鉄ある記

鉄道写真を中心に、京都の街角の情景なども写真で紹介していきたいと思います

オノアサでカン付きEF200を撮る 山口線遠征記 2

2009-09-22 | EF200

 山口遠征の計画当初は、いきなりJR西日本・山口線沿線の撮影ポイントに行くはずでした。ところが、直前になって20日早朝に山陽線を下って来る貨物列車の5057列車をEF200‐12号機が引くことがわかりました。12号機は恒例のJR貨物・広島車両所公開(10月25日)PRのヘッドマークを下り方に付けています。
 貨物機はもちろん、今ではヘッドマーク付き列車は稀少価値があります。そこで、コマ助さんにお願いして有名撮影地のオノアサ(小野田-厚狭)に連れて行っていただくことにしました。

 山口入りは今回、夜行高速バスを利用することにしました。運賃、時間を考慮した結果です。しかし、京都-山口間の夜行バスはなく、京都と福岡を結ぶ西鉄バスの「きょうと号」を利用しました。京都から小倉駅前まで1万円、3列独立シート、リクライニングです。京都駅八条口側のホテル京阪前を22時に出発し、途中、京阪枚方市駅を経由して一路福岡を目指します。小倉駅前着は6時5分の予定です。

 ところが、シルバーウイークと高速料金の割引の影響で各地で渋滞が。バスは通常山陽道を走るのですが、混雑回避のため中国道に経路変更になりました。途中、赤松SA、王司SAで休憩があり、この休憩の間、爆睡しました。極めて快適だったといえます。これは19日、朝早く起きて8862レと3170レを撮りに行き、そのまま昼寝せず起きていたという「努力」の結果もあるかもしれません。
 それはよかったのですが、小倉到着が渋滞などのため30分程度遅れるとのこと。オノアサに間に合うように行くには、小倉6時25分発か7時34分発の「こだま」に乗って厚狭に向かわなくてはなりません。小倉駅手前の交差点に着いたのが6時24分。当然、前者には間に合わず。結局、小倉駅前のバス停に着いたのは6時28分で、すぐにトランクから荷物を出してもらって受け取ったのが6時30分。あきらめかけたのですが、やるだけやってみようと階段を駆け上がり長い自由通路を走って新幹線口へ。そこで自動券売機で自由席特急券と乗車券を買って改札を抜け、ホームに上がった途端、500系こだまのドアが開きました。
 わずか4分でこれだけのことができるとは、ちょっとうれしかったですね。

 厚狭の改札口にはコマ助さんと別のバスで先行されていたあらどんさんが待っていてくださり、おはようございますのあいさつもそこそこにコマ助さんの愛車に乗せてもらってポイントへ。すると、なんとなんと予想外のファンがすでにカメラを構えてひな壇を2か所に作っています。コマ助さんによると、1レ以来の多さだといいます。
 初めての場所なので、じっくり構図を考えたいのですが、すでに人が大勢だし、通過時間まで余裕もありません。コマ助さんが脚立を使っていいよ、とおっしゃってくださったのですぐにお借りし、前のひな壇の一番線路わきの後ろの位置に立って手持ちで撮りました。

 本当に、脚立に立って露出を決めた直後にS字カーブをばく進して来た5057レ。朝日を浴びて「あけぼの」風ヘッドマークをきれいにとらえることができました。初めての有名撮影地オノアサで、目的の写真が撮れて満足です。

 この後、私たち3人は嘉川駅でダイヤから外れて上るEF66‐130牽引の貨物や京都では見られなくなった福知山色の117系などを撮り、福井在住さんを迎えに新山口駅に向かったのでした。

2009-9-20 JR山陽線小野田-厚狭 5057レ EF200‐12
Nikon D300,AF-S Zoom-Nikkor VR ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF),180mm,ISO 400
1/500秒,f7.1,-0.3段,WB:晴天

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SLゆうゆうやまぐち号 篠目発車 山口線遠征記 1

2009-09-22 | 蒸機

 ヴォーオー ヴォーオ C57-1とC56-160、2機の蒸気機関車の汽笛が山峡の小駅に鳴り響きます。シューッ、シュー、シュッ、シュッ、シュッとドレインを切りながら、進み始めました。ゆっくり上下していた主連棒の動きが早まるに連れ、動輪の回転も増して速度が上がります。
 ボーォ、ボッ 長声、短声2発の汽笛は私たちへのあいさつかのよう。12系客車を改造したJR西日本岡山支社所属のジョイフルトレイン「ユウユウサロン岡山」6両を従えた重連は、力強く篠目駅を出発して行きました。

 8月、鉄道ファン仲間のあらどんさんから「9月に山口線にユウサロのやまぐち号が走る。コマ助さんと撮影に行こうと言っているのだけれど、まむしさんも行きませんか」とお誘いをいただきました。ちょうど、20日と21日はシルバーウィークの真ん中で仕事も休みのため、二つ返事で同行をお願いし、今回の遠征となったわけです。

 20日のメンバーは、【西日本】鉄道情報発信管理人のコマ助さん、そして、あらどんさん、福井在住さんと私の4人。福井在住さんを9時半に新山口駅で拾い、一路撮影地に向かいます。コマ助さんはこの日のために、ここ1か月ほど山口線沿線の下見撮影を重ねてくださっており、私たちはすべてお任せという、申し訳ないことですが、大変楽な撮影行になりました。

 当初は長門峡(ちょうもんきょう)より北で撮影しようという計画でした。ただ、コマ助さんの掲示板の利用者である8862さんが篠目におられるというので、あいさつだけしに行くつもりで立ち寄りました。すると、スタートが遅かったために駐車スペースがないだろうとあきらめていたのに、まだ十分余裕があり、そこで急きょ、この場所で1枚目を撮影することになりました。

 8862さんとあいさつを交わし、思い思いの場所にカメラをセットします。先に来られていた皆さんも穏やかで、撮影終了まで和やかな雰囲気でした。他のぽいんとでは、いわゆる激パ状態で怒声も飛び交ったやに聞きます。これに対し、20日の篠目は30人程度いたものの、大声を上げることもなく、よいムードでした。
 
 写真は篠目発車です。ユウサロがはっきり写っているのは、よかったと思います。ただ、惜しいのは煙が奥に流れたことです。もう少し、編成に沿って後ろに流れたら最高でした。

 これから、徐々に9月20、21日の遠征の模様をアップしていこうと思います。

2009-9-20 JR西日本・山口線 篠目 9521レ
Nikon D300,AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED,70mm,ISO 200
1/320秒,f8,-0.3段,WB:晴天

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