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キリストが12月生まれだという証拠はどこにもない

2019-12-24 11:31:22 | あえてクリスマスを再考する
 かなり広く知られていることですが、イエス・キリストがこの時期に生まれたという記録はどこにもないそうです。多くの宗教学者、聖書研究家、敬虔なキリスト教徒の一致した見方で、この件に関する「異論」には出会ったことがありません。新約聖書の隅から隅まで克明に読んでみても、「生誕の月日についての記述はない」とされています。
 ダーウィンの唱えた「進化論」については、出版から150年が経とうとしている現在でも、「人間が猿から進化したなどとは、とんでもない。暴論であり、『進化論』はまさに悪書だ」という意見が強く、とくにアメリカではキリスト教の原理主義者たちの声に押されて、小学校・中学校などで進化論を教えることを禁じている州もあるくらいです。
 2000年も前に書かれた「聖書」を「無謬だ」固く信じるこういう人たちが、肝心の聖書に書かれてもいないキリスト降誕の月日を、「12月25日」と信じて疑わないというのも変な話です。しかし、いまさらそんな事実を公表しても混乱するばかりで、何の得にもならないということで、触れないでおこうということになっているのでしょう。

 では冬至の直後のこの時期を、救世主の誕生日ときめたのには何の根拠もないのかというと、根拠は大いにあります。ドイツをはじめ、北ヨーロッパの冬は暗く、寒く、陰鬱な気分に陥りがちです。ゲルマンの森に住む人々は、春の到来を心から待ちわび、東方からやってくる光あふれる日々をひたすら待ち望んで冬至を祝う祭りを行なっていました。キリスト教の聖職者たちは、こうした民衆の願望と、救い主の到来を結び付けたのです。「そうだイエス様を信じれば、明るい春がやがてやってくる」というわけで、この着眼は布教活動を大成功させたというわけです。
 語りたいことは、まだありますが、今日はここまでで失礼いたします。