大坂なおみ選手が、全豪オープンテニスで優勝しました。日本では3、4歳の女の子が母親に連れられて練習所を訪れ、「自分も大坂選手のようになるのだ」と張り切っています。日本人の圧倒的多数が、この快挙を喜んでいます。私もその多数の一人ですが、多くのメディアと同じような祝福をしたのでは、つまりません。大多数のメディアが伝えないある「真実」を伝えたいと思います。これを頭に入れておくだけで、貴方は世界に多くの友を得ることができます。仕事面でも私生活でも、思いがけなかった多くのプラスが、向こうからやってくるでしょう。
お伝えしたいのは、「ナオミ」という名は、過去2000年以上の間、世界で最も愛された女性の名だということです。そう申し上げる根拠は、なんと『旧約聖書』に出てくる重要な人物だからです。ナオミと二人の息子の嫁たちの話は、ほのぼのと心あたたまる「美談」です。中でも長男の妻のルツは、じつによくできた人で、お姑(しゅうとめ)さんのナオミに献身的に尽くします。この長男も次男も、故国が飢饉(ききん)に見舞われて生活することがかなわなくなったので、母親のナオミとともに異国に移住するのですが、そこでルツたちと知り合い結婚した次第です。しかしナオミたちの故国イスラエルでは、ルツたちの国は信仰も違い、生活の仕方も違う「異邦人」の国として警戒され、交流することも歓迎されない状態でした。ましてや「結婚」などとは「とんでもない」ことでした。それでも彼らは多くの障碍(しょうがい)を乗り越えて結婚したのです。
しかし不幸はしつように一家を襲いました。まずナオミの夫が病で亡くなり、二人の息子も相次いで病没しました。ナオミとルツたち嫁は、口には出せないようなつらく厳しい生活に耐えねばなりませんでした。ナオミは嫁たちに、「私のことはかまわないいから、早くいい相手を見つけて再婚しなさい」と薦めました。しかしルツは泣いて「いつまでもお姑(かあさん)のお傍(そば)に置いてください」といい、飢饉が収まった故国へ帰るナオミと行動を共にします。この辺の描写は『旧約』の「ルツ記」をお読みください。苦しい生活は、まだまだ続きますが、ナオミトルツは本当に仲良く生きてゆきます。まさによくできた嫁と姑の模範的な姿でした。
やがて試練に耐えて、たがいをいたわり合った二人に、「報われる日」が訪れます。ナオミもルツも、それぞれに裕福で立派な男たちと結婚し、幸せな生涯を送ることができました。この「ルツ記」は多くのキリスト教徒にも愛読され、女の子が生まれると、親や祖父母は「幸せでルツやナオミのように互いをいたわり合う嫁・姑として生きてほしいーーとの願いを込めて、ルツとかナオミという名前を付けるケースがかなりあるそうです。
大坂なおみさんの名前を聞いて、特別な親近感を抱き、「しっかりやれよ!」とにわかファンになってくれた欧米人はかなりいたはずです。まさに名前を通しての、ポジティブな心の繋がりができたのではないでしょうか。
どこかのテレビ・ラジオ、新聞・雑誌などがすでに伝えているのかも知れませんし、「そんなことはもう知ってるよ」と思われるかも知れませんが、まずは一通り私の話を聞いてください。日本のメディアでぜひ伝えてほしいことは、「ナオミという名前は、なんと『旧約聖書』に出てくる女性の名だということです。ユダヤ教徒はもちろん、キリスト教徒ならまずは80パーセントくらいが知っているはzです。ナオミさん(大坂さんの場合は「なおみ」と平仮名表記ですが、外国のメディアの多くは Naomiと伝えています)には二人の息子がいました。ところが夫が早死にします。自分たちの住んでいる国は、飢饉(ききん)に見舞われ、外国に移住するしか生きる道はないことになります。
お伝えしたいのは、「ナオミ」という名は、過去2000年以上の間、世界で最も愛された女性の名だということです。そう申し上げる根拠は、なんと『旧約聖書』に出てくる重要な人物だからです。ナオミと二人の息子の嫁たちの話は、ほのぼのと心あたたまる「美談」です。中でも長男の妻のルツは、じつによくできた人で、お姑(しゅうとめ)さんのナオミに献身的に尽くします。この長男も次男も、故国が飢饉(ききん)に見舞われて生活することがかなわなくなったので、母親のナオミとともに異国に移住するのですが、そこでルツたちと知り合い結婚した次第です。しかしナオミたちの故国イスラエルでは、ルツたちの国は信仰も違い、生活の仕方も違う「異邦人」の国として警戒され、交流することも歓迎されない状態でした。ましてや「結婚」などとは「とんでもない」ことでした。それでも彼らは多くの障碍(しょうがい)を乗り越えて結婚したのです。
しかし不幸はしつように一家を襲いました。まずナオミの夫が病で亡くなり、二人の息子も相次いで病没しました。ナオミとルツたち嫁は、口には出せないようなつらく厳しい生活に耐えねばなりませんでした。ナオミは嫁たちに、「私のことはかまわないいから、早くいい相手を見つけて再婚しなさい」と薦めました。しかしルツは泣いて「いつまでもお姑(かあさん)のお傍(そば)に置いてください」といい、飢饉が収まった故国へ帰るナオミと行動を共にします。この辺の描写は『旧約』の「ルツ記」をお読みください。苦しい生活は、まだまだ続きますが、ナオミトルツは本当に仲良く生きてゆきます。まさによくできた嫁と姑の模範的な姿でした。
やがて試練に耐えて、たがいをいたわり合った二人に、「報われる日」が訪れます。ナオミもルツも、それぞれに裕福で立派な男たちと結婚し、幸せな生涯を送ることができました。この「ルツ記」は多くのキリスト教徒にも愛読され、女の子が生まれると、親や祖父母は「幸せでルツやナオミのように互いをいたわり合う嫁・姑として生きてほしいーーとの願いを込めて、ルツとかナオミという名前を付けるケースがかなりあるそうです。
大坂なおみさんの名前を聞いて、特別な親近感を抱き、「しっかりやれよ!」とにわかファンになってくれた欧米人はかなりいたはずです。まさに名前を通しての、ポジティブな心の繋がりができたのではないでしょうか。
どこかのテレビ・ラジオ、新聞・雑誌などがすでに伝えているのかも知れませんし、「そんなことはもう知ってるよ」と思われるかも知れませんが、まずは一通り私の話を聞いてください。日本のメディアでぜひ伝えてほしいことは、「ナオミという名前は、なんと『旧約聖書』に出てくる女性の名だということです。ユダヤ教徒はもちろん、キリスト教徒ならまずは80パーセントくらいが知っているはzです。ナオミさん(大坂さんの場合は「なおみ」と平仮名表記ですが、外国のメディアの多くは Naomiと伝えています)には二人の息子がいました。ところが夫が早死にします。自分たちの住んでいる国は、飢饉(ききん)に見舞われ、外国に移住するしか生きる道はないことになります。