2012年6月22日、ANAで関空から稚内空港に飛び、レンタカーで稚内西海岸経由サロベツ原野へ。
西海岸のオロロンラインを抜海、勇知と走ります。ワイパーをインターバルで動かす程度の雨なので、それほどきつくはありませんが、期待していた利尻は影も形も見えず残念です。途中、こうほねの家に立ち寄りました。ここはもう少しすると、沼に黄色のネムロコウホネが咲く場所です。利尻を見るよいポイントでもあります。今回はコウホネの時期には少し早く遠くに一輪だけ見ることができました。そのかわりハマナスやエゾカンゾウはよく咲いていました。この写真は、こうほねの家周辺に咲き乱れるエゾカンゾウです。
こうほねの家で休憩した後は道道106号オロロンラインをさらに南下、稚咲内で道道444号に入ってサロベツ原生花園へと向かいます。この444号線、結構なカーブがあり、びっくりすることもあります。オロロンラインがおおむね真っ直ぐだったので、感覚的に余計そう思うのかもしれません。両側に広がるサロベツ原野を見つつ湿原センターへと車を走らせます。途中でエゾカンゾウがたくさん咲いているところがあって、車から降りたかったのですが、雨模様のため車窓から見るだけにとどめました。
間もなく到着したサロベツ湿原センターは、サロベツ自然再生事業の一環として2011年4月28日にオープンした新しい施設です。サロベツ原野の玄関的役割を果たします。花が咲く原生花園を散策する手軽な木道や展望台が整備されていて、だれでもが原野の雰囲気に親しめるところです。私と家人もレストハウスで昼食を取ったあと、木道をゆっくり見て歩きました。雨はやんでくれ、花々はかえってみずみずしく美しい姿を見せてくれたように思います。
上の4枚の写真は、いずれもここで撮影したものです。
1枚目は、エゾカンゾウ
2枚目は、カラマツソウでしょうか
3枚目は、ワタスゲの穂です。とってもやわらかそうです
4枚目は、カキツバタです
これらの花々をゆっくり見て回ることができる、よい場所だと思います。
この後は、先の記事にも書いたように資料館を見てから列車撮影、そして宮の台の展望台へと行ったのでした。
2012年6月22日、北海道稚内市、天塩郡豊富町で
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