しばしば私のブログに登場する娘 今日もまたまた登場です
先日、主人も2泊で出かけた法事から帰宅し、私もしばし、ほっとした思いで夕食のあとのお茶の時間を楽しんでいた時のことです 突然、携帯電話が鳴り出しました
50歳前のオバサンとしては、私は結構、携帯電話のさまざまな機能を駆使して使っているほうだと自負しているタイプで、着信音は家族や友人、グループで鳴り分けをしています メールと電話もすぐにわかるようにしていて、マナーモードにしていない時には、かなり賑やかにいろいろなメロディーが鳴るのですね
着信音は娘からの「電話」です
「もしもし、・・・ママ・・・、私ね、久しぶりに貧血で・・・Kの家に寄らせてもらってるの。だから、もう少し休ませてもらってから・・・帰るから・・・ちょっと遅くなると思って・・・ごめんなさい・・・」
むー、確かに久しぶりです。受験勉強中は、よく貧血に悩まされ、主人も私も心配していたのですが、大学進学後は、貧血になる暇さえなく、サークルだ、ボランティアだ、お誘いだ、と飛び歩いていたのでした(む?勉強は・・・してる)
じつは、その翌日から、娘はサークルの夏合宿に出かけることになっていて、そのことを思えば、親バカではありますが、一人で電車で帰宅させるのは避けたい
主人はすっかりイイ調子で、運転できる状態ではありません ということで、私は娘の携帯電話に電話
「もしもし、Kちゃん、そこにいるかな?」と話し、私が迎えに行くまで、申し訳ないけれど、娘を置いてやって欲しい、とお願いしました
K宅までは、たぶん1時間強・・・でしょうか。
すっかりリラックスモードの装いから、「母のモード」に着替えを済ませ、車に乗り込みました さあ、カーナビの活躍が始まります。いやいや、この夜は、本当にカーナビのお世話になりました
首都高速の横羽線、首都高速と乗り継ぎ、車はどんどんと都心へ・・・途中、「少し気分がよくなったようです 再度、住所と私の携帯電話の番号をお知らせします。気をつけて!」という行き届いたKちゃんからのメールを読んで少し安心した私は、一路、車を目的地まで走らせました
日頃は、横浜で運転している私です 渋滞を考えると、都心に出かけるときには、ほとんど公共機関利用で、都心を、それも夜の都心の首都高速を走ることなどは、ほとんどありません
いやー、きれいでしたねえ、ここ数年ですっかり姿を変えている品川、汐留・・・お台場遠望・・・あらためて大東京を実感しました
幸い娘は、私が到着した時には顔色もよくなり、Kちゃんと車のところまで出てきました Kちゃんにお礼を言って、車に乗り込み、いざいざ自宅へ出発
「ごめんね、ママ こんな遠いところまで迎えに来てもらって・・・」
「ほんと、日頃の無理がたたっているのよ ちょっと自重しなさいよ」
「パパ、きっと怒ってるでしょう」
「まあね きちんと自分で話しなさいよ」
「うん おうどんが食べたいなあ・・・そんな我が儘はダメか・・・きゃー、東京タワー、きれい ママ、ほら、すごく東京タワーがキレイよ」
娘のために往復2時間半、私は仕事をするつもりだった貴重な時間を使いました
電話がかかってきた時には、もちろん、カッとしました もー、この我が儘娘!好き放題して、体調が悪い??何言ってんのよー
けれど・・・おいしそうにおうどんを食べた後、自室に戻った娘のところに、おやすみなさいを言いに行った私に、「おやすみなさい!」と言った後で、娘が小さな声で付け足した言葉
「ママ・・・一人暮らしをしてるKちゃんや、HやAは、どんなに具合が悪くなっても、一人なんだねえ・・・迎えに来てくれる人も、おうどんを作ってくれる人もいないんだね・・・ありがとう・・・東京タワー、すごくきれいだったね、ママ・・・」
息子に比べて、上手に自分の思いを私に伝えられない娘でした
そんな娘との間に、妙な距離感を感じて、大いに悩んだ時もあった私ですが、その夜の娘の言葉に、やっぱり、愛情も、いろいろと教え、諭し続けてきたことはじつはきちんと伝わり、彼女の中に根付いているのだなあ・・・と実感したものです
キレイでしたね、東京の都心の夜景・・・
長い長い子育ての年月・・・たーくさんの泣いたり笑ったりの時間は、きっと年月を経て、親子の財産になっていくのだな、と、あらためて胸があつくなりました
