山口遠征の計画当初は、いきなりJR西日本・山口線沿線の撮影ポイントに行くはずでした。ところが、直前になって20日早朝に山陽線を下って来る貨物列車の5057列車をEF200‐12号機が引くことがわかりました。12号機は恒例のJR貨物・広島車両所公開(10月25日)PRのヘッドマークを下り方に付けています。
貨物機はもちろん、今ではヘッドマーク付き列車は稀少価値があります。そこで、コマ助さんにお願いして有名撮影地のオノアサ(小野田-厚狭)に連れて行っていただくことにしました。
山口入りは今回、夜行高速バスを利用することにしました。運賃、時間を考慮した結果です。しかし、京都-山口間の夜行バスはなく、京都と福岡を結ぶ西鉄バスの「きょうと号」を利用しました。京都から小倉駅前まで1万円、3列独立シート、リクライニングです。京都駅八条口側のホテル京阪前を22時に出発し、途中、京阪枚方市駅を経由して一路福岡を目指します。小倉駅前着は6時5分の予定です。
ところが、シルバーウイークと高速料金の割引の影響で各地で渋滞が。バスは通常山陽道を走るのですが、混雑回避のため中国道に経路変更になりました。途中、赤松SA、王司SAで休憩があり、この休憩の間、爆睡しました。極めて快適だったといえます。これは19日、朝早く起きて8862レと3170レを撮りに行き、そのまま昼寝せず起きていたという「努力」の結果もあるかもしれません。
それはよかったのですが、小倉到着が渋滞などのため30分程度遅れるとのこと。オノアサに間に合うように行くには、小倉6時25分発か7時34分発の「こだま」に乗って厚狭に向かわなくてはなりません。小倉駅手前の交差点に着いたのが6時24分。当然、前者には間に合わず。結局、小倉駅前のバス停に着いたのは6時28分で、すぐにトランクから荷物を出してもらって受け取ったのが6時30分。あきらめかけたのですが、やるだけやってみようと階段を駆け上がり長い自由通路を走って新幹線口へ。そこで自動券売機で自由席特急券と乗車券を買って改札を抜け、ホームに上がった途端、500系こだまのドアが開きました。
わずか4分でこれだけのことができるとは、ちょっとうれしかったですね。
厚狭の改札口にはコマ助さんと別のバスで先行されていたあらどんさんが待っていてくださり、おはようございますのあいさつもそこそこにコマ助さんの愛車に乗せてもらってポイントへ。すると、なんとなんと予想外のファンがすでにカメラを構えてひな壇を2か所に作っています。コマ助さんによると、1レ以来の多さだといいます。
初めての場所なので、じっくり構図を考えたいのですが、すでに人が大勢だし、通過時間まで余裕もありません。コマ助さんが脚立を使っていいよ、とおっしゃってくださったのですぐにお借りし、前のひな壇の一番線路わきの後ろの位置に立って手持ちで撮りました。
本当に、脚立に立って露出を決めた直後にS字カーブをばく進して来た5057レ。朝日を浴びて「あけぼの」風ヘッドマークをきれいにとらえることができました。初めての有名撮影地オノアサで、目的の写真が撮れて満足です。
この後、私たち3人は嘉川駅でダイヤから外れて上るEF66‐130牽引の貨物や京都では見られなくなった福知山色の117系などを撮り、福井在住さんを迎えに新山口駅に向かったのでした。
2009-9-20 JR山陽線小野田-厚狭 5057レ EF200‐12
Nikon D300,AF-S Zoom-Nikkor VR ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF),180mm,ISO 400
1/500秒,f7.1,-0.3段,WB:晴天
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