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View of the World

世界と日本をつなぎあなたと世界を近づける

昔あれだけ調略(ちょうりゃく)に長けていた日本人がーー

2018-09-05 16:04:46 | 近く本格再開を始めます
 このタイトルの後に続くのは「いま他国の調略に対してなぜかくも無防備なのか?」という嘆きです。戦国時代、羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)などは調略の名人と呼ばれ、狙いをつけた城に間者を放って説得工作を仕掛け、戦わずして城全体を味方の陣営に引き入れることに成功しました。城に総攻撃を加えて攻め落とすというのは、一見華々しく見えますが、これだと味方の損傷も大きく、けっして褒められたものではありませんでした。そこへ行くと一発の弾丸を放つこともなく、一兵を損なうこともなく、敵の城がまるまる手に入るメリットははかり知れないほど大きかったのです。まさに孫子の兵法にいう「上兵は謀を討つ」でした。

 ところがこれだけの伝統と、調略の成功例についての知識の蓄積があるはずの日本で、いまの政治家の間に「国を守るいろはとしての、調略」という価値観がほぼ全くないのはどうしてでしょうか? 日本が他国に対して調略を仕掛けるべきだ」といっているのではありません。「日本の政治家の無知・ナイーブさに付け込んで、他国の情報機関がどれほどの謀略を仕掛けてきているのかについて、もっと想像力を用い、アラートになりましょうよ」と言っているのです。こういう視点から、国政選挙や与党の総裁選を見直せば、今まで見えていなかった真実が数多く見えてくるでしょう。そのことが我々の安全に直結することを願っています。

近く記事の本格再開を始めます 休載のお詫び

2018-08-31 16:12:54 | 近く本格再開を始めます
 先週半ばから、体調を崩し、ブログを休ませていただきました。あと2,3日も経てば、ご鑑賞に耐える記事が書けると思います。中東では世界をゆるがしかねない事態が起きているというのに、日本の政治記者たちは相変わらず、永田町でのみ通用する、自民党総裁候補の話に明け暮れています。もっと危機感を持って世界を見てほしいものです。