んや》
―東 歌―(巻十四・三四〇四)
高麗錦 紐解き放けて 寝るが上に 何ど為ろとかも あやに愛しき
《綺麗え帯 解いて共寝といて その上に どない為言んや この可愛い児は》
―東 歌―(巻十四・三四六五)
愛し妹を 弓束並べ巻き 如己男の 如とし言はば いや片増しに
《お前抱き 恋敵と変わらん 言うんなら これならどうや まだ足らんかい》
―東 歌―(巻十四・三四八六)
――――――――――――――――――――
【古事記ものがたり】への誘い
古事記編纂1300年を期し 一大叙事詩を作ってみました
こちらを ご覧下さい。
【古事記ものがたり】へ
【万葉歌みじか物語】はこちら
<万葉歌みじかものがたり>へ
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また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
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高麗錦 紐解き放けて 寝るが上に 何ど為ろとかも あやに愛しき
《綺麗え帯 解いて共寝といて その上に どない為言んや この可愛い児は》
―東 歌―(巻十四・三四六五)
【万葉歌みじかものがたり】《八尺の堰塞に》
激しい恋は 火花散る 抱きに抱いても 尽きはせん
東男に 東の女
恋の炎に 火がつきゃ激し
共寝しとうて あの児の許へ
共寝するため あんたを待つよ
空も飛んでく 拐せ言い
春から秋まで 共寝たいと言うよ
挙句の果てに まだ共寝足らんと
負けてなるかよ 恋敵めが
下つ毛野 安蘇の川原よ 石踏まず 空ゆと来ぬよ 汝が心告れ
《逢いとうて 安蘇の川原の 空の上 わし飛んで来た お前どやねん》
―東 歌―(巻十四・三四二五)
足柄の 我を可鶏山の 殻の木の 我を誘さねも 門さかずとも
《可鶏山の カズの木違うが うちのこと 拐してや 門閉めてても》
―東 歌―(巻十四・三四三二)
奥山の 真木の板戸を とどとして 我が開かむに 入り来て寝さね
《奥山の 丈夫な木の戸 ごとごとと うち開けるから 入り早よ共寝よ》
―東 歌―(巻十四・三四六七)
伊香保ろの 八尺の堰塞に 立つ虹の 顕ろまでも さ寝をさ寝てば
《伊香保ある 堰に立つ虹 くっきりや 表立つほど 寝続けたいで》
―東 歌―(巻十四・三四一四)
子持山 若鶏冠木の 黄葉まで 寝もと我は思ふ 汝は何か思ふ
《楓の葉 若葉黄葉 するまでも ずっと共寝てたい どないやお前》
―東 歌―(巻十四・三四九四)
上つ毛野 安蘇の真麻群 かき抱き 寝れど飽かぬを 何か我がせむ
《麻束を 抱える様に お前抱き 寝たけど足らん どしたら良んや》
―東 歌―(巻十四・三四〇四)
高麗錦 紐解き放けて 寝るが上に 何ど為ろとかも あやに愛しき
《綺麗え帯 解いて共寝といて その上に どない為言んや この可愛い児は》
―東 歌―(巻十四・三四六五)
愛し妹を 弓束並べ巻き 如己男の 如とし言はば いや片増しに
《お前抱き 恋敵と変わらん 言うんなら これならどうや まだ足らんかい》
―東 歌―(巻十四・三四八六)
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