昨夜のことだ。
寒くも暑くもなく、豊洲から東雲橋を渡りネプチューンまで快適に歩いて行ける。
カキフライがまだあればと思いながらメニューをめくる。
カキフライは噛んでみると力強さが感じられる。心地よい磯の香りがする。タルタルソースとの相性もよい。味噌汁にはたっぷりの青海苔が入っている。メニューに書かれているとおり青海苔汁という感じだ。
ご主人によるとカキは養殖が3月、天然物が4月までで、そろそろ食べ納めとのこと。ラードではなくサラダオイルで揚げ、しかも毎日新しい油を使うのだそうだ。 カキそのものを味わいたい方にはお勧めだ。
待っている間に竹の子をいただく。 わずかに舌に刺激がある。過ぎ行く季節を見送るような気分となる。
ご主人が少しどうぞと、にしんを出してくれる。 酢にゆずとレモンを入れいるとのことで、さわやかな純粋な柑橘類の香りがする。マリネやケーキを思い浮かべるがそれらではない何か新しいものを感じる。 身は意外なほどサラサラとほどけて行く。 小骨は酢でやわらかくなり食べやすい。 脂が結構多いとのことだが、食べていても、それは感じられない。
もちろんにしんくささもない。
北海道の礼文島でとれたもので、空輸されたとのこと。