霧雨が降り続いているようだ。 傘をささずに歩いている人も見かけるが、徐々にだが確実に衣服が濡らされているのであろう。
五丁目の万福に入る。雨のためかやや空いている。 ラーメンとミニ丼のセットをお昼にはよく頼むが、今日は中トロ丼を頼む。
中トロ丼はふたの付いた器に入れられて出され、特別なものであるという雰囲気が漂う。 ふたを開けると以前よりは薄くなったようだが、きれいな中トロが玉子焼き、キュウリ、大葉の下からのぞいている。 まずは、一切れそのまま試してみる。口に含んだとたん、舌の旨みのセンサーの針が振り切れる。 万福ではかなりの高い確率でこの旨すぎる中トロに出会うことができる。
わさびを醤油で少しとき、中トロにかけ、酢飯と共に食べると、一貫500から1000ほどのにぎりを食べているような感覚となる。 これで1000を切っているのはありがたい。
夜になる。今日は小雨が単調に降り続いている。冷たい雨だ。
駅前から大野銀座に入る。9時を過ぎていて、人通りはあるが、定食屋のような店は閉まっているようで見つからない。 しばらく進むとパスタの店が開いていて、店頭の「ゴルゴンゾーラ」、「大盛サービス」といった文字が目に入る。 ある時ゴルゴンゾーラのニョッキと出会い、神や悪魔といった超越的な存在が食べるものを人間が食べてしまったというような衝撃をうけた。それから、メニューに「ゴルゴンゾーラ」があるとググッと引っ張られてしまう。
パスタディパパはいくらかのテーブル席とカウンター席のある店で、すらっとした、力強いが親しみを感じる、お父さんという感じのマスターが元気に迎えてくれる。
ゴルゴンゾーラは程よい重厚な濃厚なとろみがあり、香りはやわらかく、乳製品の王者と言う感じの深い味わいがある。これがスパゲティに多くもなく少なくもなくからまり、あやしいほどのつやがあり、食欲をそそる。 スパゲティはゴルゴンゾーラのソースのためつるつるとし、噛むともちっとしている。 ブロッコリーもゴルゴンゾーラとの相性がよい。少しかために茹でられていて、スパゲティとの歯ごたえの違いが楽しめる。
スパゲティのもちっとした感触やブロッコリーの塩味は、ゴルゴンゾーラ一色になることを拒んで張り合ったいるようにも、調和した共演のようにも感じる。
昨日からかなり気温が下がり、今日も涼しい。曇り空だ。
東急東横線 白楽駅の改札を出て少し進み左に曲がる。この神奈川大学へ向かう通りはのどかな商店街となっている。
六角橋の交差点の手前のトンカツ屋に入る。この店には並行する2つの通りの両方に入り口がある。狭い方の通りは古くからの店が多く趣がある。その古い方の通りの窓には開店2周年の紙が貼られていて、エビフライを安くしているとのこと。
1階はL字型のカウンター席19席が少しゆったりと配置されている。
豚肉は、普通の豚と千葉産東総豚の二種類がある。 東総豚のロースかつを頼む。 衣はサクサクに揚がり、塩味が感じられる。豚肉からは旨みが湧きだしてくる。 ご飯、豚汁、キャベツのおかわり無料。
昨日よりは、暑くはないが、まだ夏の空気が残っている。
キャナルポートは、芝生の庭に面していて、かなりの奥行きと広さがある。食べ物をトレーに乗せてから奥に進めば、窓側の席もいくらか空いているようだ。
庭と運河の間には、防潮堤があるものの空やビルが見え、ある程度眺めを楽しむことができる。 ただ、もし、防潮堤を取り壊す予定がないならば、明るい色を塗るか、絵を描くか、つたをはわすか、植木で隠すか、などした方が良いであろう。
焼き鳥丼は、熱々ではないが、予想以上に満足が行く。 鶏肉の味はかなりのもので、豊洲の弐番屋をしのいでいるようにも感じる。 量も適量だ。 サラダは150と高めだ。ドレッシングの料金がかなりしっかり含まれていると思われる。 いずれにしても650で十分満足できる。 oさんは豚肉のソテーとご飯味噌汁でやはり650。 たつみ屋がサービスランチ550から650を連日出している理由はここにあるようだ。 たつみ屋はオフィスビルに弁当を売りに行く要員を募集していたが、今後の動きが気なる。
夜の東雲は、くさむらが多いためか虫の声があちこちで聞こえる。
レシートによると、東雲食堂の正式な店名は、「まいどおおきに日本一の食堂 東雲食堂」のようだ。チェーン店で、店名の「東雲」の部分が所在地によりかわる。
以前からあった、味噌汁、豚汁以外にあさり汁、しじみ汁が加わっている。しじみ汁は少し時間がかかるとのことで番号の立て札がお盆に置かれる。
まいどおおきには、ご飯、味噌汁、玉子焼きは温かいが、おかずは作り置きで、電子レンジで温めるのが通常だ。 煮物を40秒程「強」で温める。さんまも温めようとしたが、焼きたてのようで温かい。得をした気分となる。
少しして、あさり汁ができ、呼ばれる。
さんまは、脂は乗っていないが良い味だ。内臓もほろ苦く良い。
煮物は里芋、人参、など十分に入っている。
あさり汁は特に目立ったところはない。少ししょっぱい。