19日は福岡への出張でした。
14時過ぎにN700のぞみで博多に着き、目的地に行くまで多少余裕があったので、在来線ホームで発着列車を眺めることにしました。
まず、ホームに上がって最初に目に着いたのは白い玉子のような顔をした885系ソニックです。編成全体を見ると、まるでモスラの幼虫のようです。そうこうするうち、883系やハウステンボスが相次ぎ発車します。さらに大牟田行き電車が出た直後には、リゾート列車「ゆふいんの森」が濃緑色の車体を誇らしげに出発していきます。
見とれていると、今度は有明の787系がグレーの車体を輝かせて進入してきます。その間、普通電車などもひっきりなしに発着し、まったく飽きません。しかし、JR九州の車両って、よくこんなにバリエーション豊かに作れたものだと、感心します。
それはきっと、公共交通機関の鉄道会社という面だけでなく、旅を愛するとか列車が好きだ、とかそういうロマンティックな発想を持つことができる人たちの集まりだからなのでしょう。
こうして、ふだん訪れることのない駅で行き交う車両に目を奪われていたのですが、考えてみたら関東や九州などの人が京阪神を旅したとき、同じような思いにきっと駆られるのでしょうね。私なんかが、シャッターをあまり押すことがない281系「はるか」や、智頭急行の「スーパーはくと」なんかも、見慣れない人には新鮮な存在だと思います。
で、もし遠い将来、これらの車両が消えてなくなるとなると、大騒ぎするのでしょうね。今の国鉄色485系や原色EF65のように。確かに私が学生のころなんか全国一律、交直であろうが直流であろうが同じ国鉄特急色だった特急電車(583は違ったけど)、EF65の一般形なんかこれでもかこれでもか、というほどやってきてフィルムの無駄と無視していました。それを今、貴重な存在として追いかけているのですから。
ということで、日常当たり前のように思っているものも、いずれ消える運命にあるのは必定ですから、日々新鮮な気分で生き、今はありふれた存在の車両たちにもレンズを向けていこうと思います。
いろいろ斬新なデザインの車両を見たけれど、こいつがやっぱり一番しっくりきたなあ、415系。
2009-3-19 JR九州博多駅 下関行き各駅停車 415系4連
Finepix S8000fd,42mm,ISO 400,1/200秒,f4.5,WB:AUTO
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色は変わっても415国鉄型は当方の年代にとってもしっくりきますねぇ・・
特に九州は奇抜なデザインの新型車両が多いだけに
尚更・・ですね(^^;
415も1本だけ旧国鉄色に塗り替えた車両が
先日、小倉入りして塗色に注目が集まったようですが無事に国鉄色のまま出場したようですね・・
また、夏に遠征したいものです(^^)