毎年8月15日になると、政治家や自治体の「長」は、「不戦の誓い」を口にし、世界平和について語ります。しかしそうした思いが、どれほど正確に世界の人々に伝わっているのかを、再点検しているという話はあまり聞いたことがありません。
内容が抜群の迫力を持っていたとしても、次の課題はそれがどれほど正確に外国語に訳されているかが問題です。日本のエライ人で「一つの誤訳が、場合によっては何十万人という国民の死を招き、時には一国を滅ぼしかねない場合もある」ということを自覚している人はどのくらいいるでしょうか? それが驚くほど少ないのが現状です。
英語の達人として有名で、自らも通訳者として活躍した立教大学の鳥飼久美子名誉教授が書かれた『歴史をかえた誤訳』(新潮文庫)を一読すれば、日本人がこれからどうすればよいのか、自分たちがこの困難な世界で生き延びて行くには何をしなければいけないのかが、かなりはっきりと見えてくる気がします。
内容が抜群の迫力を持っていたとしても、次の課題はそれがどれほど正確に外国語に訳されているかが問題です。日本のエライ人で「一つの誤訳が、場合によっては何十万人という国民の死を招き、時には一国を滅ぼしかねない場合もある」ということを自覚している人はどのくらいいるでしょうか? それが驚くほど少ないのが現状です。
英語の達人として有名で、自らも通訳者として活躍した立教大学の鳥飼久美子名誉教授が書かれた『歴史をかえた誤訳』(新潮文庫)を一読すれば、日本人がこれからどうすればよいのか、自分たちがこの困難な世界で生き延びて行くには何をしなければいけないのかが、かなりはっきりと見えてくる気がします。