先日、主人も2泊で出かけた法事から帰宅し、私もしばし、ほっとした思いで夕食のあとのお茶の時間を楽しんでいた時のことです 突然、携帯電話が鳴り出しました
50歳前のオバサンとしては、私は結構、携帯電話のさまざまな機能を駆使して使っているほうだと自負しているタイプで、着信音は家族や友人、グループで鳴り分けをしています メールと電話もすぐにわかるようにしていて、マナーモードにしていない時には、かなり賑やかにいろいろなメロディーが鳴るのですね
着信音は娘からの「電話」です
「もしもし、・・・ママ・・・、私ね、久しぶりに貧血で・・・Kの家に寄らせてもらってるの。だから、もう少し休ませてもらってから・・・帰るから・・・ちょっと遅くなると思って・・・ごめんなさい・・・」
むー、確かに久しぶりです。受験勉強中は、よく貧血に悩まされ、主人も私も心配していたのですが、大学進学後は、貧血になる暇さえなく、サークルだ、ボランティアだ、お誘いだ、と飛び歩いていたのでした(む?勉強は・・・してる)
じつは、その翌日から、娘はサークルの夏合宿に出かけることになっていて、そのことを思えば、親バカではありますが、一人で電車で帰宅させるのは避けたい
主人はすっかりイイ調子で、運転できる状態ではありません ということで、私は娘の携帯電話に電話
「もしもし、Kちゃん、そこにいるかな?」と話し、私が迎えに行くまで、申し訳ないけれど、娘を置いてやって欲しい、とお願いしました
K宅までは、たぶん1時間強・・・でしょうか。
すっかりリラックスモードの装いから、「母のモード」に着替えを済ませ、車に乗り込みました さあ、カーナビの活躍が始まります。いやいや、この夜は、本当にカーナビのお世話になりました
首都高速の横羽線、首都高速と乗り継ぎ、車はどんどんと都心へ・・・途中、「少し気分がよくなったようです 再度、住所と私の携帯電話の番号をお知らせします。気をつけて!」という行き届いたKちゃんからのメールを読んで少し安心した私は、一路、車を目的地まで走らせました
日頃は、横浜で運転している私です 渋滞を考えると、都心に出かけるときには、ほとんど公共機関利用で、都心を、それも夜の都心の首都高速を走ることなどは、ほとんどありません
いやー、きれいでしたねえ、ここ数年ですっかり姿を変えている品川、汐留・・・お台場遠望・・・あらためて大東京を実感しました
幸い娘は、私が到着した時には顔色もよくなり、Kちゃんと車のところまで出てきました Kちゃんにお礼を言って、車に乗り込み、いざいざ自宅へ出発
「ごめんね、ママ こんな遠いところまで迎えに来てもらって・・・」
「ほんと、日頃の無理がたたっているのよ ちょっと自重しなさいよ」
「パパ、きっと怒ってるでしょう」
「まあね きちんと自分で話しなさいよ」
「うん おうどんが食べたいなあ・・・そんな我が儘はダメか・・・きゃー、東京タワー、きれい ママ、ほら、すごく東京タワーがキレイよ」
娘のために往復2時間半、私は仕事をするつもりだった貴重な時間を使いました
電話がかかってきた時には、もちろん、カッとしました もー、この我が儘娘!好き放題して、体調が悪い??何言ってんのよー
けれど・・・おいしそうにおうどんを食べた後、自室に戻った娘のところに、おやすみなさいを言いに行った私に、「おやすみなさい!」と言った後で、娘が小さな声で付け足した言葉
「ママ・・・一人暮らしをしてるKちゃんや、HやAは、どんなに具合が悪くなっても、一人なんだねえ・・・迎えに来てくれる人も、おうどんを作ってくれる人もいないんだね・・・ありがとう・・・東京タワー、すごくきれいだったね、ママ・・・」
息子に比べて、上手に自分の思いを私に伝えられない娘でした
そんな娘との間に、妙な距離感を感じて、大いに悩んだ時もあった私ですが、その夜の娘の言葉に、やっぱり、愛情も、いろいろと教え、諭し続けてきたことはじつはきちんと伝わり、彼女の中に根付いているのだなあ・・・と実感したものです
キレイでしたね、東京の都心の夜景・・・
長い長い子育ての年月・・・たーくさんの泣いたり笑ったりの時間は、きっと年月を経て、親子の財産になっていくのだな、と、あらためて胸があつくなりました