日韓関係は、どうひいき目に見てもうまく行っているようには見えません。残念なことです。こういう時は、まったくガラリと視点を変えて、両国が歩んできた道夫を振り返ることも有益だろうと思います。
この会社の創業者は日本名では重光武雄と言います。日本で創業して成功を納めました。主六商品は、チョコレートやガムでした。やがて彼は韓国で、ホテル、百貨店などを起業し、いずれも大成功し、韓国の有力財閥の一つに数えられるまでになりました。日本では、プロ野球球団のオーナーにもなりました。まさに日韓を股にかけて成功したビジネスマンの代表といえるでしょう。彼の会社の名前はもうお分かりでしょう。
そうです。ロッテです。
ここで書きたいことは、日韓のおだやかだった日々を、なつかしさを込めて回想することではありません。重光氏を褒めたたえる気もありません。ましてやロッテの宣伝をするなどは、考えたこともありません。
ここで言いたいことはただひとつです。
「文学作品は時に巨大財閥を生む原動力にもなりうる」ということです。
重光氏は、かつてヨーロッパの青年男女の間で、熱狂的なブームを生み、日本語にも翻訳されて、明治・大正・昭和の若者を感動させた青春小説に登場する美少女ロッテ(シャ-ロッテ)に憧れて、彼女の名を社名にしたそうです。彼はもちろん日本語の翻訳でこれを読みました。世界一といわれる日本の翻訳文化がなければ、ロッテという会社は生まれませんでした。文学を軽視する教養なき、文部科学省の官僚たちにも、よくよく考えてもらいたいヒントを含んだ話だと思います。
では、重光氏が熱読した青春小説とはなんでしょうか? 答えは明日書かせていただきます。 廣淵升彦
Masuhiko Hirobuchi
About a novel that enchanted European and Japanese young generations.
The founder of Lotte company was fascinated by the heroine and named his company
after her.
この会社の創業者は日本名では重光武雄と言います。日本で創業して成功を納めました。主六商品は、チョコレートやガムでした。やがて彼は韓国で、ホテル、百貨店などを起業し、いずれも大成功し、韓国の有力財閥の一つに数えられるまでになりました。日本では、プロ野球球団のオーナーにもなりました。まさに日韓を股にかけて成功したビジネスマンの代表といえるでしょう。彼の会社の名前はもうお分かりでしょう。
そうです。ロッテです。
ここで書きたいことは、日韓のおだやかだった日々を、なつかしさを込めて回想することではありません。重光氏を褒めたたえる気もありません。ましてやロッテの宣伝をするなどは、考えたこともありません。
ここで言いたいことはただひとつです。
「文学作品は時に巨大財閥を生む原動力にもなりうる」ということです。
重光氏は、かつてヨーロッパの青年男女の間で、熱狂的なブームを生み、日本語にも翻訳されて、明治・大正・昭和の若者を感動させた青春小説に登場する美少女ロッテ(シャ-ロッテ)に憧れて、彼女の名を社名にしたそうです。彼はもちろん日本語の翻訳でこれを読みました。世界一といわれる日本の翻訳文化がなければ、ロッテという会社は生まれませんでした。文学を軽視する教養なき、文部科学省の官僚たちにも、よくよく考えてもらいたいヒントを含んだ話だと思います。
では、重光氏が熱読した青春小説とはなんでしょうか? 答えは明日書かせていただきます。 廣淵升彦
Masuhiko Hirobuchi
About a novel that enchanted European and Japanese young generations.
The founder of Lotte company was fascinated by the heroine and named his company
after her.