以下昨日のことだ。
穏やかな朝の空気の中、最近朝食を始めた かまくら ふじい に向かう。
カウンター席5、4人テーブル1という小さな店だ。
昨夜は、メタボ気味の昔の級友と花ごころで夕食をとったが、刺身、鶏鍋、さざえの炊き込み御飯と至福の時であった。そして、今朝のふじいの朝食は、これもまたすばらしい。
一品一品、温めたり最後の仕上げをしたりして、丁寧に出される。 写真を撮ったりブログにのせるのは歓迎とのこと。一品一品食べようが、全てそろってから食べようが、こだわらないとも言う。 おもての看板からは敷居が高そうに感じるが、ご主人の話をきいていると家にいるときのような気楽な気持ちとなる。
ご飯は七分づきの玄米で、かたくはなく麦ご飯のような香りがする。
味噌汁は海苔(?)が入り、海を意識させる。
玉子焼きはうっすらと味付けされて、きれいに焼かれている。
温野菜は人参、ブロッコリー、ジャガイモに、ドレッシングがかけられている。昔の避暑地でありパレードがされ文士が集まるハイカラな鎌倉の印象とつながる。
大根は薄味でふられたすりごまが良い香りだ。
鮭の塩焼きは、他とは違い塩味が強めだ。ご飯が進む。(ご飯のお代わりも可)骨はほぼ取られていて全て食べられる。
(B)と(A)の違いはサラダとあんかけ豆腐があるかないかであるが、 サラダは、良い香りの野菜に揚げを香ばしく焼いて切ったものが入り、トマトが乗せられている。
豆腐は温ためられ、なめこの入ったサラッとしたあんかけがされている。出された木のさじを使うと食べやすい。
鎌倉には、鎌倉に来たことを気楽に感じることのできるお店が少ない。ふじいは貴重な店だ。
ご主人によると、夜の営業時間に、鎌倉に泊まる観光客の方から、朝のお店をきかれ、ハンバーガーのチェーン店とファミレスを答えるが満足されないことがあり、朝の予約をもらい、特別に仕込みの時間に店を開けたのが朝の営業の始まりとのこと。