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View of the World

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ロシア人は他国人の心を掴むことはできない。「なぜなら彼らはケチだから」といった男

2022-04-26 16:38:12 | 超日常的な事への想像力
イラン革命のさなか、首都テヘランには5000人のKGB要員が集まり、親ソ政権の設立を目指しているーーと伝えられました。私は中東の歴史や民族性・文化に詳しく、アラビア語の名人と言われた、ジェイムズ・エイキンズ元サウジアラビア駐在アメリカ大使をロスアンジェルスの事務所に訪れ「イランが親ソ政権の国になると心配している人がけっこういるが、どう思われますか?」と尋ねました。氏は即座に「それは絶対にない」と断言しました。

こんな重要な問題を、そう簡単に「それは絶対にない」と断じてよいものかと思い、「その根拠はなんですか?」と聞きました。エイキンズ氏はあっさりと「なぜならロシア人はケチだからですよ」(Because Russians are stingy)だからですよ。まさに単純明快・目からウロコの一言でした。「今のお言葉をそのまま放送していいですか? ミスター・エイキンズはこういった、とお名前を出していいですか? と聞きました。
「ああ、いいですよ。どうぞどうぞ」ということになりました。今までに行ったインタビューの中で、最も単純明快で、最も分かりやすい言葉でした。

これだけでは説明不足でしょう。氏の断定の根拠にある、過去の経験等について、次回にもう一度語らせていただきます。

ロシア人は世界の心を掴むことは絶対にできない。「なぜならーーだから」と断じた男

2022-04-23 16:23:50 | 超日常的な事への想像力
1978年、イランでイスラム教徒による革命が起きました。国王パーレヴィは国外にのがれ、この国はどうなって行くのかという不安が西側諸国の間に広まりました。逆にソ連を盟主とする東側では、この混乱をチャンスとみて、親ソ政権の誕生に向けて活発な活動を開始しました。
イランの首都テヘランには5000人のKGB要員が入り込んで、世論操作、情報入手、などのスパイ活動を行っているという噂が流れていました。「このままではイランはソ連の手におちる」と本気で心配した人がおおかったのです。
日本のメディアでもこの懸念が報じられました。だがそう予告する人々の顔ぶれを見ると、イランについても、他のイスラム教国仁ついても、深い知識はなく、いわゆる「素人政談」の域をでていませんでした。
「よほどしっかりした学識と実務経験の裏打ちがある人のコメントを聞きたい」と思いました。運よくアメリカを取材中でしたので、この条件にかなう適材にめぐりあえました。ジェイムズ・エイキンズ氏です。アメリカ国務省きってのアラビア語使いの名人で、元サウジアラビア駐在大使です。氏はロシア人について驚くべき卓見をかたりました。それについては次回にお伝えします。








なぜロシアで優秀なゴルファーがうまれないのか

2022-04-19 16:47:43 | 超日常的な事への想像力
前回はロシアが自らの非を認めまいことを、「ケチな了見だ」と書きました。「少しことばがきついかな」と思いましたが、賛同のメールを多数いただきました。前から感じていたことは、なぜロシアにはすぐれたゴルフのプロが現れないのかということでした。そのことと「自らの非を認めない」「ケチな了見の国民性」との間には深い関連性があるのではない\かと考えたのえす。ゴルフでは、微妙に解釈がくいちがったばあいは「自分の不利になるように数えれば間違いない」といわれます。自分の良心とフェアプレイの精神に照らしてみて、「自分は天地神明に誓ってこの解釈が正しい」と思うスコアを申告するのです。しかしこれは一緒にプレーする相手も認めているルールであり、常識でなければなりたちません。はたしてロシアや中国にこの常識が普及するでしょうか?


負けっぷりが悪いロシア

2022-04-16 15:50:10 | 超日常的な事への想像力
4月14日、ロシアの黒海艦隊の旗艦「モスクワ」が、ウクライナ軍の放火を浴びて沈没したとウクライナの国防省が伝えました。内外の軍事専門家が、これが軍事的に、また経済的にどれほどのダメージになったかについてコメントを寄せています。ロシアは「沈没は火災によるもので、損害も大したものではない」と言い張っています。

 いつも思うのは、この国はみずからの「非」を絶対に認めないということです。認めるフェアプレイ精神がないのです。なんともケチな精神構造です。彼らの言い分をだれが信じると言うのでしょうか?

プーチンの「認知症」が核ボタンを押すという説

2022-03-30 16:52:22 | 超日常的な事への想像力
 ここのところ「週刊新潮」も「週刊文春」も「プーチン」と呼び捨てにしています。「大統領」も「氏」も用いず、犯罪記事の容疑者
なみの扱いです。しかも彼の最期として「断末魔」といった断定的表現が目立ちます。その時期は4月末とまで書いているメディアもあります。そんな遠い未来のことを、どうして予測できるのか? 売らんがための「煽り記事」でしょうが、ロシア軍の残忍ぶりを知り、早く戦闘が終ってほしいと願う読者の多くは、一日も早く、独裁者の最期が訪れてほしいとう願望と現実がごっちゃになった目でこの戦いを見ています。

 そんな折も折、小学館の「Sapio」は、見出しのような記事を載せているそうです。論者はいま売り出し中の若い東大専任講師です。私もぜひ読みたいと思っています