12月5日の各国メディアは、ロンドンで開かれたNATO(北大西洋条約機構)の首脳会議の中でも最も意外性の高いある出来事(ハップニング)を大きく伝えました。難しい議論が飛び交い、聴いているだけで疲れてしまう会議の合間に設けられた、息抜きのための居酒屋談議の席で、首脳たちがトランプ氏の悪口を言ったのですが、それをわざわざ録音して、トランプに届けました。これを聞いた大統領は逆上したそうです。彼にしてみれば、NATO予算の最大の負担者であり、歴代の最高司令官まで出している国の大統領を、コケにするとは許せないという気持ちだったのでしょう。
しかしここから先がいけなかった。頭にきた彼は会議後に予定されていたマスコミとの会見をドタキャンしたのです。これが彼にとって、そしてアメリカにとってどんなに大きなダメージになったか、彼はまだ悟っていません。
「小さなヤカンはすぐ熱くなる」という格言が英語にあります。英語圏ではほとんどの人が知っている言葉です。何か言われてすぐに頭に血が登り逆上するのは、小者の証拠、大物はいつでも悠然と笑っているものだ、という意味です。トランプ氏は今回「まぎれもない小人物だ」ということを自ら露呈してしまいました。
しかしここから先がいけなかった。頭にきた彼は会議後に予定されていたマスコミとの会見をドタキャンしたのです。これが彼にとって、そしてアメリカにとってどんなに大きなダメージになったか、彼はまだ悟っていません。
「小さなヤカンはすぐ熱くなる」という格言が英語にあります。英語圏ではほとんどの人が知っている言葉です。何か言われてすぐに頭に血が登り逆上するのは、小者の証拠、大物はいつでも悠然と笑っているものだ、という意味です。トランプ氏は今回「まぎれもない小人物だ」ということを自ら露呈してしまいました。