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View of the World

世界と日本をつなぎあなたと世界を近づける

世界の民衆を皆はらから(同胞・兄弟)と思う心

2022-05-27 17:56:56 | 超日常的な事への想像力
 プーチンも習近平も一度も口にしたことがない言葉があります。それは他国の民衆や民族を「我がはらから」と呼んだことがないことです。これだけの武器を持ち世界を圧倒する力を持つ両国のトップが他国民のしあわせを念頭に置かないで政治を行っているというのは、本当に怖ろしいことです。人物が小さいからでしう。

]では君が求める器の大きいトップリーダーというのは本当にいるのか? あるいは実在したのか? ときかれれば「もちろん実在しました」と答えましょう。

 一人はアメリカ人もう一人は日本人です。

1961年1月大統領に就任したジョン・F・ケネディは有名な就任のスピーチを行いました。理想主義の色が濃い格調の高いものでした。「我が兄弟たるあメリカ人諸君。国家が諸君のために何をなしうるかを問い給うな。諸君が国家のために何をなしうるかを問い給え」
演説は続きます。「わがはらからたる世界の市民諸君。アメリカが諸君のために何をしてくれるかと問いたまうな。我らがともに力を合わせて、人間の自由のために何をなしうるかを問おうではないか」
これを聞いた他国の民衆もアメリカ人たちも共に感激しました。その余韻は今も続いているのです。ロシアも中国も世界の民衆に希望と勇気を与えるメッセージをいまだに発信できていない現実を直視したいものです。
では他国の人々を「はらから」と呼んだ日本人とは誰でしょうか? 次回にご紹介もうしあげます。





















   
 






いま一番ほしい哲学は「わが友、世界の市民諸君」という発想

2022-05-24 15:59:25 | 超日常的な事への想像力
 あらゆる謀略を使い、歴史の審判では「最低の権力者」という評価を受けるであろうプーチンも、中華民族の優秀さを世界にアピールすることしか頭にない習近平も、ただの一度も口にしていない、超重要な言葉があります。それは「我が同胞たる世界の市民諸君」という言葉です。彼らはアメリカの悪口を言い募り、それが自国への支持につながると錯覚しています。だがプーチンや習の言葉を聞いて「まさにその通りだ。よくぞ言ってくれた。我々もご両人のいうような国になりたい」と思っている人がどのくらいいるでしょう^か?」。世界を対象にした世論調査では、両人の支持率は惨憺たるものでしょう。

 見出しに掲げた哲学については、体調の回復を待って次回に申し上げます。どうかお待ちください。










大戦の勝敗を決めるのはスパイたちの諜報戦ではない。では何なのか?

2022-05-18 10:49:17 | 超日常的な事への想像力
 ウクライナ侵攻を決めたプーチンは、FSB(連邦保安局、旧KGB)からの情報に大きな信頼を寄せていた、と言われています。だがFSBのお偉方は、プーチンの機嫌を取るために、「ウクライナの人民大衆は、ゼレンスキー大統領を信頼していず、ロシアが攻めこめば、たちまちロシア軍になびき、親ロシア政権が誕生する。ウクライナ軍の将兵も同じような行動を起こすだろう。彼らは戦闘能力もないし、戦意もないのだから」と進言したそうです。欧米の様々なメディアが複数のニュース源から集めた情報を伝えていますので、これは信頼できる情報です。プーチンは、やすやすとこの情報を信頼し、「侵攻」を決意しました。彼の計算では、2週間もすれば作戦は終ると見たらしいです。

 だがあの疑い深いプーチンがなぜFSBの進言を簡単に信用したのでしょうか?
 彼が「聞きたい情報だったからです」。加えて「自分は旧KGBの得意技もスパイの情報収集能力も知りつくしている」といううぬぼれもありました。j彼は「人間は最も得意とする分野で失敗する」という金言を守らなかったのです。

 20世紀の世界で、最高の指導者とされるウインストン・チャーチルは言っています。「大戦で勝敗を決めるのは、スパイたちによる諜報戦(ちょうほう戦)ではない。正規軍同士が全力をあげて正面からぶつかり合う大会戦だ」と。プーチンはしょせんは国の最高指導者ではなかった。自分の利益のために、国家の一組織を牛耳っただけの男でした。

自分の肩書や権力を外して考えるとーープーチンの言動の価値はほぼゼロに近い

2022-05-06 10:50:58 | 超日常的な事への想像力
 KGBという世界最大のスパイ機関の長官をつとめ、自分を批判するジャーナリストや政敵を次々に暗殺していったとされる、プーチンという男は、この困難な世界の最強の権力者にふさわしい見識・常識・弱者への思いやりを備えているだろうか? 「答えはいうまでもない。そんなわかりきった疑問を抱いている人は、常識人の中には一人もいないよ」というのが、世界の「世論」でしょう。だが彼の狂気に近い思い上がりを抑え込むには、「世論は無力です」。かれが無謀ともいえる妄言を吐いていられるのも、ロシアの大統領という肩書・権力があればこそです。それらがなくなった場合、世界市民やロシア人民はどう思うでしょうか? 「つまらぬ男だった」というのが関の山でしょう。しかし中国とインドは彼を強力に支持しています。両国のトップが早くプーチンの本性に目覚めてほしい。世界のマスコミの使命はまことに大です。

から他国人の心が掴めない

2022-04-29 15:59:01 | 超日常的な事への想像力
アメリカの元サウジアラビア駐在大使ジェイムズ・エイキンズ氏が「ロシア人はケチだからイランをはじめ中東諸国ひいては世界の人々の心を掴むことは絶対に出来ない」と断言しました。「そんなに簡単に割り切ってよいのか」との思いから、私は「その根拠を具体的に話してほしい」と要求しました。あまりにも単純明快でわかり安すぎる見方でしたから。それでも氏はいやな顔ひとつ見せず、自分の論拠を語ってくれました。

 中東やイスラム諸国の人々の価値観・金銭感覚は我々とはだいぶちがうのだということ。エイジェント(代理人、おおむねスパイ)にはらう報酬も先進国の場合iよりひとけた多いのがあたり前と思わているがシア人は気前よく報酬を払わない。なんだかんだと言って値切ってくる。これはほんの一例にすぎない。あまりちまちまと、金のことを話しているといやになってくる。それに比べ、アメリカ人たちは気前よく払うというのが、定評だそうだ。
 こうしたことのほかに、同じ仕事をしている者同士の親近感・信頼関係というものもあるだろう。どうもロシアの情報部員というのは心が通じない相手と見られているらしい。こんなことでは一般民衆の間にロシアに対する信頼が生まれるわけがないよ。

 これだけの情報を基にして。後は想像力で補ってください。この会見から40年以上が経ちますが、ロシア人の本性は一向に変わっていないようです。