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(2005年発行)
この本は、平成15年9月9日に行われた東京財団
マンガアニメ造形ビジネス学科設立事業セミナー第8回「リテラシー論」マンガと教育を考える
養老孟司×牧野圭一 の対談を基に作成されています。
養老孟司氏はご存知「バカの壁」の著者。
牧野圭一氏は京都精華大学芸術学部教授。まんが甲子園選考委員でもある。
<養老孟司氏のまえがきより一部抜粋>
それでもマンガというと、怒る人がいないでもないから、一言述べておこう。
マンガは日本文化から生じてそれは日本人の脳の使い方から生じたのである。
ここ二十年ほど、それをいってきたが、たいていの人は聞いていない。
人は自分の常識を訂正するようなことは聞きたがらない。
たぶん疲れるからであろう。
それはそれでいいので、私も自分の意見を押し付ける気などない。
(中略)
だからといって、マンガが無価値だということにはならない。
肩肘張ってマンガを論じるより、読んじゃったほうが早いのだが、
世間の大人はなかなかそう思ってくれないのである。
養老氏のご意見、全く同感です。
この本、対談をまとめたものだからか、ちょっとテーマの散逸感がないわけでもないが、
非常に興味深い論点での話が載っている。
脳のしくみから<マンガ>というものを捉えるなんて、解剖学者である養老氏ならではの発想だと思う。
「マンガはルビのある漢字である」
っていう説明の件がなかなか面白い。
感覚の世界と概念の世界についての考察。
感覚の世界を忘れて、概念の世界のみになると感覚の世界を「くだらない」と思ってしまう。
しかし、<世界の基礎>が感覚の世界にあるんだという事。
感覚世界の大切さを知っているのが日本人なのだ・・・とまあ、そういう訳です。
詳しくはこの本を読んでみて下さいませ。
この本は、平成15年9月9日に行われた東京財団
マンガアニメ造形ビジネス学科設立事業セミナー第8回「リテラシー論」マンガと教育を考える
養老孟司×牧野圭一 の対談を基に作成されています。
養老孟司氏はご存知「バカの壁」の著者。
牧野圭一氏は京都精華大学芸術学部教授。まんが甲子園選考委員でもある。
<養老孟司氏のまえがきより一部抜粋>
それでもマンガというと、怒る人がいないでもないから、一言述べておこう。
マンガは日本文化から生じてそれは日本人の脳の使い方から生じたのである。
ここ二十年ほど、それをいってきたが、たいていの人は聞いていない。
人は自分の常識を訂正するようなことは聞きたがらない。
たぶん疲れるからであろう。
それはそれでいいので、私も自分の意見を押し付ける気などない。
(中略)
だからといって、マンガが無価値だということにはならない。
肩肘張ってマンガを論じるより、読んじゃったほうが早いのだが、
世間の大人はなかなかそう思ってくれないのである。
養老氏のご意見、全く同感です。
この本、対談をまとめたものだからか、ちょっとテーマの散逸感がないわけでもないが、
非常に興味深い論点での話が載っている。
脳のしくみから<マンガ>というものを捉えるなんて、解剖学者である養老氏ならではの発想だと思う。
「マンガはルビのある漢字である」
っていう説明の件がなかなか面白い。
感覚の世界と概念の世界についての考察。
感覚の世界を忘れて、概念の世界のみになると感覚の世界を「くだらない」と思ってしまう。
しかし、<世界の基礎>が感覚の世界にあるんだという事。
感覚世界の大切さを知っているのが日本人なのだ・・・とまあ、そういう訳です。
詳しくはこの本を読んでみて下さいませ。