2回にわたり1979年に起きた中国軍によるベトナム侵攻を取り上げました。「古い話じゃないか。いくらなんでも今の習近平政権は、れっきとした主権国家を「生意気で思い上がっているから懲らしめるために出兵する」などという、乱暴なことは考えていないよ」と思う方が多いと思います。
はたしてそうでしょうか? 鄧小平ほどあからさまには本音を吐かないにせよ、習主席の頭の中身は鄧小平のそれとはほとんど違っていないと思います。彼の部下たちの言動をつぶさに見てゆけば、そのことがはっきりしてきます。
アメリカに対しても、日本に対しても「こちらは一歩も譲らない。来るなら来い!」という意味の発言を繰り返している高官たちの、誰一人として更迭されていないのです。つまりは主席の承認を得た上での発言であり、「国家意志」の表明です。
これは恐るべきことです。
ベトナムで、中国が惨敗してから5年後、イギリスは香港を中国に返還すると約束しました。5年前の中国軍のベトナム侵攻を鮮明に覚えている香港の市民は、「50年間は今の体制は変えない。中国は『一国二制度を絶対に守る』という約束などは反故にしてしまうだろう」と読みました。それから5年後の1989年6月4日、あのおぞましい天安門事件が起きました」。自由を求める学生たちに向かって、軍が発砲したのです。「そうせよ」と命じたのは、鄧小平でした。香港はこの時から、北京政府の意志を本格的に怖れ出しました。
天安門から30年。いま香港で起きていることと、今回お伝えした一連の出来事は、緊密につながっているのです。日本にとっても決して他人事ではありません。
はたしてそうでしょうか? 鄧小平ほどあからさまには本音を吐かないにせよ、習主席の頭の中身は鄧小平のそれとはほとんど違っていないと思います。彼の部下たちの言動をつぶさに見てゆけば、そのことがはっきりしてきます。
アメリカに対しても、日本に対しても「こちらは一歩も譲らない。来るなら来い!」という意味の発言を繰り返している高官たちの、誰一人として更迭されていないのです。つまりは主席の承認を得た上での発言であり、「国家意志」の表明です。
これは恐るべきことです。
ベトナムで、中国が惨敗してから5年後、イギリスは香港を中国に返還すると約束しました。5年前の中国軍のベトナム侵攻を鮮明に覚えている香港の市民は、「50年間は今の体制は変えない。中国は『一国二制度を絶対に守る』という約束などは反故にしてしまうだろう」と読みました。それから5年後の1989年6月4日、あのおぞましい天安門事件が起きました」。自由を求める学生たちに向かって、軍が発砲したのです。「そうせよ」と命じたのは、鄧小平でした。香港はこの時から、北京政府の意志を本格的に怖れ出しました。
天安門から30年。いま香港で起きていることと、今回お伝えした一連の出来事は、緊密につながっているのです。日本にとっても決して他人事ではありません。