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View of the World

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恋の歌を少し減らしてみませんか?

2018-07-02 14:38:36 | 恋の歌
久しぶりにNHK-FMの「歌謡スクランブル」をぼやっーっと聞いていました。なんとまた恋の歌が多いことか! 八代亜紀の「なみだ恋」をはじめ、1時間番組の半分以上は恋愛の、それも妻がいる(らしい)男と独身らしき女性との恋愛を歌ったものでした。昔から、日本の大衆歌謡の定番としては「妻ある男との恋」「涙」「別れ」「北へ!」といった項目がヒットの条件とされていて、これに反するものはまず成功しませんでした。私も大勢に逆らう気はありません。ただ少しばかり恋の歌が多すぎる気がします。もっと恋以外の青春の悩み、仕事に立ち向かう姿なども歌っていいのではないか、と思います。「じゃ、具体的に見本を示してみろ、サンプルがなければ提案にもならないよ」と言われれば困りますが、ひとつだけ例を挙げれば、たとえばサイモンとガーファンクルが歌った歌には、恋以上に大きな「民族の苦悩」を歌ったものがありました。スペインに滅ぼされたインカの人々の涙を語った「コンドルは飛んで行く」などです。要は恋の歌ばかり歌っていると、世界が直面している苦悩も、日本に生きている幸せも見えてこないのではないか、ということです。