捕虜(ほりょ)たちの食事に出したゴボウを「木の根っこをたべさせられた。明らかな人権無視であり人種差別だ」と騒ぎ立て、日本人の看守が「そんなことは絶対にない。日本人も何百年も食べ続けてきた、ゴボウという『野菜』だ」といくら説明しても聞く耳を持たなかった歴史的事実をご紹介しました。収容所側を一方的に断罪した白人の捕虜たちは、戦後になって戦勝国の仲間入りしたことから、白人優先思想をますます募らせ、この収容所の看守を裁判にかけました。日本文化および日本食についてまったく「無知な」裁判官たちは、きわめて狭い視野しか持たず、「人権」とか「人種差別」といった観念用語に簡単に乗せられるような、単細胞な人物だったようです。
自分たちとは異質の文化圏には、それぞれに伝統がはぐくんだ価値観も習慣もあるのだという、「当たり前のこ」にさえ思いいたらない、頭脳の持ち主たちでしたが、彼らの下した決定は、この看守の有罪であり、あろうことか「死刑」でした。前回私は「劇団四季」のミュージカルで観たことはたしかだ、と書きましたが、万が一まちがっていてはいけないと思い、本日四季の本部に問い合わせました。劇団側はミュージカルの題名は「南十字星」であり、筋書きもほぼ私の記憶どおりであることを確認してくれました。
悲劇の舞台となったのは、南十字星の見えるエリアであり、記憶もだんだんよみがえってきました。あの大戦で、日本に対して最も敵意と恨みを抱き、なんとかして復讐をしたいと思っている国はどこだと思われますか? それはオランダです。300年以上にわたり、インドネシアを植民地として支配し、富を収奪してきたのが、日本軍ゆえにめざめた現地人たちのために、一挙にその富の源を失ったのですから。ここにご紹介した原告と裁判官たちの中に、どのくらいオランダ人がいたのかは、まだ調べがついていません。しかし、世界には我々の考えの及ばぬことがいっぱいあるのだということだけは、頭に入れておきたいものです。
自分たちとは異質の文化圏には、それぞれに伝統がはぐくんだ価値観も習慣もあるのだという、「当たり前のこ」にさえ思いいたらない、頭脳の持ち主たちでしたが、彼らの下した決定は、この看守の有罪であり、あろうことか「死刑」でした。前回私は「劇団四季」のミュージカルで観たことはたしかだ、と書きましたが、万が一まちがっていてはいけないと思い、本日四季の本部に問い合わせました。劇団側はミュージカルの題名は「南十字星」であり、筋書きもほぼ私の記憶どおりであることを確認してくれました。
悲劇の舞台となったのは、南十字星の見えるエリアであり、記憶もだんだんよみがえってきました。あの大戦で、日本に対して最も敵意と恨みを抱き、なんとかして復讐をしたいと思っている国はどこだと思われますか? それはオランダです。300年以上にわたり、インドネシアを植民地として支配し、富を収奪してきたのが、日本軍ゆえにめざめた現地人たちのために、一挙にその富の源を失ったのですから。ここにご紹介した原告と裁判官たちの中に、どのくらいオランダ人がいたのかは、まだ調べがついていません。しかし、世界には我々の考えの及ばぬことがいっぱいあるのだということだけは、頭に入れておきたいものです。