鉄ある記

鉄道写真を中心に、京都の街角の情景なども写真で紹介していきたいと思います

カラフル! 湖東を行く8865レ

2009-03-31 | EF65

 国鉄色のEF65形電気機関車にディーゼル機関車のDE10、そして黄タキとコキにチキ。
 3月29日、午前中のメーンイベント、稲沢発梅小路行き臨貨8865列車です。岡山機関区のEF65-100の後ろは塩尻機関区から門司機関区に回送されるDE10-1528、黄タキ4両は液化塩素輸送に使われていた専用貨車です。3月14日のダイヤ改正で不要になったり余剰になったりした車両の移動が行われており、これもその一環です。青い機関車にオレンジのディーゼル機、それに黄色のタンク車。なんとカラフルなんでしょう。また、コキ4両とチキ9両も従っていて、この列車としては長大な編成です。貨物列車ファンとして、この超豪華編成を撮らずして何を撮るのかというくらいの充実した内容です。

 となると、撮影場所を選びたくなるのは当然です。
 京都から比較的近くて、編成を美しく撮れる場所となると、私の乏しい撮影地知識ではここJR琵琶湖線の安土-能登川しかありません。いつも8865レだけを撮影するときは現場に10時30分に着けば十分なのですが、この日は気合が入り9時半には着きました。そこで前回の記事にも書きましたが、Hさんこと愛しきさんやUさんことゴーンちゃん。さんらに出会いました。

 雲が多く、照ったり陰ったりで、残念なことに列車通過時は陰ってしまいました。しかし、見てください。この素晴らしい編成美。DE10の白い帯が非常に太く、これがよいアクセントとなっていますし、丸みを帯びたタンク車も目を引きます。これで晴れたら出来すぎというもので、十分満足です。人間、足るを知る、が大切ですから。欲張りはいけません。

 とは言うものの、かつてこの地はEF65の天下だった時代がありました。ひっきりなしに貨物が行き交い、貨車もタンク車はもちろん有蓋、無蓋さまざまな種類がありました。さらに言えばEF65が新鋭機の時代だってあったのですから。EF210の天下である現在とは隔世の感です。そのころに、なぜもっとたくさん撮影しておかなかったのか、とそのことが悔やまれます。大学生になって他に興味が移り、就職して鉄道どころではなくなったといろいろ理由はありますが、写真撮影はずっと続けていたのですから、時々でもいいから鉄道写真を撮っておればよかった……。
 そんな思いを持ったのも事実です。

2009-3-29 JR西日本・東海道線安土-能登川
Nikon D700,AF-S ZOOM NIKKOR VR ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF),110mm,ISO 400
1/640秒,f7.1,WB:晴天

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4 コメント

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Unknown (C62重連)
2009-04-01 11:40:22
毎度です!
貨物ファンにとっては「盆と正月」のような編成でしたね(^^)
まむしさんも非鉄時代があって現在がある訳ですね・・
当方も50年以上人生をやって来て物心付いた頃には梅田でSLを眺めていた世代ではありますが、気が付けば他の事にも興味を持って非鉄だった時代が長くあります。
でも、回り道して落ち着いた趣味は一生の友としてやっていける気がしますねぇ・・これからは後悔しないように色々なものを記録したいと考えています。
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C62重連さん (まむし)
2009-04-01 17:57:20
毎度です!
そうなんですよ、私も非鉄時代が長くて…。後悔先に立たず、覆水盆に返らず、であります。私も子供のころ、梅小路でSLを見て育ちました。でも、いわゆる青年のころって、いろいろ気が散りますものね。
おっしゃるように、回り道しましたが、この趣味が一番しっくりきます。三つ子の魂百まで、とはこのことですね。
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うらやましいです (mon)
2009-04-02 00:26:29
物心ついた頃にはSLはすでに保存蒸気のみで現役の生き生きした姿は見ることが出来ませんでした。
記録になくても記憶にあるというのは大きいですよね。
日曜に走る8865レが65で残ってくれたので、楽しみが残ってくれました。
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SL時代 (まむし)
2009-04-03 08:08:26
今もそうですが、昔も遠征ということをあまりしたことがありません。したがって私の記憶にあるSLの現役の姿は、山陰の京都口、石見、長門、九州の田川、呉線、そして関西線くらいです。
私の同世代か少し上の方々からしたら、何だそれだけか、と思われると思います。それでも熱中していたので、SL引退によって撮るものがなくなったと感じ、鉄道から離れてしまったのだと思います。その当時の子どもに、将来EF65や66が消えるかも知れない、それに備えて撮影しておこうなんて発想はなかったですから(笑)
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